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空想は現実との接点を失う(再掲)

木陰で話すマーシーとチャーリー・ブラウン

木陰の男女

マーシー「あなたのことを心配してんのよチャック」

チャーリー「ボクのこと?」

マーシー「そうよ。あなたがあまりにも過去にこだわり過ぎているんじゃないかってね...一年以上もあの赤毛の女の子と会っていないのに、まだ彼女のこと話してるもん」

チャーリー「たぶん、ボクは未来に生きていると思うんだ...つまり、それが希望というものだろ...でなきゃ、ボクは煮えきらない性格だから、彼女を忘れられないのかも...」

マーシー「よくわからないけど、チャック...私はね過去にだけ生きているあなたを見るのがイヤなの... もちろん、未来にだけ生きるっていうのもイヤだけど...」

マーシー「たぶん、よくいわれるように 現実はどこか中間のあたりにあるってことなのかな...」

チャーリー「現実ってヤツはボクとおなじくらい煮えきらないんだな!」

「いいことから始めよう―スヌーピーと仲間たちからの生きるヒント」
エイブラハム・J. ツワルスキー 新潮社 / 1995-02



マーシーはチャーリー・ブラウンに恋しているようです。

いつも自分の気持ちをチャーリーに伝えようとしますが、チャーリーの方は幻想の世界で「赤毛の女の子」に実らぬ恋を夢見ています。

空想の世界に住むのは簡単です。

何を想像しようと、これから起きることなら何だって可能性があります。

過去に見かけた?「赤毛の女の子」は、チャーリーの空想の中ではどんどん理想の存在に書き換えられていくでしょう。

しかしあるがままの現実は、チャーリー・ブラウンにとってはマーシーであることを見ないといけないのですが、幻想は彼に現実との接点を遠ざけてしまうのです。

あるがままを受け入れられない人には、現実はあまりにもつまらない世界であり、物足りないのです。

そういう人は、自分がこうあるべきだと現実の代わりに作り上げた幻想を持っています。

その幻想が、現実の世界ではいっこうに現実化しないことに不満を持っています。

その人にとっては、幻想こそが不満な現実の替わりになる働きをしているのです。

空想の世界にいれば、夢のような世界が広がっているので、いつかそれが実現するのを待ち続ければいいのです。
しかしおそらく永遠に来ないだろう未来ですが。

今の状況に空想を持ち込むほど、現状は色を失い、いっそうつまらない世界に見えてきます。

それはますます現実に不満を抱かせ、さらに理想的な空想をふくらませて興奮してみることで、現実との接触で得られるものの代理にしようとします。

空想は「つまらない」とレッテルを貼った現実をよく見ようとするのを妨げ、ますます現実との接点を遠ざけます。

ありのままに見るなら、どんなに面白い展開が待っているかもしれないのに、現実はつまらない不満なものと決めつけて素通りするものになってしまうのです。

チャーリーにとっては、マーシーは恋愛の対象でなく、また親身に話を聞いてくれたり、あるいは彼をへこませてくれる他の仲間達も、彼の空想の世界に関わる部分でしか現実ではないのです。

空想


しかしいいかげん空想や理想のファンタジーは手放しましょう。

いまここにある現実との接点を取り戻して、そこから得られる楽しみを取り戻すのです。

現実から遊離した空想の世界に住んでいれば、いずれ身動きがとれなくなって先に進めなくなります。

夢を捨てようというわけではありませんが、夢は少なくとも現実との接点を持っていないといけません。

現実面で何かが進行しているのであれば、それがいかに壮大な夢であっても、人から無謀だと言われても突き進めばいいと思います。

しかし、すべてが空想の世界にある夢というのは、文字通り目覚めたら何もなくなってしまう夢でしかないのです。

ありのままの現実をよく見て掘り起こしてみれば、思っても見ない発見があるものです。

チャーリーが言うように「煮え切らない」現実かもしれませんが、未来や過去と決定的に違うのはそれが唯一実際に存在するものだからです。


レシピを見ているだけでは料理は現実のものになりません。

どうせ材料が手に入らないと次のレシピに目移りしているとき、あなたがやっているのは単なる読書であり、料理という現実にとっては空想の世界です。

料理を現実のものにするためには、まずは材料の買い出しに出かけましょう。
それこそが現実との接点です。


献立を考える


新しい発見が見つからないのは、自分には関係ないというレッテルを貼ってしまい素通りする存在になっていたからに他なりません。

新しい見方で、ありのままの現実を調べ直してみましょう。
そこには、見捨てられていた可能性や、視野に入っていなかった貴重な人間関係が隠れていないでしょうか。


何年かたって今の時点を振り返って見たとき、後悔するとしたらどんなことでしょう?
少なくとも、空想の中だけで生きてきて、現実には何も行動しなかった、そんな後悔はしたくないと思いませんか。


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老荘思想?タオ?

生物の脳は、視覚情報を認知するまで必ず時差があるので、現実と表現している外界の情報は既に過去であり、情報事体は捉えれない。ただ捉えているつもりの錯覚という幻想でしかない。そのために、理想という空想未来を想像することで外界を創造してきているのが事実であり、脳内の思考(仮想)からの神経伝達信号がなければ、からだは、何ひとつ反応しません。老荘思想とは対極にかけ離れた解釈をしているようだね。それを的外れの幻想と言いますよ。あしからず。

今、目の前に

ありのままの現実をよく見て掘り起こしてみれば、
思っても見ない発見があるもの


そのとおりですね
発見の連続と言ってもよいでしょう


ありがとうございます

Re: 老荘思想?タオ?

> 生物の脳は、視覚情報を認知するまで必ず時差があるので、現実と表現している外界の情報は既に過去であり、情報事体は捉えれない。ただ捉えているつもりの錯覚という幻想でしかない。そのために、理想という空想未来を想像することで外界を創造してきているのが事実であり、脳内の思考(仮想)からの神経伝達信号がなければ、からだは、何ひとつ反応しません。老荘思想とは対極にかけ離れた解釈をしているようだね。それを的外れの幻想と言いますよ。あしからず。

言葉が大雑把すぎて何をおっしゃりたいのか理解できません。
>視覚情報を認知するまで必ず時差がある
時差とは何と何を比べての時差でしょう?
>情報事体
誰にとっての情報?
>ただ捉えているつもりの錯覚という幻想でしかない。
>理想という空想未来を想像することで外界を創造してきているのが事実
これは私の本文と同じですね。

>脳内の思考(仮想)からの神経伝達信号がなければ、からだは、何ひとつ反応しません。
「脳内の思考」が何を指すのかによりますが。。。、思考がなければからだが反応しない????

もう少し言葉を正確に定義して使ってもらわないと、理解不能です。

前半では生物の脳は幻想しかもてないといわれているようですが、最後の「的外れの幻想」とは何を意味するのでしょう???
幻想の中にも「的外れの幻想」が存在するのですか?

言葉の使い方が曖昧すぎて、ロジックがよくわかりません。


管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントへの返信

非公開のコメントなのでどう返事すればいいのかわかりませんが、読ませていただきました。
このコメントを書いた方は、ご自分のブログまで明記して書いていらっしゃるのだけれど、この文章は今読み返しても途中までと結論がどう結びつくのか理解不能です。
まずは言葉の正確な使い方を勉強されないと、聞きかじりの有害な文章をまき散らすことになると思います。

たとえば、私達は熱いものに触ればやけどしないように反射的に手を引っ込めます。
こういった動作は脳がまだ発達しなかった時代の生物の進化の過程がそのまま残っているものだと思います。当然脳で「これは熱いものだ。だから手を引っ込めなさい。」などと思考している暇はないでしょう。
「脳内の思考(仮想)からの神経伝達信号がなければ、からだは、何ひとつ反応しません」だとすれば、私達は生き延びてこられなかったかもしれません。

このあとに結論らしき文章が続くのですが、それまでの文章とどう結びつくのか、飛躍と言うよりも関係が読み取れません。

それから、念のため申し添えると、私はこの文章で老荘思想は直接持ち込んでいませんし、間接的にもあまり関係のないジャンルの文章となっています。

あえてブログも示した上で書かれているようだし、脳に関した文章を書かれているようなので、ご自分の書かれたコメントについてもっと責任を持っていただければと思いますが、何も追記や返信はないようです。

石野秀明さん、どんなものでしょう?



No title

 ここに書いてあることはよく分かります(頭で理解できます)。実際、僕はダメな方の典型的な例で、面白いのは作り物の現実(映画とか、本とか)を見たり聞いたりしているときだけです。たぶん、このまま暮らしていれば後から後悔するでしょう。
 とはいえ、現実が「つまらない」というのは僕にとって、これ以上ないってくらい真実味がある言葉ですし、それはそう言うものだと思っています(これは、感覚の問題です)。多かれ少なかれ、「つまらない」現実と折り合いをつけて生きていくしかないのだと思うのです。
 だから、こういうエントリを見るたびに、現実に「おもしろさ」を常に見つけていける人というのは、どのように物を見、考えているのかとても気になります。僕には、そう言う状態はちょっと考えられないからです。
 いくつかでよいので最近見つけた現実の「おもしろさ」や「可能性」について例をあげて書いてほしいと思うのです。たとえば、料理のエピソードが上にありますが、もう少し具体的に、新しいレシピを覚えることで何が見え、どこが面白かった、どういう可能性を見たのか、など書いてくれたほうが分かりがいいと思います。
 言った手前、こちらからも具体的な例をだして説明してみます。
 たとえば、文章を書くことの面白さがわからない人がいると思います。その人に、文章を書くことによって人生が豊かになります的な説明をいくらしても、分かってもらえないと思うのです。思考力がつくとか、説明が上手くなるとか言っても分かってもらえないでしょう。そこで、最近自分が文章を書いて面白いと思ったときのことについての具体的な例を以下に示します(内容はでっち上げです)。
 この間、「私の弟について」という文章を書いてみました。私は弟が嫌いなので、弟の悪口をずらずら書き並べていったのです。ところが、書いているうちにどんどん話がそれていって、自分は弟と比べてここがダメだとか、あそこがダメだとかといった自分へのダメだしに変わっていったのです。そこで、自分が弟を嫌っていることの原因が実は自分自身にあることが分かりました。このように、文章を書くことによって自分が本当に考えていることは何なのか、ということが次第にはっきりしてくることがあります。まるで、心の奥底にある化石を掘り出しているかのような体験です。文章を書いていて面白いと思うのは、そういった発見があるからです、云々。
 人間は帰納的に考えるものだと思います。よって、誰かに何かを気づかせようとするのなら、より具体的な例を出すほうが良いと思います。
 以上です。

Re: No title

皆さん関心のあるテーマだと思いますので、この場のコメントへの回答でなく、新規のスレッドとして書かせて頂きます。

No title

図星でマジギレした思われる人が残していくコメントは面白いと思いました。難解な単語並べてドヤ顔しているのが透けて見える人や、「現実が面白いわけ無いだろクソがふざけんな」という憤怒が、穏やかだけど稚拙な文章から滲み出ちゃってる人とか。
素直になりましょうね〜^^
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