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矛盾する自分

2つの感情


自分の中に矛盾する2つの部分があることに気がつくことは、たいてい嫌なものです。

それらは対立しているからです。
一方が「こうあるべき」と主張し、もう一方では「そんなことは嫌だ」と言い張っているのです。

どちらを立てても、反対側が反発し、満足する結果にはなりません。
なんとか両方を立てられないかと考えても、まずうまくいきません。

なぜなら、それらは片方だけが絶対的に正しいというわけにはいかないことだからです。

ではなぜそんな対立が生まれるのでしょう?

それは、もともと対立することではなく、ある時はAがふさわしく、別の時にはBの方がふさわしいという具合に、同時にではなく、時間をずらして並立すべきことなのでしょう。

いいかえれば、自分とは終始一貫した固定した存在ではなく、絶えず変化している存在であるということです。

さて、それではなぜ、その併存出来るはずのものが対立する事態に陥ったのでしょうか?

それは、どちらかを固定しようとしたからです。
つまり、私は今からAで行くことにすると決めたわけです。
私はAだから、ずっとAのままでいなければならないと、自分を固定してしまう力が働き始めたのです。

それを始めたのは、変化しつつある自然体の自分ではなく、固定化しようとする思考の働きによるものです。

過去の遺物である思考は、これからはAだと決めると、この先ずっと自分をAだという前提で動きなさいと強制し始めるのです。

社会というものは、個人に対して一貫性を要求します。
昨日Aと答えた人は、今日もAであることを期待されます。

期待に反するとき、社会はこの人は一貫性がないと非難したり、あるいは事柄によっては違反だと言って罰則を申し渡すでしょう。

社会の中で生きる上で、反対できないこともあるでしょうが、個人の精神性の中では、一貫しなければならないという決まりはありません。

そして、絶えず変化する存在である自分に、一貫性を強要することは、もともとは併存できたはずの2つの自分を、矛盾し対立してしまう存在に変えてしまうのです。

同時に成り立たないことは、別の時に起こればいいだけなのに、片方に一貫性を設けてしまったために、同じ時に成り立つように期待され、そこで私は同時に成り立たない対立に、葛藤を起こすハメに陥ってしまうわけです。

葛藤する自分とは、しかしながらどちらも本物の自分なわけです。
ですから、簡単に片方を切り捨てるわけにはいきません。
だからこそ葛藤なのです。

このような成り立ちを理解することはとても大切なことだと思います。
訳も分からずに、苦しい状況に耐えなくてもいい方法を、見いだせる可能性が生まれるからです。

シンプルに考えるなら、同時に成り立たないことは、機会をずらすしかないと考える選択肢を持てばいいのです。

社会が期待するまま、終始一貫した理想型の自分をつくろうとしないことです。
そんなことをしても、長続きしないし、いつの間にか社会の期待するものは変化してしまうのです。
一貫した姿勢を現実だと思わずに、ときに応じて変化する自分を受け入れることです。

一貫した自分になることを大人の成熟だなどと勘違いしないことです。

盾と矛は、同時に使わなければ、それぞれは最強の道具であるわけなのです。


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