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迷子になるのは悪いこと?

動物とたわむれる


「私は人生の迷子になりました」と口にする人は、たいてい今の自分が何をやってもうまくいかないことを訴えているものです。

しかし、うまくいっていないこと、自分の行動が期待する結果を生まないことは、迷子なのでしょうか?

ここ使われている迷子という表現は、社会という1本の道があって、その道から外れないでいるのが、迷子にならない人だという意味なのでしょう。

ですから、迷子だと言っている人は、単に今の社会と自分の思いがずれていると言うことを訴えているわけです。

だとすれば、その人達はそんなに嘆くことは必要ありません。

社会という1本の道、いつも変わらない王道があるわけではないからです。
そういうものがあると思っているのは幻想に過ぎません。

実際、社会というものは、時代時代でいつも変化しているものであり、決して変わらない一本道などないからです。
突然変化してしまう社会など信じて、期待していても何も保証はしてくれません。

しかし、迷子だと言って、自分の人生を嘆いている人は、問題を抱えてはいるのです。
それは「うまくいかないと思っていること」が問題なのです。

一つの確実な道などないとすれば、その道からはずれたところで、別にかまわないのです。
ですが、外れることは問題だ、だから自分はうまくいっていないと思ってしまうのです。

自分なりの選択をしているのなら、それで問題はないわけですが、社会の流れと比較してそれがずれていることばかり気にするから、自分の選択を受け入れられない。それが悲劇なのです。

問題は、自分の選択に自信を持てないこと、つまりは自分自身を受け入れていないことに問題があるのです。

実は人生の決まった道などないことは明らかでしょう。
たとえあったとしても、それは誰にもわからないものだから、ないと言っても同じことです。

自分が切り開くのが、道であり、自分の通った後に道が出来るのです。

迷子という言葉が成り立つのは、あらかじめ道が決まっている場合です。
目的の場所に行き着くことがゴールだと決まっているときには、道を間違え、どちらに進めばゴールに近づくかわからないとき迷子だというのです。

ですから、ゴールの定かでない、道なき道を行く人生には、迷子などありません。
あるいは、いつでも迷子であるのが当たり前と言う状態なのです。

ゴールはありません。プロセスがすべてなのです。
焦点を当てるべきなのはプロセスだけです。

しかし、社会はいろんなゴールがあると訴えてきます。

それは、みんなが同じ方向を向いている方が都合がいいし、ある程度同じルールがなければ、社会というものが成り立たないからです。
ですから、社会の示すゴールには、適度に付き合っておけばそれでいいのです。

もちろん、中には人生にも決まった道はあるという人もいるでしょう。
そして、そういう人たちは、実は自分たちでゴールを決めてしまっているだけなのですが、それこそが唯一のゴールだと思っているから、即座に方向を教えてくれます。

「これが正しい道です」
「あなたは間違った道を進んでいる」
「君は迷子になっているから、こちらに進みなさい」

このように、確信を持って、間違いない道を教えてくれるのです。

ですが、それに従っても、行き着くところはその人達が決めたゴールであるだけです。
そして、そのような決めうちをする人は、プロセスなど犠牲にしてしまいます。

その人達が迷子にならないのは、決まったゴールから外れるプロセスは、即座に切り捨てるからです。

まっすぐな一本道から決して外れようとしません。
こちらに面白そうな脇道があるなどと感じても、即座に禁止して、見なかったことにしてしまうのです。

一本道を迷わず進む人は、迷うような道を切り捨て、今起きてくるプロセスを無視しているから迷わないだけです。

しかし、そういたった人たちも、いったん大前提であるゴールを疑問に思い出すと、一気に自信を失います。
ゴールを固定していたから、それ故の自信があっただけだと言うことに気がつくのです。
そして、同時に今まで捨ててきた脇道のことを思い出します。
リスクを冒して、脇道に踏み出さなかったことを後悔し始めるのです。


自信を持って進んだって、どうせあらかじめ決まっていたゴールにたどり着くだけで、そんなことは自分でも充分わかっていたのに、それを変えなかったことを後悔します。

途中の迷子のプロセスこそが、本当は王道と呼べるものであったことに気がつくのです。

あらかじめ予測出来ないプロセスだけが存在するのです。

決まった道があると信じて安心したい気持ちはわかりますが、ないものをねじ曲げてあると言い張るとき、自分自身でいることをやめてしまわないといけなくなるのです。

決まった道があると自信ありげに言う人を、信じられるでしょうか?
迷子になったことはないという人を、信じられるでしょうか?

自分自身を正直に振り返れば、それが嘘であることはすぐにわかるでしょう。

迷子になったことのない人ほど、道案内として不適当な人はいないのです。
道案内としてふさわしいのは、何度も道を間違えて、そこから元に戻すプロセスを豊富に経験している人なのです。

道なき道を進むのだと腹をくくってしまえば、後はその時その時のプロセスがあるだけです。

ゴールがすべてであるとき、人はリスクを恐れます。
絶えず道から外れないか心配で、リスクを冒すと思うだけで、とんでもない恐怖を感じる様になります。
ですから、プロセスを楽しむことなど問題外になってしまうのです。

ゴールではなくプロセスがすべてと思えたとき、リスクを楽しむ余裕も出てくるのです。
豊富なプロセスの蓄積こそが、最大の道案内であることがわかってきます。

そして、いままで冒険しなかったことを後悔することもなくなります。

私は家も妻も年金もない老人だが
真理を一つ知っている
思い切って行動しないと
後悔が残るということだ

映画『ラブリー・オールドメン』

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変化している自分

道なき道を行く人生には、迷子などありません。
あるいは、いつでも迷子であるのが当たり前と言う状態なのです。

ゴールはありません。プロセスがすべてなのです。
焦点を当てるべきなのはプロセスだけ


そういう構造となっているのでしょうね
たった今も、ここで…


ありがとうございます
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