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束縛されたくないと言うけれど

喧嘩する親子 (2)


ほとんどの人は、自分が他人から束縛されることを厭がっていると思います。

しかし本当に束縛を全部嫌っているかと言うと、時には全く自由にしろといわれると戸惑ってしまったり、寂しく感じたりします。
どこかで相手に依存している部分があるからです。

その意味では「自由にさせろ、束縛するな」というのは、勝手なときだけ使っているとも言えます。

別の見方をすると、自分の自由を完全に主張するためには、相手の自由も完全に認めなければなりません。

相手には言うとおりにしろと言っておいて、自分だけは自由にしたいというのは、相手が納得しないし、自分でも後ろめたいところがあってうまくいきません。

本当に自由にしたいのなら、相手にも完全に自由を認めなければなりません。

また、たとえ相手がどのようにあなたを批判しようと、それは相手の自由で、その責任は相手にあるのだから、それに対して自分は何も反論する必要もないと思える覚悟も必要です。

これは、権利の問題ととらえる事も出来ますが、実際には権利以前に人間の心理というのは、自分と相手の自由の片方だけを取るということが出来ないもののようです。

実は、多くの場合逆をやってまずい結果をまねいていることが多いのですが、これをふまえて、この原理をうまく使うことを考えた方がいいでしょう。

たとえば、相手の自由を充分に認められないうちに、自分を束縛するなと主張しても失敗します。

先ほど述べたように、相手は納得しないし、おそらく相手の自由を認められないうちは、相手の反論があることを薄々わかっているものだからです。

ですから、どこかでこんなことを言ってもダメだろうなと思いながら主張しているのです。

だからといって相手に完全に自由を認めるだけの踏ん切りもついていないのです。

これは一種のゲームを演じる関係を作り出します。

表面的には「なんで言うとおりにしないんだ」と怒って見せ「だったらこっちも勝手にするからな」と主張しますが、完全に自由に行動することは実際には出来ないのです。

場合によっては、それでうまくバランスを取っている場合もありますが、真正なやりとりではないので、曖昧でこじれた関係になってしまう危険もあるわけです。

次に、相手からの不当な主張に対しては、そのまま受け取って自分の責任を感じるのではなく、主張するのは相手の自由だがその責任をもつのも相手自身だということをはっきり認識しておくことです。

そうしないと、自分を責めてしまいやすい人は、根拠もなく自分が悪いことをしたような気になってしまうからです。

なんとなく自分も悪いような気になってしまうと、相変わらず自分の信じることを主張できないので、本当に自分が何をしたいのかが、わからないという悪循環を続けてしまいます。

悩む2人


日本の社会は欧米に比べて共依存の傾向が強いと言われます。

部分的に相手に期待することを前提に動いているところがあるのですが、余りあてにしすぎては、暗黙のうちに相手と了解しあっていることが崩れてしまえば、関係はこじれてしまいます。

そのあたりは、「いいかげんさ」とか「あうんの呼吸」が必要なので、誰に対しても使えるわけではありません。

使う相手を間違えて痛い目にあうと、人間全般を嫌いになりかねません。

最初のテーマに戻ると、自分の自由を認めたいのなら、同じだけ相手が自由にすることも認めることが必要だと言うことです。

自分を振り返って、どこまでその認識があるのかどうか確かめておくことは重要ではないでしょうか。

それと、身近な人と、仕事関係の人、通りすがりの人とでは当然関係の仕方も変わってきます。

同じようなことを言われても、受け取り方を切り替える必要があるでしょう。

「誰に何を言われようと」と言う表現はありますが、「誰」に言われたかでその影響力は当然違うわけですから、言葉に騙されない方がいいでしょう。

自分を知らない人から言われたことをどう考えますか?

「よく知らない人からもそう見えているということは、やっぱり自分には問題があるんだ」と受け取る人もいるでしょう。

しかし、そういうこともないとは言えませんが、むしろそれを言った人は部分的な類似点から、自分の知っているパターンを思い浮かべたに過ぎないと考える方が当たっていそうです。

知らない人に出会ったとき、できるだけ早く相手のことを掴もうとして、自分の知っているパターンで分類しようとするのが普通だからです。

むしろ、すぐに自分の責任だと受け取りやすい自分の傾向があるなら、それをよく承知しておくことです。

自分を煩わせる人というのは、あなたの内面を教えてくれる人でもあります。

すぐに誰が正しいとか、誰の責任かということに意識を向けてしまわないで、自分のこころの動きを確認する機会と受け取れば、イライラしたり罪悪感を感じたりすることもずっと少なくなるはずです。

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