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人間関係における私の共謀

人間関係のトラブルでは、通常誰かが自分に害を与えるから自分は悩んでいる、という図式が多いかと思います。

そんな時、大抵はその誰かのせいで自分が迷惑している、私の側には責任はないのに、と考えているのではないでしょうか。

つまり、言ってみれば、突然外から自分に危害を与える存在が出現したのだと思っているわけです。

しかし、そこに自分の側の責任はないのだろうか、ということを今回は考えてみたいと思います。

そこから「私の側からの共謀」はないのかという意味で今回のタイトルになっています。

喧嘩夫婦


例えば、職場や学校で自分の悪口を言う人がいるとします。

私は「なんでこの私が悪口を言われないといけないのだ!」という感じで、とっさに防御体制に入り、悪口を言う相手を悪人に仕立てあげようとします。

ここでもし、冷静に相手の悪口を言うに至った状況を確認できるのなら、そもそも相手の悪口にいつまでも悩まされることはないのでしょうが、なかなか現実はそうでなく動いてしまうようです。

つまり、最初から相手が悪く、悪口を言う相手が不当なものにされてしまうのです。

相手が自分の悪口を言うような、ひどい人間だということになれば、その悪口を「私」は正面から見なくてもいいわけです。

そんなひどい人間の言うことなど、間違っているに決まっているからです。

これは、あえて悪口をねじ曲げたというよりも、とっさに習慣で自分を守ろうとするやり方であり、多かれ少なかれ誰でもやってしまうことです。

この状態が進行すると、次に起こってくるのが「私の共謀」なのです。

あの人はひどい人だと確定してしまったので、実際にその人が何をしているかを客観的に見ることができなくなります。

たとえその人が、自分のために何かをしてくれようとしても、素直に受け取れません。

何か裏があると考えるか、あるいはそんな行動を見ても、そんなものは見えなかったり、無視したりします。

逆に、ちょっとでも悪口を感じさせる言葉が出てこないかどうか、そちらにばかり敏感になるのです。

その結果、その人は自分に害を与える人であるかのように予測し、行動してしまいます。

そう思い込んで(実際は自分を守るために)、相手を悪人に仕立てるという行為に、自分の方からも加担してしまうわけです。

立ち話1


やっていることを客観的に見るなら、これは奇妙な行動ですが、そのような人間性を理解するなら、自我を守るために仕方なくとっている行動だといえなくもないわけです。

ただ誰でもやってしまうから、放っておけばいいということでもなくて、できればそこに問題の火種を作り出さないほうがいいことは確かです。

それには、別に難しく考えなくても、悪口を言われたら、それをふさわしい形で受け入れればいいわけです。

誰でもちょっとしたミスで、迷惑をかけるような失敗をしてしまうものです。

自分には失敗はないなどと繕っていないで、失敗は失敗で認めて、それが相手を怒らせたなら、それなりの悪口も受け止めるしかないでしょう。

先程の話に戻ると、相手が自分の悪口ばかり言ってくると感じる場合にも、2通りあります。

ひとつは、その言葉通り、不当に悪口を言ってくる相手がいる場合であり、もう一つは自分を守るために作り上げた上記のような歪んだ解釈によるものです。

後者の場合は、相手の悪口は別に不当な悪意があるわけではなく、従って受け取る側(私)が素直に聞いて事が治まれば、いつまでも尾を引くようなものにはならないでしょう。

しかし、一方で前者のように不当に嫌がらせのような悪口を言ってくる人がいることも確かでしょう。

それは、実は先ほどの自分が解釈を歪めたのと同じように、その人が自分を守るためにとっている行動だと解釈すればいいでしょう。

本来、意味も無く人の悪口を言いふらして楽しい人などいないはずです。

そこには、自分を守るための、その人にとっては必死の防衛規制が働いているわけです。

その場合は、先程の自分が気づかずに解釈を歪めている時と同じように、相手に対して不当であると非難したところで、そんなはずはないと防御を強くしてしまうばかりです。

ですから、そこで取れる選択は、相手との関わりをやめるか、それともあえて相手のあり方に関与していく覚悟があるかを決めなければなりません。

関わるとすれば、相手の怖がっている原因をうまく取り除くなどの、こちら側にはそれだけの余裕が必要です。

相手の問題なのに、こちらが非難を受ける可能性も強いですし、相手がそれで変わってくれるかどうかはわかりません。

話せばわかるということは、いつでも成り立つとは限らないもの、ダメな場合は自分の許容範囲を超えたら手を引かないと、新たな敵を作り出すことにもなりかねません。

それほど人を変えるのは難しいし、覚悟や自分の側のエネルギーに余裕がなければできません。

もちろん自分の面倒も余裕をもってみられるようになっている必要があります。

そうでなければミイラ取りがミイラになってしまいます。

ともかく、どちら側の問題にせよ、言葉じりを捉えたり、理屈を押し通すのではなく、人間性を理解して我を通すのを辞めるのが第一です。

少なくとも、自分からこのような負の連鎖を作り出すことをやめれば、自分が被害に遭わないだけでなく、加害者になったり連鎖を拡大することをストップできるはずです。

なんで自分の側が折れないといけないのだ、と思うような場合もあるかもしれませんが、最終的に自分がどういう人間関係を築きたいのかということを優先すべきなのです。


それができれば、あなたのまわりは、悪口を言う人も近寄らなくなり、自然と居心地のいい環境になっていくでしょう。

内緒話

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