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良寛戒語(4)

引き続き、禅僧である良寛さんの戒語を紹介して、その言葉の心理を覗いてみましょう。

・差し出口

出しゃばって、お節介を言いたがる人がいます。

「いらぬ親切余計なお世話」と言いますが、まさにそういう感じなのでしょう。

ところでこのお節介というもの、その中には、何でも相手が独り立ちできないと思って口出ししてくる場合が考えられます。

特に母親と子どもの関係にありそうですが、この場合母親から見れば「I'm OK,You are NOT OK.」という立場にあります。「お前がひとりでは何も出来ないから私が必要」だと言っているのです。

しかしこの母親の側のOKさは、「お前はまだ私がいないとダメだね」と言える限りにおいてのOKさと言うことなのです。

これはいわゆる「共依存」を作り出す人間関係です。

一方で子どもの方は、母親の機嫌を損ねないためには、自分の独立を主張することが難しいために、無力な子どもを演じなければ成りません。

相手の独立心を尊重して、いつでも自分の出しゃばりを引っ込められるようなお節介でありたいものです。


・手柄話
・自慢話

自分の親しい人が何か成果を上げたとき、一緒に喜びたいと思うのは自然ですが、そうでもなしに見知らぬ人の自慢話を聞かされてもうんざりするものです。

会うたびに自慢話が始まる人というのは、おそらくその周りにはその話をよいしょする取り巻きがいるものです。

自慢話もうんざりしますが、周りにいるあからさまなよいしょ軍団にも辟易してくるものです。

よくワンマン型と言われますが、ジャイアン型のリーダーも部下をうまく導けるのなら、強力なリーダーとなります。

ただしそれにはリーダーが自分の立場のためではなく、純粋に部下を育てたいという気持ちがなければならないはずです。

表面だけのジャイアン型リーダーは、自分の利益にならないと思えば、あっさりと部下を切り捨ててしまいます。

その場合部下はこんなに尽くしてきたのに、なんて人だと裏切りに驚き、恨みを抱くことになりかねません。

しかしその場合、リーダー側に一方的に問題があったというよりも、取り巻きになることを選んだ自分にも責任が在り、共犯者だと思っておいた方がいいでしょう。

そもそも自分を抜きにして、自分の理想の人というのは存在しないわけです。

自分の理想だと思える人は、外側に独立して存在するわけではなくて、あくまで自分の内側から作り上げているのです。

たとえ2人以上が同じ人を理想の人だと思ったとしても、その理想としたところはそれぞれ異なっています。

したがって、そこには自分の思いと実在の人物との間に大きな隔たりがあるものです。

そもそも相手のことを十分知っているわけではなくて、自分でそうに違いないと思い込んで作り上げた人物像なのです。

厳しい言い方をすれば、ギャップに気がついて失望するというのは自業自得であるし、勝手に祭り上げられた相手はいい迷惑となります。

あくまで相手の人物像は時間を掛けて作っていくものだし、印象が強い部分に引きずられて一気にイメージを作り上げない方がいいでしょう。それはお互いの利益の為です。

話が戒悟からそれてきましたが、今回はこの辺で。

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自分のなかの振り幅はどれだけ自分を赦すかで無限大に拡大していくから、相手がどれだけというより、自分が有り得ない人物を作っていると自覚する必要性があると思われます。
または有り得ないことを認めれば、自分が作る概念を突破していくことにも発展していくワクワクドキドキの世界があるそのように思います。
今、がタイミングで動けば変わる的を絞ればその的も無限ということでしょうか。頭で考えない私はそう思います。

わが身を振り返り

差し出口

手柄話

自慢話

これはあるでしょうね。無意識的に発していることが多いのでしょう

自分の思いや言葉をよく見つめる習慣がないと、いけませんね


ありがとうございます

こんにちは(^^)

最初の「差し出口」に関して、私も反省する点があります…。
娘が、学校に出かける時に、つい「傘は持った?」とか、
「お弁当、持った?」と聞いてしまうんですよね~。
その時、娘は、すっごくうるさそうにします…^^
無力な子供ではなく、反発してくるので、良いのかな?とは
思いますが、私も、気をつけようと思っています。

親の態度によって、子供も態度がかわりますよね^^

Re: わが身を振り返り

> 差し出口
>
> 手柄話
>
> 自慢話
>
> これはあるでしょうね。無意識的に発していることが多いのでしょう
>
> 自分の思いや言葉をよく見つめる習慣がないと、いけませんね
>
>
> ありがとうございます

全くそれらから自由である聖人のような人はそうそういないでしょうが、
普段から気をつけてはいたいものですね。

Re: こんにちは(^^)

> 最初の「差し出口」に関して、私も反省する点があります…。
> 娘が、学校に出かける時に、つい「傘は持った?」とか、
> 「お弁当、持った?」と聞いてしまうんですよね~。
> その時、娘は、すっごくうるさそうにします…^^
> 無力な子供ではなく、反発してくるので、良いのかな?とは
> 思いますが、私も、気をつけようと思っています。
>
> 親の態度によって、子供も態度がかわりますよね^^

親離れ、子離れというもの、なかなか難しいときがありますね。
ですが、お子さんがある程度大きくなってくれば、
いつまでもすべて親の責任と考えているのはよくないと言えます。

「自分の責任で考えて決めなさい」と突き放すのは、別の面から見れば
子どもが「自分で考えてもいいんだ」という許可を与えるという意味もあるわけで、
それがないといつまでも自分で決めることができない(許せない)子供になってしまいます。

親子共々勉強ですね(笑)
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