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恐怖心はどこから来るのか

わたしたちは恐怖を感じると、それと関わることで多大なエネルギーを消費します。
恐怖の内容次第では、とんでもないエネルギーを必要とする場合もあるでしょう。

いずれにしても、出来れば恐怖と関わりたくないと思うものです。

人によっては、恐怖に打ち勝とうとか、「怖がることはよくない事だ」とか考えて抵抗しようとするかも知れません。

しかし、恐怖は押さえ込むわけには行かないもののようです。
いくらそんなものはもう存在しないと言ってみても、それは勝手に消え去るものではありません。

押さえ込んだ恐怖は、あなたの奥深いところにしまい込まれますが、そのエネルギー自体は消え去ったわけではありません。

そのエネルギーは、時にはあなたには気がつかないかも知れないかたちで、浮上してきます。夜寝ていても、時おり恐怖がよみがえって目を覚ますことになるかも知れません。

では押さえ込んだり、消したり出来ないとしたら、どのように恐怖とつきあうのがいいのでしょうか。

まず恐怖を感じる時、そこにはあなたが失いたくないと思っている所有が発生していることに注目することです。

たとえば、あなたは1戸建ての家を新築したとします。
あなたは、完成を喜びます。

しかし、喜びに浮かれているのもつかの間、あなたは恐怖の元を抱え込んだことに気づきます。

せっかく建てた家が、火事になって焼けてしまったらどうしよう。
今まで苦労して資金を貯めたり、まだ残っているローンを考えると、考えるだけで恐ろしくなってしまいます。

火事

新しい車を購入したら、傷をつけることや、事故を起こさないか心配になります。

あなたが事業に成功して大金持ちになると、泥棒や強盗に襲われないか心配になります。あるいは今はうまくいっている事業も、いつ予想しない原因で倒産するかも知れないのだと考えて、怖くなります。
ブログの関係者なら、ランキングの維持が心配の種かも知れません。

あなたはひとりの異性とつきあうことになりました。
あなたがその人が自分のものになったと考えた時、その時から相手が離れてしまうのではないかという恐怖が誕生します。

泣く女の子


何かを所有したと考え始めたとき、恐怖の原因が一緒についてくるわけです。

ですから、恐怖は未来に対して発生するものだといえます。
あなたが、これから先もそれを自分で所有したい、とそれにしがみつくことが恐怖を生み出します。

あなたが恐怖を感じてもいいから、どんどん所有物を増やしたいというのなら、それは仕方がありません。いつも恐怖を横に携えて、生きていくしかありません。

しかし、あなたが自分のものだとしがみついているものが、本当にあなたの所有物なのかをもう一度考えてみることをおすすめします。

簡単に手に入るものであれば、そもそもあなたはそれが元で恐怖を感じることは無いのです。
それが、たまたま、やっとの事で手に入ったと思えるものであるほど、失うことを思うと怖くなります。

それはあなたにとって、何が起きても所有し続けられるものなのでしょうか?

常に物事は変化しています。変化しないものなどありません。
あなた自身も年を取り、身体も衰えてきます。

何が起ころうと代わらないものを期待するのは無理があります。

いくら手に入れたことが嬉しくても、それにしがみついて離さないでいようとするのは、妥当なことでしょうか。
また、手に入れたものがずっと変化しないことを期待することは?

それを維持するために費やすエネルギーと、失うことへの恐怖と戦うエネルギー。
このとらわれが無くなれば、どれだけ自分の心が平安でいられるか、どれだけ他のことにエネルギーを使えるものかを考えてみましょう。

さらに恐怖は別の問題も引き起こします。

恐怖を感じた時、ひとは他人に対する責任を果たすことが出来ません。
恐怖にとらわれている時、人は冷酷で他人のことを考える余裕をなくします。
恐怖は人を縛り、ねばならないもので心がいっぱいになってしまいます。

恐怖は、怒りの感情とも近い関係にあります。
外に向けるのが怒りですが、恐怖は受動的な怒りの感情であると思われます。

このような恐怖を抱えながら、それでもあなたは所有者で居続けたいのでしょうか。

せっかく手に入れたものではあっても、それを維持することからくる束縛と恐怖を考えれば、変化していく流れに任せて、いらないものは手放すことを考えた方がいいことに気づけるでしょう。

所有を手放せば手放すほど、あなたの心は自由を取り戻し、軽くなってきます。

そして、所有することと手をつないでいた恐怖も、本当の意味であなたの前から消えていくことでしょう。

恐怖が消えれば、それによってふさがれていた未来も、あなたの心配するものではなくなってきます。その時、あなたは未来にとらわれることから解放されるのです。

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はじめまして。

いろいろと学ばせて頂きありがとうございます。
私は痩せ願望をてばなせません。
痩せてないと自分に自信がもてず、太ってしまったら優位にたてないと思ってしまいます。
なぜ優位にたっておきたいのか・・・わかりませんが。
だからいつも食べ過ぎないように、太るような食べ物を我慢したりしているのでときに過食してしまうことがあります。

何かを所有したと考え始めたとき、恐怖の原因が一緒についてくるわけです

まさにこの状態です。

このとらわれが無くなれば、どれだけ自分の心が平安でいられるか

本当にそう思います。どうしたらこの痩せ願望をすっきりてばなせるんでしょうか?

Re: はじめまして。

> いろいろと学ばせて頂きありがとうございます。
> 私は痩せ願望をてばなせません。
> 痩せてないと自分に自信がもてず、太ってしまったら優位にたてないと思ってしまいます。
> なぜ優位にたっておきたいのか・・・わかりませんが。
> だからいつも食べ過ぎないように、太るような食べ物を我慢したりしているのでときに過食してしまうことがあります。
>
> 何かを所有したと考え始めたとき、恐怖の原因が一緒についてくるわけです
>
> まさにこの状態です。
>
> このとらわれが無くなれば、どれだけ自分の心が平安でいられるか
>
> 本当にそう思います。どうしたらこの痩せ願望をすっきりてばなせるんでしょうか?

きりんさん、メッセージありがとうございます。

最初にひとこと申し上げておきたいのは、痩せ願望というのが健康を害しない範囲であれば
いいのですが、「摂食障害」といわれる深刻な事態に発展しかねない所がありますから、
もし、極端に健康に問題を生じるような場合は、医師など専門家に相談して指導を仰ぐことが必要です。
決して、軽く見てはいけない問題ですが、そこまでの問題ではないとして、以下をお話しします。

いろんなアプローチがあると思いますが、この限られた範囲でお話しするとしたら、
まずは、「痩せ願望」そのものから離れて、ご自分をありのままに見つめ直すことを
お勧めします。

つまり、「痩せ願望」は自分のこころのバランスを崩している一つの現れに過ぎないということです。
食生活の改善にだけ注意を向けても、事態は変化しないように思います。

「痩せていた方が、ご自分の人間関係において優位に立てる」と思うようになった、
それが問題であるというところまでは、認識されているようですから、
それを、本当に自分で腑に落ちるまで認めてしまえることがスタートになると思います。

きりんさんが言われているように、所有することが、それをなくすことへの恐怖を作り出します。
まさにその悪循環が問題なのです。

自分の中に、「痩せていないと自分は認められない、OKでない」と自分を責める「わたし」が
いる一方で、「痩せていない人間は魅力がない、そんな人は存在する価値がない」と責め立てる
「わたし」がもう一方に存在します。

それが人間関係において「わたしはもっと痩せないとダメね。その点あなたはスゴイよ」といって
被害者の立場に立ってみたり、別の場面では、「あんなに太っていてよく恥ずかしくないわね」
というような見方で、迫害者の立場に立とうとする自分がいたりするのです。

もちろんそれは、自分の中でも「勝ち犬」と「負け犬」がいつも葛藤を繰り返しています。
そして、被害者である「負け犬」はさまざまな作戦を考えて「また食べ過ぎてしまったわ、
ごめんなさい」とあやまりながら責め立てる「勝ち犬」に反逆します。

このような葛藤の生じるゲームを繰り返していると、それなりに自分は何とかしようと頑張っているんだ
という満足感のようなものを感じるため、本物の自分が望むことを覆い隠してそのことに時間と
エネルギーを費やしてしまうのです。

本物の自分であろうとすることは、ときおり顔を見せますが、その曖昧であたりまえ過ぎる状態より、
「勝ち犬」と「負け犬」の喧嘩をしている方が刺激があるし、なれている行為だから
すぐにそこに逃げ込んでしまいます。

しかし、自分を正直に見つめて、ありのままの自分が少しでも自分の中で市民権を取り戻すこと
に取り組まないといけません。
それは、地味で面白くない取り組みに見えるかもしれませんが、偽物のゲームにはない、
本物の自分を生きている感動を取り戻してくれます。

ゲームよりも、本物の感情を取り戻すことが、ずっと満足をもたらすことがわかってくるにつれて、
ゲームに対する依存も薄れてくるでしょう。

「今まで、こんなつまらないことをやっていたなんて」と思う時がくれば、
ゲームのための道具に過ぎなかった「痩せ願望」事態もお役ご免になります。

それから、自分を見つめ直すときには、ひとりで他の人を巻き込まないでおくことが大事です。
他人にそのことを説明しようと思った途端に、被害者や迫害者が顔を出そうとするからです。

カウンセラーなどのプロなら別ですが、普通にあなたに反応してくる人は、あなたがゲームを仕掛ければ
それなりに相手も反応しますから、別にあなたの邪魔をするつもりはなくても、あなたをゲームに
引き戻すことになってしまいます。

あなたの中にもともと存在している自分を取り戻すことに、答えはあるはずです。
外側に目を向けていても、同じことの繰り返しになるだけなのです。
しばらく、外側に答えを探さず、自分の内側をみつめる静かな時間を作ってみてはいかがでしょう。

ありがとうございます。

親切丁寧に教えて頂きありがとうございます。

本当に自分で腑に落ちるまで認めてしまえることというのもどうしたらいいのかわかりませんが、優位にたたなければいけないと思うのは自信がないからであって・・・・

いろいろと自分でさぐってみます。
問題があるなら解決もありますよね。

またこれからも楽しみにしています。いろいろと教えてくださいね。

Re: ありがとうございます。

> 親切丁寧に教えて頂きありがとうございます。
>
> 本当に自分で腑に落ちるまで認めてしまえることというのもどうしたらいいのかわかりませんが、優位にたたなければいけないと思うのは自信がないからであって・・・・
>
> いろいろと自分でさぐってみます。
> 問題があるなら解決もありますよね。
>
> またこれからも楽しみにしています。いろいろと教えてくださいね。

今日のブログ記事に出てきますが、いまの自分に執着しないで脱皮するのがいいようです。
脱皮するには、いまの自分の説明(いいわけ)には耳を貸さないくらいの覚悟も必要かも。

けれども、一度わかったら
一度ひと皮落としたら
新鮮さが沸き上がってくるのが感じられる
あなたは新しくなる
そうすれば、勇気が増す
そうすれば、希望が出てくる
そうすれば、もっと確信が持てる
そうすれば、あなたはまた新しい皮を剥くことができる

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