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積極的に頑張ってるのに解決できない-受動的な観察

私達はふだん何かを解決するには、積極的に解決方法を見つけて能動的に働きかける必要があると思っています。

この問題にはこの解決というように、用意された解決策を使って、対象に働きかけ、相手を変えてしまうことが解決だと思っているのです。

しかし、それにもかかわらず、いつまで経っても解決しない問題というものを抱えていないでしょうか?

そうです、繰り返し起こって来るのに、いつになっても改善しないような同じ問題が、何度も何度も周期的におそってくるのです。

さて能動的な働きかけをするというとき、私たちは具体的には何をしているのでしょう。

そのとき私たちは、先程言ったように、解決作、答を予め用意しているのです。
そして、問題の方が、この答えに合わせて変化すべきであると考えているのです。

もちろん解決策がわかれば、あとは自動的に結果が導かれるという問題もあるでしょう。
しかし、そういうものは、放っておいてもいつの間にか片付いているものであって、いつまでも続く問題と呼ばれるものにはならないのです。

それに対して、いつも期待した答えでは片付かない問題があります。
それはその人特有のものである場合が多いのです。
そして、それは何度も繰り替えされるのが普通です。

つまり、能動的な働きかけをいくらやっても解決しない問題があるという事です。
それは、つまり先に答えを用意するやり方ではだめだということではないでしょうか。

先にある答えとは、どこから来るのでしょうか。
それは過去の経験に基づく記憶からひき出してきた答えなのです。

そして、そのやり方はいつまでも功を奏さないのです。
なぜなら、過去においてもダメだったのに、いつまでもそれしかないと思って同じやり方を繰り返しているからです。
今回もダメだったという結果になるのは目に見えているのです。

それでは過去のやり方から答えを用意する、能動的な働きかけではダメだとすれば、どうすればいいのでしょうか。

それは今までとは全く反対に、問題に働きかけるのでではなく、問題そのものが語りかけてくるものを受動的に観察することです。

受動的な姿勢では解決しないと思い込んで、いつまでも積極的に答えを探しだしていたからだめだったのです。

受動的に見つめるときに肝心なことは、対象を決して批判的に見ないということです。

批判的に見るということは、「問題はこれであり、こうして解決しよう」と答えをすでに出している見方ではないでしょうか。

自分なりの答えがすでにあるから、批判が出来るわけです。
ですから、批判的な見方とは、ありのままに対象を見ていない、受動的ではない見方なのです。

受動的な観察とは、批判しないで、解釈を加えないで、だだありのままを、対象が見せてくれるまま見ていようという姿勢で見ることです。

問題というのは、いつまでも解決しないで残っているもののことです。
解決策がわかっていて、すぐに結果が出ることであれば、後に残らずに終わってしまうはずですね。

そして、そのような解決できない問題は、受動的に対象を見つめてみる必要があるのです。

問題とは、対象になるのは、出来事や他人、そして自分自身の抱える観念的なものです。

解決に向けての行動がすぐに出来れば、そもそも問題にはならないのです。
それができないのはなぜかを、過去の説明にあてはめないで、批判しないで、ありのままに見る必要があります。

たとえば「何で私ばかり動かないといけないの?」と不満なのかも知れません。
しかし、そういうとき私たちは、問題をすり替えてしまいがちです。

つまり「私ばかりやらされているように感じている」のが問題の核心なのに、「まわりの誰かが動いてくれないのが問題なんだ」と考えるのです。

他の人の行動の仕方、「人はこうあるべき」なのにその通りに動かない他人に問題があると考えます。

そして「あなたはこうあるべきだ」と主張し、相手が「その通りでした。ごめんなさい。」といってくれることを期待するのです。

もっとすり替えを続ければ、「人はこうあるべきだ」という倫理的、道徳的な規範の問題だと考え、私がやるべきことはその主張をみんなに納得させなければならないと思ったりします。

外側に問題があるとして、自分の内部の本当の問題を隠し、すり替えを続ける限り問題は解決しないのです。

外側への働きかけにエネルギーを使うことで、一時的に「すくなくとも自分は努力している」と思って納得するかも知れません。

しかし、時間が経てば、自分の問題はいっこうに解決していないことを感じ始めるのです。

あなたの問題は、
「なんでみんな動かないの!」
「私だけに責任を押しつけるな!」
「私がどれだけ頑張っているのか、もっと評価して!」
「あなたがいないと困るの、いつもありがとうと言って欲しい」
と思っていることにあるのかもしれません。

そして、そのことを自分で認められたとき初めて「自分の努力」と「他人の努力」を公平に評価する余裕が出てきます。

自分ばかりやらされているという思いがあると、自分も少し偏っていたかも知れないという発想もでてきません。私の本当の問題を認められる段階にならなければ、それはわからないのです。

このように、積極的に働きかけているのに、いっこうに問題が解決しないというとき、そこでやっているのは本当の問題ではなく、見当違いの働きであり、過去に失敗していることをただ繰り返しているだけという場合が多いのです。

自分の本当の本当の欲求を認めることに後ろめたさがあるとき、人はありのままを見ないで、社会的に受け入れられやすい欲求にすり替えてしまうのです。

そして、すり替えた欲求が自分の本当の欲求だと思い続けているかぎり、問題は根本的に解決しないのです。

ですから、受動的に観察するには、このような社会的な望ましさや、批判が入り込まないように、動きを止めてありのままの自分が浮き上がってくるのを待つということが必要なのです。


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私達はふだん何かを解決するには、積極的に解決方法を見つけて能動的に働きかける必要があると思っています。この問題にはこの解決というように、用意された解決策を使って

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