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微明(明かりを微かにする)

老子には微明(明かりを微かにする)ということを述べている章があります。(老子道徳経第36章)

どのように解釈するか難しい章です。

縮めてしまおうと思えば、まずはいっぱい引っ張っておく。

弱めようと思えば、先に強くしておく。

衰えさせるには、まずは勢いづかせる。

奪い取るには、まずは与えておくこと。

これを「微明」という。



例えば、敵の勢力が大きくなってきたら、まずは勢いづかせておく。

組織が大きくなりすぎて自分で崩壊してしまうのを待つのだ、というような戦略的な意味にとる解釈もあるようです。

ですがが、いや、そんなことを言っているのではないと言う人もいてひとつに絞るのは難しいようです。


しかし何の目的でこの文章を書いたかを保留にしておいても、ここで言っていることは、ものごとは片方の端まで行き着くと反転するものだということです。

だから、反対のものを期待するなら、むしろ押し進めてやればいいということになります。

明かり


例えば、ここでは「感情」ということについて、この原理を考えてみます。


恐れの感情:

怖がってなんかいないと強がってみても、いつまでも恐れは消えません。

むしろ、「怖い」ことを認めてその相手を見るのを避けていたのをやめれば、一時的に怖さがレベルいっぱいまで跳ね上がるかもしれませんが、それを過ぎると反転して、開き直って受け入れてしまううようになります。


怒りの感情:

相手を見るたびに、ぶつぶつイライラしているというのが、一番怒りを長引かせます。

本来怒りを認めてしまえば、ひとしきり発散すればスッキリするものです。

怒りを抑えるというやり方が、皮肉にも怒りを維持する助けになっているのです。


悲しみの感情:

これも怒りと同じように、悲しい感情をいつまでも認め受け入れないでいることが、いつまでも反転を起こさないことになります。


「微明」ということ、長続きするのはどうすればいいのかということ。

時に応じて考えて見てはいかがでしょう。

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非公開コメント

老子も人で有るがゆえ、何かに腹が立っていたのかも知れませんね(笑)

どんなに原理が解ろうと、この世界は人が作ったモノの上に成り立っていますから…

しかし、老子の生まれた時代ですら概念汚染が酷かったのでしょうか?
私には知る由も有りませんが、あまり昔も今も《共依存》は変わらないようです。

依存の対象が変わるだけで何も変わってはいないようです。
いつになれば氣づくのやら…

人々の無事を祈るばかりです。


感謝と礼を込めて

あきら


微明

はじめて伺った言葉かもしれません

与えるものが受け取るもの

に繋がるようなメッセージでしょうか

少し、感じてみます


ありがとうございます

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No title

将に之を縮めんと欲すれば、必ず之を張る。
あることやあるものを縮めさせたり、少なくさせたいと思うのなら、まず張りつめておきなさい。

将に之を弱めんと欲すれば、必ず固く之を強くす。
弱めたいと思うなら、まず強めておきなさい。

将に之を廃せんと欲すれば、必ず固く之を興す
衰えさせようと思うなら、まず勢いをつけなさい。

将に之を奪わんと欲すれば、必ず固く之を与う。
奪いとろうというなら、まずは与えておくべきなのだ。

是を微明(びめい)と謂う。
これが「微明」(びめい)ということだ。

柔弱は剛強に勝つ。
柔らかなものが剛いものに、弱いものが強いものに勝つ。

魚は淵を脱すべからず。
魚は深い水の底にいるほうがいい。

国の利器は、以て人に示すべからず。
国家の最も鋭い武器も何人(なんぴと)にも見せぬほうがいい。


一番味がある終わりの部分が記事で略されているのが残念。
私がこれまで知りえたことを基にした解釈だと「微明」とは「明(あかり)を微(かす)かにする」だと思います。
つまり、「弱めようと思えば、先に強くしておく。衰えさせるには、まずは勢いづかせる。奪い取るには、まずは与えておくこと」と言うやり方はまるで灯が薄暗いかのごとく分かりにくく、気づき難いということ。

そう考えた上で「国の利器は、以て人に示すべからず。
」と言う文章を読むと何か怖くなりませんか?

「国の利器」つまり国とって便利な道具、鋭利な刃物といった意味ですよ?
それは人に示さず隠しておけと言っている。

この微明に関する文章は兵法染みていて、老子によるものでは無いのではないかと言う説もあるぐらいです。

Re: No title

> 将に之を縮めんと欲すれば、必ず之を張る。
> あることやあるものを縮めさせたり、少なくさせたいと思うのなら、まず張りつめておきなさい。
>
> 将に之を弱めんと欲すれば、必ず固く之を強くす。
> 弱めたいと思うなら、まず強めておきなさい。
>
> 将に之を廃せんと欲すれば、必ず固く之を興す
> 衰えさせようと思うなら、まず勢いをつけなさい。
>
> 将に之を奪わんと欲すれば、必ず固く之を与う。
> 奪いとろうというなら、まずは与えておくべきなのだ。
>
> 是を微明(びめい)と謂う。
> これが「微明」(びめい)ということだ。
>
> 柔弱は剛強に勝つ。
> 柔らかなものが剛いものに、弱いものが強いものに勝つ。
>
> 魚は淵を脱すべからず。
> 魚は深い水の底にいるほうがいい。
>
> 国の利器は、以て人に示すべからず。
> 国家の最も鋭い武器も何人(なんぴと)にも見せぬほうがいい。
>
>
> 一番味がある終わりの部分が記事で略されているのが残念。
> 私がこれまで知りえたことを基にした解釈だと「微明」とは「明(あかり)を微(かす)かにする」だと思います。
> つまり、「弱めようと思えば、先に強くしておく。衰えさせるには、まずは勢いづかせる。奪い取るには、まずは与えておくこと」と言うやり方はまるで灯が薄暗いかのごとく分かりにくく、気づき難いということ。
>
> そう考えた上で「国の利器は、以て人に示すべからず。
> 」と言う文章を読むと何か怖くなりませんか?
>
> 「国の利器」つまり国とって便利な道具、鋭利な刃物といった意味ですよ?
> それは人に示さず隠しておけと言っている。
>
> この微明に関する文章は兵法染みていて、老子によるものでは無いのではないかと言う説もあるぐらいです。

この老子の章に様々な解釈があることは、本文で書いたとおりです。
そしてここでは一部を抜き出して感情に関して書いてみたわけです。
第36章の議論をしようとしているのではないことは明らかだと思いますが。
私の書いた事へのコメントにはなっていないように思います。


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