« ホーム »

まわりの人が変わってしまった?(1)フィルターは適切に

こんな話を聞いたり、あるいは自分で経験したことはないでしょうか。

『ある人と喧嘩してしまった。
今までずっと仲良くしてきたつもりなのに。

自分の側にも問題があったのかもしれない。
一応誤解は解けたのだけれど、それ以来なんとなくスッキリしない。

そう思っていると、他の友達との関係も、少しおかしいような気がする。
いままで、長く仲良く付き合ってきた仲間のはずなのに。。。

だけど、ほんとに今まで仲良く出来ていたのだろうか。
ひょっとしたら、私がかってに友達のつもりでいただけかもしれない。

喧嘩したのは一人だけなのに、
みんなの自分への見方が変わってしまったような気がしてくる。

私の知らないところで、私のことを笑っているのかもしれない。
ほんとは、私のことなんて誰も気にかけていないのかもしれない。
私の独りよがりで、仲良くしているつもりだけだったのだろうか?』

ちょっとしたきっかけで、今まで上手くいっていたつもりの人間関係に、疑いを持ったり不安になったりし始めてしまうのです。

そんなことを考えていると、だんだんと誰も自分のことなんて気にかけてくれていないような気がしてきて、孤独を感じたり、憂鬱になってきてしまうというケースです。

このようなケースについて、2回にわたって別の視点から考えてみたいと思います。

まず今回は、「私」の側に焦点を当ててみましょう。

起きたことは、私がある一人の友達と喧嘩してしまったことと、そのあと友達がみんな違って見えるようになったことです。

それでは、私がひとりと喧嘩してしまったことで、まわりの人がみんな変わってしまったのでしょうか?

ひとりと喧嘩したから、その余波でまわりの人がみんな、私を嫌いになり始めたとでも言うのでしょうか。

客観的に見るなら、そのようなことは考えにくいですね。

悪く考えて、喧嘩した友だちと近しい人に多少影響が及んだとしても、大部分の人はあなたが喧嘩したことなど知りもしないのではないでしょうか。

ですから、まわりのひとが変わったと思うのは、私の見方が変わってしまっただけと考えるのが一番妥当だと思えますね。

私たちは、自分が期待することに合うように、ものごとを偏って見てしまう傾向があります。

つまり、私が信じたいことが起きている証拠を探し求め、信じたくないことは見ても見ぬふりをしてしまおうとするのです。

もちろん、多くの場合には客観的に起きていることを観察しています。
しかし、自分が影響を受けやすい弱い部分に刺激を受けると、それまですごく客観的に判断できていたのに、急に偏った見方を始めてしまいます。

それは、もともと自分の中に、それを信じたいという要因があったということなのでしょう。

たとえば「人は自分を嫌っている」ということを自分が信じたがっているというのは、奇妙に思えるかもしれませんが、ごく普通にあることなのです。

いままで生きてくる中で、いろんな人と喧嘩したり、人を恨んだり、憎んだり、あるいはその反動で自分がやったことに対して罪悪感を抱いたり、といったことを経験しているのが普通です。

そして、たとえ相手の方が悪かったとしても、他人を自分が変えてしまうことはできません。

その結果そこに残るのは、何かあったら仕返ししてやろうという思いと、その反動で自分自身を責めたり、罪悪感を感じる部分だけなのです。

ですから、誰かと喧嘩したりすると、それが引き金になって、それをやってしまった自分を責めるような思いが発動し始めるわけです。

誰しもスネに傷持つ身ですから、ちょっとしたきっかけで、自分のいけない部分が原因で、困ったことがまわりで起き始めてしまったと考えてしまうのです。

ですから、自分の後ろめたさが、まわりの人のちょっとしたしぐさを敏感に感じ取りすぎて、やっぱりこの人も私を良く思っていないのかもしれないと思い出してしまいます。

phm04_0043-s_カメラ


私はカメラはあまり詳しくないのですが、カメラにはフィルターというレンズにかぶせる部品があります。

撮影する場面に合わせて、色合いや、光の量を調整したり、様々な効果を狙うのに使用するようです。
たとえば、遠景をとるかマクロ撮影をするかとか、夜景を撮影するのか、暗めの室内を撮るのか、光の強い屋外の撮影をするのかでも変わってきます。

その場合に、たとえば暗い室内を取るのに光を抑えるフィルターを使ったのでは逆効果ですね。

ですが、屋外の撮影が終わって、今度は室内を取ろうと思ったのに、前のフィルターをつけっぱなしにしてしまうと、効果がないどころか期待はずれの結果になってしまいますね。

喧嘩をしたことで、私は「喧嘩用」のフィルターを取り付けてしまったのです。

それは、相手の悪い点を見つけようと目を凝らしたり、私の側の問題はせっせと言い訳する理由を探すのが得意なフィルターなのです。

そしてまた、自分の罪悪感を刺激する光にも弱い面を持っています。
「あれは今まで気がつかなかったけれど、きっと私をバカにしている表れだったんだわ。」というように。

喧嘩フィルターを取り付けたあなたは、それを外し忘れたまま他の人と接しているかもしれません。

「そうするとどうなるか」はもうお分かりですね。

あなたの方で変化があったことなど何も知らない他の人たちは、実は何も変化していないのですが、あなたの側の見方だけが変化していて、いままでと違うものを見るようになっているのです。

喧嘩してしまうと、いつもより傷ついているでしょう。
無防備のレンズをさらすのがためらわれるなら、レンズ保護用のフィルターに変えておきましょう。
こちらのフィルターは、何も映像を加工しないで、ありのままを通しながら、レンズを保護してくれるのです。

肝心なのは、余計なフィルターを、ちゃんと忘れずに取り外しておくことです。
そうすれば、突然まわりの世界が変わってしまったと慌てることもなくなるでしょう。

しかし、たとえニュートラルなフィルターを付けていたとしても、それで何もかもうまくいくほど人間関係は単純ではありませんね。

そのあたりを次回に。

気に入っていただけたらワンクリック ⇒  人気ブログランキングへ

Facebookページ:→ 『人生を変える「いいね!」セッション』
関連記事

ACR WEBブログパーツ

テーマ : メンタルヘルス・心理学
ジャンル : 心と身体


にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 癒し・ヒーリングへ


現実とあなた自身のずれがなくなるほど、あなたは無理している自分を発見できるでしょう・・・
思考と感情からの解放~そして現実のみを信じる3ステップ|ヒーリング・スピリチュアル | ココナラ

スポンサード リンク







コメントの投稿

非公開コメント

写し鏡

まわりのひとが変わったと思うのは、
私の見方が変わってしまっただけ


どのように見えたとしても、そのようなこと
なのでしょう

周りの人は、私の反映ですものね


ありがとうございます
sidetitle最新記事sidetitle
《最近7日間の人気順位》
~ランキング全体をみる~
~ランキング全体をみる~

sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle全記事表示リンクsidetitle
過去の記事はこちらから↓

全ての記事を表示する

sidetitleブログ紹介sidetitle
☆~新刊⌒☆
☆ちゃん見るシリーズ☆


好評発売中


アルファポリス
第2回エッセイ・ブログ大賞
特別賞『タオに生きる』 pao
WebコンテンツPickUP!タオに生きる
【 エッセイ・日記・blog > blog 】
老子の教えに学ぶ
老子のいう「タオに生きる」ということはどういうことなのか。さまざまなアプローチから、自らの考えや学んだこと、思ったことが綴られています。心をやすめ、身体をやすめ、穏やかで落ち着いた生活をしたい……そう願う人たちにとって、ヒントに溢れたブログです。


ez-HTML





PRR
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカレンダーsidetitle
12 | 2017/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
sidetitleにほんブログ村sidetitle
sidetitleお世話になってますsidetitle
※FC2ブログのリンクですが、なるべくblogpeopleのリンクをお願いしています(右サイドのお友達リンク)
このブログをリンクに追加する
sidetitleスポンサード リンクsidetitle
sidetitleアクセス情報sidetitle
sidetitleジャンル・ランキングsidetitle
[ジャンルランキング]
心と身体
53位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
スピリチュアル
13位
アクセスランキングを見る>>

sidetitle検索フォームsidetitle


もう一つの「タオに生きる」カテゴリー別
Screen Shot_30p ※徐々に更新しています
タオに生きる(人間関係)
タオに生きる(アドバイタ関連)
タオに生きる(YouTube#1)
タオに生きる(YouTube#2)


[上位タグ20]
感情、莊子、思考、怒り、罪悪感、老子、いまここ、人間関係、バイロン・ケイティ、交流分析、タオ、エックハルト・トール、ありのまま、許す、YouTube、老荘思想のコラム連載、不安、過去、無為、OSHO

sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleアクセスランキングsidetitle
訪問いただいているサイト
(週間 木曜日リセット)
※こちらでタイトルを入れさせてもらっていますが、出したくないとか変更したいという方はご連絡下さい。

sidetitleカテゴリsidetitle
カテゴリーを追加し整理しました。 バイロン・ケイティ、エックハルト・トール、ガンガジ、ムージ、OSHO
sidetitleQRコードsidetitle
QRコード
sidetitleお友達リンクsidetitle
FX