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『ウサギとカメの話』

ウサギとカメの童話。

こんな歩みののろいカメに、私ウサギが負けるわけがない。

慢心したウサギは、「カメのやつ、まだあんなところを歩いているぜ」と途中で昼寝をしてしまいまいます。

目が覚めたとき、カメは既にゴール寸前、慌てて追いかけたウサギは無残にも負けてしまいます。

ウサギとカメのゴルフ


有名なこの童話は、慢心することを戒めた教訓のお話なのでしょう。

しかしここでは、この展開を別の見方で取り上げてみたいと思います。

ウサギは、もともとスピードが違うのに意地になって争いを挑んでくるカメに対し、無駄なことに時間を使う虚しさを教えてやろうと思いました。

ウサギは余裕で途中の景色を眺めながら、一走りしたところで、このあたりで昼寝をしようと思いました。

綺麗な花が咲いているし、ちょうど寝心地の良さそうな草むらがありました。

それが今の自分にとって自然な要求だと感じたからです。

レースなど、どちらが勝とうとなんの意味もないことは、ウサギはとっくに気がついていましたから。

カメは、未来だけを見つめていました。

ゴールだけが重要なのだ、それ以外のことには目をつぶるのだ。

あそこに見えるゴールこそが、自分の生きる証だ。

そこにたどり着いたとき、やっと自分は自分を生き始めることができるはずなのだ。

カメはレースに勝ちました。

しかし、これで自分は幸せになれると思っていたのに、喜びは「勝った!」と叫んだ一瞬で終わってしまいました。

ウサギに勝つことで、そのことが自分を変えてくれると信じて、我慢を重ねて途中の景色に目もくれずにひたすら歩いてきたのに、終わってしまえば何も変わった気がしません。

ウサギはというと「やあ負けてしまったよ!よくそんなに休まずに頑張れるね~」と余裕があるようです。

しっかり昼寝をして元気いっぱいのウサギは、鬱陶しい争いが終わってくれてせいせいしています。

カメもこれでもう無理な競争を挑んではこないだろう。

カメは虚しさを感じ始めました。

レースに勝つことは素晴らしいことだったはずなのに。

こんなに我慢して、今を犠牲にして生きてきたのに。

どうして何も楽しくないのだろう。

ついにプライドを捨てて、カメはウサギに訪ねました。

―どうして私が勝ったのに嬉しくないのでしょう?

ウサギは答えました。

―カメ君、君は当てにならない未来を信じて「いま」を犠牲にしてしまった。

生きるとは「いま」以外にないことを思い出すんだ。

それに、兎の走る速さと亀の歩く速さはどう考えても差があるんだ。

まともに競争して勝てるわけがない。

無駄なことに全力を尽くそうとするものは、最大の失敗者だ。

どうして僕に勝つことで幸せになれるなんて思ったのだろうか?

それはどこかで聞きかじったデマカセを信じてしまったに過ぎない。

亀が兎に勝ったことは、一時的にセンセーションを巻き起こしても、そんなものは自分にとってはなんの役にも立たない。

自分は亀だということをあまり信じ込まないことだ。

亀だと思うから兎に勝つことがすごいことのように思ってしまったのだ。

しかし、亀が兎より速く歩いたところで、そこに何の意味があるというのか。

カメ君は、周りの言うことなどに惑わされずに、自分に合った生き方を見直して、それに集中することだ。

本当に自分のやりたいことを、正直に見つけることの方が大切なんだと思わないかい。

それを見つけるためには、「いま」を生きることを取り戻さないといけない。

「いま」に存在していれば、本当に自分に必要なことしか起きてこない。

余計なことが見えてくるのは、今から離れて空想に迷い込んでしまうからだ。

もちろん、誰かに惑わされて「未来」や「ゴール」という言葉に自分の生きがいを見つけようとする愚かな失敗をしなくなる。

「ゴール」に見えている理想は、今の自分の一時的な望みでしかないんだ。

そんなものは、毎舜変化するものなんだ。

変化に対応できるためには、「いま」に存在し続けることしかない。

ときどきなら未来の幻想に惑わされて、夢を見てもいいが、今に戻ってくることを忘れてはならない。

今回のレースは短い時間だから、被害は大きくはない。

一生の目標などというものに惑わされていたら、もっと大変なことになっていただろう。

やがて歳をとってきて気がつくんだ。

このままでいいのだろうかって。

ゴールを信じ込んで、せっせと楽しくもないルールを守り、あるいは守らせる役も果たしてきたけれど、そこに到達しても何も約束などないことが分かってくる。

いったい今まで何をしてきたのだろう。

こんなことなら好きなことを、もっとやってくればよかった。

しかし文句を言うにも相手は誰だかわからない。

いるとすれば、自分しかいないことに気がつけば、まだいいのだが、

それを認めることは、「針の穴をラクダが通る」くらいに難しい。

せっせと未来に生きてきて、今は過去を嘆いている。

これらはすべて、存在しない未来や過去に迷い込んだことで起こった問題である。

今現在には問題など何も存在しない。

昼寝をするなら、そう思った今しかできない。

これが終わってからと思っていると、すぐに夜になってしまう。

いつか自由に昼寝できるときが来るのを夢見て、いまそれをやらないでいるからだ。

しかし、そんな未来は、いつになってもやって来ないことに気がつくことになる。

この話を読んで「カメ君が昼寝しなかったからって、何が悪いというのだ」と言われるかもしれない。

そう、誰も悪いとは言わないけれど、よかったとも言ってくれない。

しかし、自分自身はそれを後悔していることが問題なのだ。

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レースなど、どちらが勝とうとなんの意味もない~


人間万事塞翁が馬を思い出しました

気楽に、リラックスして、ですね


ありがとうございます

ふにおちました!ありがとうございました(*^^*)
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