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家族のマネージメント

家族団らん


家族に接するとき、外での人間関係よりも融通が利くこともあれば、逆に家族だからこそより注意が必要なこともあります。

例えばこの菜根譚前97で書かれていることもそうでしょう。

『家族の誰かに誤りがあったとき、やたらと激しく叱ってはならないが、かといって何とかなるだろうと安易に放っておいてもいけない。

直接的に言いにくい場合は、他の事にたとえたりして遠回しに伝えるのがいい。
もしその時にわからないようなら、日を改めてもう一度変わるように促してみよう。

このやり方は、春の風が氷を崩し、暖かさで溶かしていくようなもので、家族の人間関係をうまく保つ秘訣なのである。』


家族だからわかってくれるだろうと、自分の思惑を家族で共有しているものと勘違いしないことです。

また、家族だからという理由で、厳しいことを言えなくなって曖昧なままにしてしまうことも避けなければなりません。

ですがこの2つは実際には、意外と難しくてつい先延ばしにしてしまいがちです。

そこで、この菜根譚の言葉のように、春の風が氷を溶かすように、急がず自然なスピードで、しかし変化するまで着実に働きかけることが必要です。

それから、さらに人間の心理を考えるなら、この家族に伝えにくいと感じていることは、実は自分自身の中でも折り合いのついていない部分である可能性が高いと言えます。

人に対して言いにくいことは、自分自身に対しても躊躇していたり、スッキリ割り切れていないことでもあるのです。

まずは自分自身が決着をつけることが必要かも知れません。

自分がまず変われば、相手に伝えることも容易になるし、厳しすぎる言い方も自然になくなっているでしょう。

その意味では、自分自身の解放を生み出すという意味でも、先延ばしにしないで積極的に取り組みたいものです。

そしてその時は、自然の変化のように急がず、しかし手を抜かずというのがいいのでしょう。


菜根譚 前集97項

家人有過、不宜暴怒、不宜軽棄。
此事難言、借他事隠諷之、今日不悟、俟来日再警之。
如春風解凍、如和気消氷、纔是家庭的型範。

家人(かじん)に過ちあらば、宜(よろ)しく暴怒(ぼうど)すべからず、宜しく軽棄(けいき)すべからず。
此の事、言い難くば、他の事を借りて隠(いん)に之を諷(いき)め、今日(こんにち)悟(さと)らざれば、来日(らいじつ)を俟(ま)ちて再び之を警(いまし)めよ。
春風(しゅんぷう)の凍(こお)れるを解(と)くが如(ごと)く、和気(わき)の氷を消すが如く、纔(わずか)に是れ家庭の型範(はんけい)なり。

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家族も他人として

家族の誰かに誤りがあったとき、やたらと激しく叱っては
ならないが、かといって何とかなるだろうと安易に放って
おいてもいけない。


微妙なサジ加減でしょうか。他人と同じように接することが、
多くの場合、穏当なような気がいたします


ありがとうございます

こんにちは(^^)

家族への接し方は、融通も利くけど、注意も必要ですよね。
あらためて、考えてみて、むずかしいな~、と思いました。

できるだけ、率直にと思うのですが、それが、逆効果に
なることも、ありますよ。
気をつかっていると、それを喜んでくれる事もありますね~。
ほどほどの気配りは、大切なんだと思いました。

Re: こんにちは(^^)

> 家族への接し方は、融通も利くけど、注意も必要ですよね。
> あらためて、考えてみて、むずかしいな~、と思いました。
>
> できるだけ、率直にと思うのですが、それが、逆効果に
> なることも、ありますよ。
> 気をつかっていると、それを喜んでくれる事もありますね~。
> ほどほどの気配りは、大切なんだと思いました。

「春の風が氷を崩し、暖かさで溶かしていくようなもの」
根気よくのんびりと接するのがいいようですね。

No title

親のとある言動に、問題意識を感じつつ、
かといって注意したところで聞く耳を持たない・・・
そんな状況のさなか御記事を拝読しました。

まず心に滞りを感じていたのは自分なんですね。
今すぐ何とかしなきゃとはやる自分を落ち着けて
それからのんびりと・・・
>来日を俟ちて再び之を警め・・・
>春風の凍れるを解くが如く、和気の氷を消すが如く・・・
まさにこんな風に取り組めばよいんだなと、思うことが出来ました。

Re: No title

> 親のとある言動に、問題意識を感じつつ、
> かといって注意したところで聞く耳を持たない・・・
> そんな状況のさなか御記事を拝読しました。
>
> まず心に滞りを感じていたのは自分なんですね。
> 今すぐ何とかしなきゃとはやる自分を落ち着けて
> それからのんびりと・・・
> >来日を俟ちて再び之を警め・・・
> >春風の凍れるを解くが如く、和気の氷を消すが如く・・・
> まさにこんな風に取り組めばよいんだなと、思うことが出来ました。

この言葉に対する感じ方は人それぞれあるでしょうが、
めぐさんにはピッタリ来たようですね。

人を変えることは非常にむずかしいものです。
親子関係はとくに長いつきあいだけにいろいろあります。

相手が変われば自分も変わると思っていても変化しないことが多いでしょう。
少しずつ自分の方で変化していくと、相手が違って見えてきます。
不思議なもので、違って見えて来ると、なぜか相手もそのように変わってくるものです。
長いつきあいだとのんびり構えるくらいの方がいいのでしょうね。

No title

paoさん

ありがとうございます。

まずは自分から変わってみること・・・。
仰るとおりと感じました。
自分の内面の投影なのかもしれませんね。
引っかかると言うことは、自分の中にも同じものがあって、うずいているからなのかも^^;
のんびり構え、自分も和らぎながら自然と変化を見守ってみようと思います。
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