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この無気力感はどこから来るのでしょう

何もやりたくない、無気力感、頑張ったってしょうがないというあきらめ感、こんな症状に苦しんでいる人が増えているようです。
単純に「鬱」と診断されてクスリを飲んだとしても、根本的な問題は解決しません。

このようなやる気のなさというのは、何が原因で発生するのでしょうか?

無気力な象


鎖につながれた象の話はご存じの方も多いのではないかと思います。
サーカスの象など、象を調教するには小さいころから足に鎖がつけて動けなくしておきます。はじめのうちこそ何度も逃げ出そうとしますが、非力な子象は鎖を切ることができずそのうちにあきらめてしまいます。
そうなると大きくなって、その細い鎖を切ることができても、象は逃げ出そうとはしなくなります。もはや鎖はどうやっても切れないものだと思いこんでいるからです。

このようなあきらめ感は、以前に取り上げた共依存の影響が大きく関わってきます。

共依存の過程は代々伝わっていくと言われます。

共依存の母親は、こどもに自分の期待通りに生きてくれることを望みます。
こどもはこどもで、親の期待に添わないと親にかまってもらえないという恐怖から、自分の本心は出さずに、親の期待通りにすることを身につけていきます

母親は、こどもに対して「お前のためを思ってそう言ってるんだよ」という具合に、優しさで子どもを縛り付けます。

こどもは自分の本心を出すのは「悪い子」だから受け入れられない、親の期待にそって行動すれば「いい子」になれるという公式を作り上げて過剰に適応した子どもになっていきます。

ところで、親子の関係ではもう一つ甘やかされすぎたこどもの場合が考えられます。

ずっと甘やかされて育った子どもは、自分を認めてもらうことが当たり前になってくるので、時に親が普通に接してくると逆に愛情の足りなさを感じる様になります。

そうやって甘やかされて育ったこどもは、社会に出てからそこにある人間関係では、「母親」は殆どいないという事実に直面します。

結局甘やかされて育ったは、社会に適応するために、社会に受け入れられる理想の人間像を作り上げることになります。

周りの人間には、理想の人間であることだけを見せようと努力し、本当の自分は見られない様にしないといけなくなります。

このように、いずれにしても過剰に適応した子どもは、自分の本当の感情をしまい込んで、適応させられた「見せるための自分」だけを表現するようになるわけです。

「見せるための自分」は、社会的には他の人の期待に応える自分です。
たとえば仕事なら、頑張って他の人以上の成績を上げることに、自分の存続をかけます。
しかしそこに競争社会がある限り、みんなが一番にはなれません。
あるところまでは、頑張れてもどこかで限界を感じることになります。

「人より優れた自分を見せることで、自分は「いい子」でいられる。しかし競争ではいつでも勝てるとは限らない。しかもいつも他人と比べられるのがこの社会だ。」

このどうにもならない事実を苦痛に感じないために、その人は自分の感情に鈍感になるという適応方法を取るようになります。
正面から受け入れるにはどうにもならない、つらすぎる事実だからです。

・本当の自分を感じることは「悪い子」である。
・社会に受け入れられる「いい子」を目指さないといけない。
・それには、競争にも勝たなくてはいけない。

気が晴れない


遅かれ早かれ、ひとは競争に勝って「いい子」であることにあきらめを感じます。
そして自分を受け入れてもらう方法を失ってしまうのです。

これでは、自発的に生きようとしたり、自分の感情を表すことが難しい人間を作り出すのに充分でしょう。

本当に自分が求めたいのは「いい子」であるときの人からの愛情であるのに、それは今までの方法ではかないそうにありません。

あきらめた象のように、どうにもならない現実に、やる気は失われ、むなしさを感じます。
何もやりたくない、抑鬱感、無気力感、頑張ったってしょうがないというあきらめ感はこんな風に発生してくるのではないでしょうか。

共依存から脱出して、この閉塞感から抜け出すには、まずは鎖はもうないのだということを自分に納得させなければなりません。

過剰な適応をしたこどものやり方、「いい子」の生き方から、他の方法でも人からの愛情を受けられることを体験し、自己愛を取り戻していかないといけません。

「いい子」であらねばという思い込みを捨てることにチャレンジすることです。

自分が無条件に「愛される自分」や「大切にしてもらえる自分」であってもいいのだという許可を自分に与えるのです。

親に期待される自分を演じきれなくなり、かといって自分の欲望もわからない。
そんな八歩ふさがりの状態からどこかで爆発してしまうぐらいなら、どう思われてもいいから自分のわがままを通す方がましなのだと思うことです。

いずれにしろ、あなたの欲しいものはそこにあるのですから、まずは自分を満足させることを考えることです。

鎖はもうないのです。自分の行きたい方向に移動できるようになったのです。

目の前にいる人は「あなたの母親」とは違う人間なのです。
わがままを言っても受け入れてくれるかも知れないのです。

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わがままを言わせない人ばかりいる人間関係を感じたら、他の人間関係を作り上げる可能性だってあると考えるのです。

人を避けていたのでは、問題はいっこうに解決しません。
今までひた隠しにしてきた自分を見せても、今はもう安全なのです。

考えずに人と関わってみて、自分の期待とは違う反応があることを発見していくのです。
「いい子」でなくても受け入れてくれる人もいるのだと感じ、そのような人も今までから周りにいたことに気づくことです。

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共依存(共生関係)とは
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初めましてかな? 光です。

単純に「鬱」と診断されてクスリを飲んだとしても、根本的な問題は解決しません。   
同感です。心底思います・・・。

私も、良い子でいなきゃ感が強かったらしい。。
(カウンセリングを受けてから知った、アホですが・・)

paoさんって、基本が真面目ですね。違ったらごめんなさいね。
私もきっと基盤は真面目。 けども、反発をいっぱいしてきた。
そして、今30代になってもっと反発(周りを困らせてる)してるの。
それが苦痛なのに、わざと?もあるのです。 意地汚いね。
今、アルコール依存やら、うつとか・・ もう開き直りの状態。
いけないかもしれませんが、酒はダメなのは解った。
けれども、憂鬱、得体が解らない不安は 怖いのです。

Re: 初めましてかな? 光です。

> paoさんって、基本が真面目ですね。違ったらごめんなさいね。
> 私もきっと基盤は真面目。 けども、反発をいっぱいしてきた。
> そして、今30代になってもっと反発(周りを困らせてる)してるの。
> それが苦痛なのに、わざと?もあるのです。 意地汚いね。

私はまじめなよい子です。
子どもの頃、人がまじめという言葉を使うのがよく解らなかった。
それしかないと思っていたからでしょうね。

共依存は怒りをため込んでいます。
それが後になって何かの形で現れてきます。
嗜好癖も共依存と関係が深いです。
というより、共依存という言葉はアルコール依存症の家族を
調べるところから出てきたものですからね。

ブログでメールのやりとりが出来る病院だと書かれていましたが、
珍しいですね。恵まれた環境じゃないですか。
元ご主人も優しい方のようですし。
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