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何も失いたくない人たち

不満1


頑固な人とはどういう人でしょう。

一度決めたことを決してくつがえさない人ですね。
これはそう決めたのだから、例外は許されないという人です

自分に対しても、他人に対してもルールを守ることを要求します。

そういった人の多くは、何かを手に入れることよりも、今持っているものを失わないことにこそ意義があると考えがちです。

ある日、これが決定事項だと決め、決定済みのハンコを押します。
それ以降は、この書類に書かれていないことはやってはならないのです。

これさえ守っていれば、新しいものは入ってこないにしても、少なくとも今持っているものを失うことはないだろう。

失うことは、敗北である。失わないでいることが勝利であると思っているのです。

その人たちには、現状維持とは、ちっとも否定的な言葉ではなく、理想的な状態になってしまうのです。

彼は、「何かを獲得できましたか?」と聞かれると、それは何を意味する言葉だろうと考えます。
そして、「少なくとも、何も失わずにいられましたよ!」と答えるのです。

ですが、作為的な現状維持とは、不自然な行為です。

「自分は今の時点から何も変化しない」ことを前提にしていなければ、現状維持を理想だと思わないでしょう。

何かを失うこともまた、自然な流れであり、失わないことを信条とするのは、自然をせき止める行為です。

それは、常に変化していることが生きていることだということを忘れた、生きることを否定するやり方です。

頑固でいることは、大変です。

じっと身体を動かないでいなさいと言われているのと同じようなもので、すぐに窮屈さを感じだし、肩がこってきます。

ですが精神的な頑固さとは、今のまま動かないことが、失わないことであり、勝利であると考えるのです。

ですから、変化を拒みます。
決定済みの書類にないことは、断固拒絶するのです。
それがどんなに自然な変化であってもです。

たとえば、道を歩くうちに、果物が実った木に出くわします。
「ああ、おいしそうだ!ひとつ食べてみたい」と思うのは自然でしょう。
現代では、自然に果物が放置されてなどいないと言いたくなる人のために、店先に展示してある果物を見たことにしてもいいですよ。

ですが、頑固で現状維持の人には、そんな偶然のイベントは計算外です。
そんなことは、私の書類には載っていないから、無視して先に進もうと思うのです。
「道端の余計なものに目を奪われるな、何かをなくしてしまうぞ!」と戒めと恐れを振り払う行動に出るのです。

ですが、このようなイベントを偶然だと思うのなら、まさに生きることとは、ミイラになることと変わらなくなってしまいます。
永遠に今の自分のまま生き続けるのだと、言っているのと同じです。

さて、今まで書いてきたこととは、極端な話に聞こえるでしょうか。

ですが、決定済みのハンコは、私たちもいたるところで押しているはずです。

時にはそれが自分を守ってくれます。

しかし多くの場合、固定したルールは融通が利かなくて、私たちを錆び付いたメンテ不足の車のドライバーにしてしまいます。

自分でも「なんでこんなに融通が利かないの?」と呆れる時があるでしょう。
それが、決定済みのハンコの呪いなのです。

かつては自分を守ってくれると思って決めたルールが、いまは自分を呪縛するばかりになっているかもしれません。

気がつく程度ならまだいいのですが、時にはなぜかはわからないけれど、「そんなことしようと思うなんて、なんて恐ろしいことを!」と声にならない声で自分を金縛りにしてしまいます。

嫌な気分になる時には、過去の決定済みのルールと、目の前の現状にあった行動(それはやろうと思えば出来てしまうのですが)の対立が起きているのです。

やろうと思えばいくらでもできると思っている自分がいるから、それをやってはダメだと縛る自分との対立が激化し、相反する衝動のぶつかりが自分を嫌な気分にさせます。

「なんで思い切ってやらないんだ。いくじなし」とけしかける自分と、
「だまされるな。こんなことをやったらひどい目にあって後悔するぞ」と主張する自分の対立。

これは、おなじみの嫌な気分をさそうので、気がつかなかったふりをしようとします。直面するのは嫌だからです。

しかし、それでも収まらないと、こんな気分にさせるのは「誰のせいだ?」という作戦に切り替えるかもしれません。
探せば、誰かしらスケープゴートになる人は存在するものです。

今までの安定を失いたくないという気分を優先するあまりに、失うことの怖さが、現状にそぐわなくなってもあなたを縛っているのです。

それは、実際に手放すことによって起こる現実とはかけ離れてしまっていることのほうが多いのです。

「失う」という言葉に過剰に反応せずに、気軽に手放してみましょう。
「なんだ、怖いことなんか何もないじゃないか!」
そう思えたとき、ひとつの開放が待っています。

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まとめteみた.【何も失いたくない人たち】

頑固な人とはどういう人でしょう。一度決めたことを決してくつがえさない人ですね。これはそう決めたのだから、例外は許されないという人です自分に対しても、他人に対して

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