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井戸に落ちたハンターの話 絶望のその後

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密林で獲物を追っていたハンターが、誤って古井戸に落っこちてしまいます。

その井戸は、底の方に少しだけ水がたまっていますが、裂け目から水が他へ流れ出てしまって今は井戸の働きをしなくなっています。

ハンターは、なんとか井戸から抜け出そうとして、そこに垂れ下がっていた植物のつるをつかんで出口まで登ろうとしました。

しかし、途中まで上がった所で、つるは無常にも切れてしまいます。

次々に別のつるを試すのですが、どれも途中で切れてしまいます。

さて、最後の一本しかつるが残っていません。

ここでどのように考えるか、ちょっとご自分でも考えて見てください。

・最後の一本まで切れてしまったら絶望だ。もう少し慎重に考えてみよう。

・いや、逃げていても何も解決しない。可能性はすべて試して見るべきだ。

大きく分ければどちらかを選択するわけですが、前者はこれがダメだと終わりだという思いが強いと、試しても試さなくても地獄だと考えて身動きがとれなくなる可能性があります。

しかし、後者の場合は失敗したとしても、次の可能性に進めそうに思えますね。

話を戻すと、ハンターは最後の一本のつるに賭けてみようと思いました。

「なんと言うことでしょう、最後の一本に勇敢にも挑戦したハンターは無事出口まで登ることが出来たのです。」

という結末も1つあり得るのですが、それでは今回の寓話の目的とは外れてしまいます。

ハンターは最後の一本のつるをつかんで登ろうとしましたが、あっというまにつるは切れてしまいました。

すべての救いの道は途絶えました。

もはや、自分の力では登りようがありません。

こんなジャングルでは、誰も助けは期待できません。

この絶望、自分の力ではどうにもならないという諦めしかない事実を認めたとき、ハンターは突然、思ってもみなかったひらめきを得たのです!

ハンターは、水が逃げ出してしまっている隙間に、底にあった泥を埋め込んで穴をふさいでしまいます。

すると、逃げ場をなくした水は井戸の中にたまり始めます。

自分の力では脱出できないことを認めたハンターは、身をあずけることにしたのです。

井戸にたまっていく水に身をまかせて浮かんでいるハンターは、やがて出口まで労せずしてあがって行けたのです。

※これはバーノン・ハワード氏の著作に出てきた話をアレンジしたものです。
宇宙のセオリー この世でもっとも素晴らしい秘密
ヴァーノン・ハワード / 成甲書房 / 2010-07-08 /

密林620x930


絶望して自分の力ではもうどうにもならない事を認め、身をあずけたとき、全く今までとは違う解決に導かれる。

これは神秘的に見えなくもないですが、心理的に考えて見ればこう考えられるのではないでしょうか。

今まで自分の思い込みで作り上げてきた世界の見方が効力を失った。

絶望してその無力さを認めたことで、いままで抵抗してきたものが取り除かれ、隠れていた特性が表に現れます。

それによって、やっと別の自分が見えるようになったのです。

実際思い込みが激しいと、自由にありのままに世界を観ることが出来なくなります。

ですから、それが解き放たれると、奇跡でも起きたように世界が違って見えることも起こりうるわけです。

まるで、それは別世界から飛んできたように思えるかもしれませんが、もともと自分の内面に備わっていたのに、発揮されてこなかった能力や可能性と考えるのが妥当でしょう。

なぜそんなに、多くのものをダメにしてきたのか、それは思考の持つ限界なのかも知れません。

ひとつの見方を採用したために、そこから外れた考え方は却下され、やがて忘れ去られたり、そんなものは存在しないかのように抑圧されていきます。

まあそういった理屈はともかく、「 山川の末に流るる橡殻も 身を捨ててこそ浮かむ瀬もあれ」ということをこの寓話は伝えてくれます。

自分自身と同一視して大事にしすぎていることがあると、その執着からは、なかなか新しい道は開けてこないということです。

しかし、「身を捨てる」決意は、だれでも実行するには非常に抵抗があり怖いものです。

人によっては、捨ててしまえば自分は溺れ死んでしまうという恐怖が、非常に根深いこともあるでしょう。

ですから、そこは一気に変化しようと考えずに、少しずつその感覚を取り戻していくことが必要です。

いまのレベルで手をつけられる易しいことからはじめて見ることです。

今までしがみついていたことを、ひとつ手放して何が起きるか見てみるのです。

そうすると何が起きるか。

今までは「知っていて説明出来ることを実行すれば、予測通りに物事が起きる」世界がすべてだと信じていました。

しかし、説明しなくても、自分が意図しなくても、あるいは理由がわからなくても、解決がもたらされることがあること発見します(あるいは思いだします)。

これは、説明出来ることがすべてだと信じ切っていた世界観を、徐々に崩していきます。

単純に目をつぶって飛んでみるという、子どもの頃には簡単にできたことを思い出していきます。

何事も自力のみでやろうとしていたことから、自力と他力の使い分けを考える様になります。

また「自分が何でも知っている、それを揺るがすものは排斥してやる」という姿勢を放棄するという選択が見えてきます。

何かを信じたいという思いがあると、人は簡単に冷静さを失って信じてしまいます。

「信じたい」という思いの裏には、大抵恐れが隠れています。

「何かが起こって欲しくない、だから起きないと信じさせてくれるものを信じたい」のです。

すぐに何かにしがみついてしまうのを防ぐには、普段から自分の内面を正直に観察しておくことや、外側に自分を助けてくれるものがあると信じないことです。

自分が変わらない限り、何を使おうといつもと同じ結果が待っています。

外側のもので自分を変えられたようにみえても、それは自分も一緒に変わったからに他なりません。

話を元に戻すと、これしか助かる道はないと思い込んでいることを見直してみましょう。

その思い込みが、いままでの自分の苦しさの原因だったことを発見するでしょう。

それを認めることで、根本から今の状況を見直してみようという選択肢がはじめて見えてきます。

それまでは、これしかないと信じていた方法をこね回すことしか思い浮かばなかったのです。

だから、いくら頑張っても次元の違う解決は思い浮かばなかったのです。

それは誰もが陥る心理のくせのようなものですから、意地を張らずに認めてしまえば、すぐに一歩離れたところからの視界が広がってくるのです。


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ライトワークですな。

ライトワーカーには正式な契約とそれに準ずる契約が必要なのです。キラキラとかそんな生ぬるいものではなく、まして今の自分で良いと成長は止まりません。中にはPAOさんのように天性と呼ばれる人もおります。人の為に当てる光など紛い物です。自分の闇に光を当て、自分の限界を超えることで、他者に行動で示す。

他者にはいくらでも嘘を付くことは出来ても自分に嘘をつけません。しかし世の中はどうでしょうか?
限界になれば他者に身を預け、そして時代時代には必ずジャッジの対象がある。
今で言うと原発ですが、根本的に原発の何が悪いのか?という事すらも解らぬ者があーだこーだと騒ぎ立てているに過ぎません。解っていれば即刻排除でしょう。そこに我欲というものも絡んでいることさえ解らぬのならば、妙の目で見ていると錯覚するのは当たり前のことでしょうね。紛い物と本物は非常に似ています。

しかし本物には、誰も近寄れぬ尊厳があります。

全てを傷つける原発になんの利がありましょうか?
全てを手放す時が来ています。しかし今のまま手放せば地獄に身を置くこと否めず。

上から降ろした言葉を書いておきます。


我を捨てよ
主らは獣か?人か?
そなたたちの汚れた眼には何が映っておる?それが主らの心の魔で御座るよ
今今には、真コトは見えぬじゃろうて
眼で追うものに百害あって一利無しで御座る。

一厘の真を見つけて下されよ。この世はあちらと全く逆であることこの者に伝えおく。

答えは感ずるものにある。







こんにちは(^^)

このお話を読んで「ピンチはチャンス」という言葉を思いついて
しまいました^^
もうどうしようもない時には、意外な方法を思いつきますよね。
思い込みだけに頼らないということ、大切ですね~。

ピンチという話ではないのですが、娘と数学の難問を
考え込んでいたのですが、頭をリセットして、違う見方をしたら、
すぐに解けた、ということを思い出しました^^

Re: タイトルなし

> ライトワークですな。
>
> ライトワーカーには正式な契約とそれに準ずる契約が必要なのです。キラキラとかそんな生ぬるいものではなく、まして今の自分で良いと成長は止まりません。中にはPAOさんのように天性と呼ばれる人もおります。人の為に当てる光など紛い物です。自分の闇に光を当て、自分の限界を超えることで、他者に行動で示す。
>
> 他者にはいくらでも嘘を付くことは出来ても自分に嘘をつけません。しかし世の中はどうでしょうか?
> 限界になれば他者に身を預け、そして時代時代には必ずジャッジの対象がある。
> 今で言うと原発ですが、根本的に原発の何が悪いのか?という事すらも解らぬ者があーだこーだと騒ぎ立てているに過ぎません。解っていれば即刻排除でしょう。そこに我欲というものも絡んでいることさえ解らぬのならば、妙の目で見ていると錯覚するのは当たり前のことでしょうね。紛い物と本物は非常に似ています。
>
> しかし本物には、誰も近寄れぬ尊厳があります。
>
> 全てを傷つける原発になんの利がありましょうか?
> 全てを手放す時が来ています。しかし今のまま手放せば地獄に身を置くこと否めず。
>
> 上から降ろした言葉を書いておきます。
>
>
> 我を捨てよ
> 主らは獣か?人か?
> そなたたちの汚れた眼には何が映っておる?それが主らの心の魔で御座るよ
> 今今には、真コトは見えぬじゃろうて
> 眼で追うものに百害あって一利無しで御座る。
>
> 一厘の真を見つけて下されよ。この世はあちらと全く逆であることこの者に伝えおく。
>
> 答えは感ずるものにある。

OSHO:
自分自身の内側にそれを見つけ出さない限り、家は何処にもない。
There is no home, unless we find it in ourselves.

Re: こんにちは(^^)

> このお話を読んで「ピンチはチャンス」という言葉を思いついて
> しまいました^^
> もうどうしようもない時には、意外な方法を思いつきますよね。
> 思い込みだけに頼らないということ、大切ですね~。
>
> ピンチという話ではないのですが、娘と数学の難問を
> 考え込んでいたのですが、頭をリセットして、違う見方をしたら、
> すぐに解けた、ということを思い出しました^^

答えが出ないことは、放り出してしまえば、片付くkということも多いのです。

放り出すのをためらうのは、それでは片付かないと思い込んでいるからですが、
その思い込みが制限しているから答えが出てこないのです。

良く注意していれば、自分の中から新しい可能性を言い出している自分がいるのですが、
思い込みが強いと、その思いつきは、「そんなのだめ!問題外!」とまたたく間に却下されてしまうのです。
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