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良寛戒語(2)

坊主2



引き続き、禅僧である良寛さんの戒語を紹介して、その言葉の心理を覗いてみましょう。

・人惑わしのこと

人を惑わしてしまうようなことを言わない。

これは、なぜそんなことを言ってしまうのか、自分を振り返ってみる必要があります。

惑わせば、相手は混乱しまちがったやり方に進んで失敗するかもしれません。

本来そんなことをやっても、自分にはメリットはないはず。
ですから、相手を憎んでいたり、仕返ししてやりたいという思いとか、嫉妬が隠れているのかもしれません。

もしそうなら、何を言うかということよりも、そのような自分の思いと折り合いをつけることが先決です。

誰かを許せないとき、かならず自分自身に対して許せない自分を抱えているものです。
それはいつまでも避けては通れません。
少しでも早く対処すれば、同じ苦しさをいつまでも抱えなくて済むわけです。

・客の前に人を叱る

なぜ第三者の前で叱るのか、言い換えれば一対一でなぜ叱れないのか。

その隠された動機を探ってみれば、何か発見があるかもしれません。

過去の家族との関係で、そういった典型はなかったでしょうか。

あるいは、そうするのは特定の問題に対してなのか、全般にそうであるのかでも意味は異なるでしょう。

・憎き心もちて人を叱る
・人の嫌がるおどけ
・人の傷つくことを言う
・人の嫌がることを言う
・人の障りになることを言う
・人の困ることを言う
・人の恥かくことを言う


これらの問題も、相手への解決できない思いが隠れていそうです。
そして同じように、問題は自分自身との折り合いをつけることに帰結することが多いのです。

自分自身の中に、許せないでいる私はいないでしょうか。

あるいは、すぐに自分のこととして思い浮かばないようなら、許せない誰かを思い浮かべみます。
そして、その相手に自分が何を言おうとするかを演じてみて下さい。

「~するお前を許せない」は、
「~する私が自分の中にもいることが許せない」という発見につながるかもしれません。

「だってこれはどう考えても相手が悪いじゃない!」

誰が悪いか裁く人をやり続けたいのでしょうか?
それとも、自分の中に安らぎを取り戻したいのでしょうか?

ちょっとしたことでも、人に対する構えという意味では同じです。
軽い悪人を作り出せば、すぐに凶悪な相手も作り出すことになります。

それは、自分の中にも同じように悪人を作り出すことにつながります。
自分の何かを嫌うことと、嫌いな相手を作り出すことは常にペアになっています。

先に嫌いな外部の人が現れるのか、嫌いな自分が誰かに投影されるのか、
それは卵と鶏の関係のようなものです。

別に聖人君子になりましょうという話ではなく、自分を責めることがいかに弊害があるかを認識すれば、何をするのがいいのかは自然と見えて来るでしょう。

「だけど絶対許せない人間もいるはずだ」と言われるかもしれません。
たとえそうでも、それでも「自分は許すことを諦めない」と言うことは出来るはずです。


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心して…

二つとも大切なことですね

昔、わざと第三者、時には家族の前で、叱りつける
という管理職が居ましたが、今では、天然記念物
なのでしょうね(嬉笑)


自分を徹底的にゆるす

これは、いつも意識を向ける必要がありそうですね


ありがとうございます

こんにちは(^^)

だいぶ昔、私が、治療でかよっていた歯医者さんの先生が、
一緒に働いている、歯科衛生士さんの事を、やたらと
しかっていたんですよね。患者さんには、優しいのですが。
見ていて、すごく嫌な気持ちになったことを思い出しました。

お客さんの前で自分の仲間を、怒る人の心理は、まったく理解ができないんですよねー。
自分が上という事を見せつけているのでしょうか。。。
でも、それも、育った環境と、大きくかかわっているんですね。

Re: 心して…

> 二つとも大切なことですね
>
> 昔、わざと第三者、時には家族の前で、叱りつける
> という管理職が居ましたが、今では、天然記念物
> なのでしょうね(嬉笑)
>
>
> 自分を徹底的にゆるす
>
> これは、いつも意識を向ける必要がありそうですね
>
>
> ありがとうございます

今でも人前で叱るやり方をする管理職もいるようですが、
それを見ているまわりの意識は昔とは違ってきているようです。

Re: こんにちは(^^)

> だいぶ昔、私が、治療でかよっていた歯医者さんの先生が、
> 一緒に働いている、歯科衛生士さんの事を、やたらと
> しかっていたんですよね。患者さんには、優しいのですが。
> 見ていて、すごく嫌な気持ちになったことを思い出しました。
>
> お客さんの前で自分の仲間を、怒る人の心理は、まったく理解ができないんですよねー。
> 自分が上という事を見せつけているのでしょうか。。。
> でも、それも、育った環境と、大きくかかわっているんですね。

私も同じく助手の人を激しく叱りつける歯医者さんに通っていたことがあります。
ただ、なぜかその先生を嫌いにはならなかったんですね。
微妙な違いなんですが、仕事のやり方への厳しさから来ていると感じられたからかも知れません。
なかなかさじ加減は難しいですね。
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