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変容がなければ成長しない

「しまった!やってしまった。」そう思ったとき、私たちの取る態度は2通りあるでしょう。

たいていは、今の自分を何とか守ろうとします。
要するに仕方がなかったんだという理由を探し求めて、今までの自分を弁護しようとするのです。

もう一つの道は、その失敗を試練と受け止めて、今までの自分から変容するきっかけにするというやり方です。

複雑に見える人間の心理も、突き詰めて考えればこういった小さな選択の繰り返しに過ぎないのです。

さっさと負けを認めて、次々起こってくる新しい出来事を受け止めることに、エネルギーを使おうと決めれば、無駄などうどう巡りで貴重な時間を潰さなくても済むでしょう。

無駄などうどう巡りとは、こういうことです。

雛壇に座る女の子


とげがささっちゃった!

ライナス:
 イテッ!
ライナス:
 とげがささっちゃった!
ルーシー:
 どうかしたの?
ライナス:
 指にとげがささっちゃった...
ルーシー:
 あらそう!それは何かの罰があたったのよ!
ルーシー:
 最近どんな悪いことしたの?
ライナス:
 悪いことなんて何もしてないよ!
ルーシー:
 とげがささってるんでしょ?
 それが不幸の兆候なのよ。そうでしょ?
 悪いコだったから罰せられて不幸になるのよ!
チャーリー・ブラウン:
 ちょっと待ってよ...
ルーシー:
 あんたに何がわかるのチャーリー・ブラウン?
 これは兆候よ!ハッキリとした天罰の兆候なのよ!
 ライナスはとっても悪いことをしたんだわ。
 それで彼は不幸な目にあうのよ!
ルーシー:
 私、こういうことはよく知ってるのよ!
 私は何でも...
ライナス:
 あっ、抜けた!
 とげがたった今抜けちゃったよ!
ライナス:
 かくて今日の神学の講義は終わりね。




とげが刺さったらその痛みを感じ、
とげが抜けたら素直に喜ぶとき、
そこには説明はいらないのです。

参考
いいことから始めよう―スヌーピーと仲間たちからの生きるヒント
エイブラハム・J. ツワルスキー 新潮社 / 1995-02



ルーシーは何とかこのとげが刺さったという出来事で、今の自分を権威づけたり役に立つ存在として自分を見せようとします。

しかし、「あっ、抜けた!」という一言で、もろくもその企みは崩れ去り、何も言えなくなってしまいます。

ライナスは幸い「とげ」を大事にしようとは考えていません。

ただとげが刺さったという出来事が起こり、やがてそれが抜けて事件?は何事もなかったように過ぎ去っていきます。

とげが刺さって大さわぎを続け、同情を求めたり、「悪いコだったから罰せられる」ゲームに参加することもできます。

しかしライナスはとげは抜いてしまえばそれで終わり、そんなことよりも他の楽しいことに出会うことを選んだわけです。

ルーシーは起きたことに必要以上に意味を持たせて、時間をストップし、その中に生きようとしたのです。

今自分が持っている才能を発揮するのは重要なことです。
ルーシーがとげの抜き方を教えようとしたのなら、それは有用なことであり、とげを終わりにして変容へ向かう成長の可能性があります。

しかしルーシーの言葉は、もっともらしく見えても、いまの自分にとどまり変化を受け入れない巧妙な罠になりかねません。

ルーシーの「神学講義」にどれほどの意味があるのかはわかりませんが、未来を保証する予言に生きるのは、常に現実を先取りして失敗を怖がりながら生きることに繋がります。

それは同時に依存する対象を持ち続けると言うことです。
つまり、誰かを、何かを信じてしがみつく必要があるのです。

それを外れてしまうことを怖れ、そのような気配を感じると、そんな自分は無視して否認しなければなりません。

喜ぶ子ども


「お先真っ暗」という言葉がありますが、先は誰にも見えないものです。

先のことを明るく見せかけようとする工作が、変容を拒否し、いまのありのままの自分すら受け入れられなくしてしまいます。

無理やり明るく見せかけなくても、暗くても明るくても、未来は未知のものだと受け入れてしまえば、新しい挑戦でしかないのです。

未来を予言したいのは、今の自分で押し通したいからであり、逆に今の自分にしがみつくことが、未来を予測可能にするしかないという悪循環に陥っているのです。

そもそも、自分の言ったことは二度と訂正できない生き方なんて、窮屈で仕方ないでしょう。

とげがささったら、とりあえず抜くことに集中して、それを終わらせてしまいましょう。


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抗わずに

とげが刺さったらその痛みを感じ、
とげが抜けたら素直に喜ぶとき、
そこには説明はいらないのです


そのとおりだと思います
そのまま、ありのまま、起きるがまま
今を生きる
ということですね


ありがとうございます

こんにちは(^^)

子供を育てていて、ずっと思っていた事があるんですよね。

それは、ずっと先の事を予測して、その解決策を子供にあらかじめ
教えるお母さんがいて、凄いな~、という事なんです。
私は、子供に先々の助言はしないんですよね~。
(その事で、自分が、気がきかないのかな?と
思ったこともありますよ。)
一度、そのマネをして、自分の娘にちょっと助言したら、
すっごくイヤがられたので、もう色々と言うことは、やめました^^

Re: こんにちは(^^)

> 子供を育てていて、ずっと思っていた事があるんですよね。
>
> それは、ずっと先の事を予測して、その解決策を子供にあらかじめ
> 教えるお母さんがいて、凄いな~、という事なんです。
> 私は、子供に先々の助言はしないんですよね~。
> (その事で、自分が、気がきかないのかな?と
> 思ったこともありますよ。)
> 一度、そのマネをして、自分の娘にちょっと助言したら、
> すっごくイヤがられたので、もう色々と言うことは、やめました^^

子どもの成長段階で、どのように親が接するべきか、変わっていかなければならないのでしょうね。

何でも思いついたことを訪ねてくる段階から、自分で考えて答えを出したくなる時期に変わっていく中、
いつまでも親が設定してしまうことを続ければ、こどもの成長にとって障害になる可能性もあります。

ありがちなのは、親が自分が達成出来なかった夢を子どもに託してしまうことです。
うまくやれば、一概に問題だとばかり言えないでしょうが、親の側が無意識なままだと注意が必要ですね。

それと、子供さんが自分で考えて決めたいと主張するのは、親の姿勢を普段から見ていることとも無関係ではないでしょう。
つまり、りい子さん自身にもそういうところがあるのかもしれませんね。

大きくなっても、ちょっとした事でも言葉を介して相談したがる親子関係もあるでしょうし、
「自分で決めていいよ」というのがお互いに暗黙で伝わる関係というのもあるでしょう。
やりかたは一つではないですね。

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