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困ることは人によって違うんです

以前紹介した養護学校の生徒さんのお話から一つ紹介します。

あっくんは、物事がはっきり決まっていないと、いたたまれないくらいに困ってしまいます。

「何時何分から夕方ですか? 何月何日から秋ですか?」

きちんと決まっていないと、あっくんにとっては大問題なのです。

「お日さまが沈みかけたときが夕方ではどう?」

そういわれて、いったん納得しかけたあっくんですが、あとで困ったことに遭遇します。

「曇り空で、お日さまが沈みません。夕方はどうなるのですか?困ります!」

ひとそれぞれ、困ることは違うものです。

そしてそれは、その人にとっては大問題なのです。

私たちは「そんなことはわかっている」と思っています。

そして、あっくんのように普通とは違う行動は、問題がなければその人の個性だくらいで受け入れます。

しかし、その人の困ることが社会のメジャーな規範から外れていれば、どうなるでしょう。

個性を認めるどころか、そんな考えは社会にとって悪であるというレッテルを貼って、弾劾しようとし始めます。

どれだけ良識のある人でも、社会全体が偏っていると、その常識を外れて考えるのは難しくなります。

だけど、「だから、合わせればいいことだ」と当たり前のように言って、

それが出来ない人間を排斥しようとするのは私には納得がいきません。

怒った顔の男の子


人と協調するのがいいと考えると徹底して合わせようとする、

個性が重要だと考えると人と同じことをしているのを軽蔑してみせる。

こんな2元論に陥ることは避けたいと思うのです。

合わせることも必要だし、重要なことだけれど、自分は違うと思うことは捨てるわけにはいかない。

人と違っていても、それを諦めて捨てなければならないわけではない。

あくまで、自分がその気にならないあいだは、その人のやりたいことが真実なのです。

何がいいたいのかというと、自分の感じ方が人と違っていたとき、どうするのがいいかという話です。

そんなとき、わたしたちはどちらが正しいのかを究明して、結論が出た方に合わせるべきだと考えてしまいます。

やはり、2元論になってしまうのです。

ですが、いまの自分にとっての感じ方を否定する必要は無い、

社会がそれをよしとしなくても、両方が併存してればいいだけのことだと思うのです。

すごく当たり前のことだと思われますか?

ですが、私たちは気が付けば、白黒つける思考に走ってしまい、

その結果自分の感じ方を諦められないと悩んだり、

自分はどこかおかしいのだろうかと自分を責めたりしているのです。

「すっきりしない、白黒つけられない」ということは、むしろ自然なのだと私は思います。

あいまいさに絶えられないと思うのは、思考に頼りすぎてしまった結果です。

今も絶えず変化を続けている私たちの身体と同様に、感じ方も絶えず変化するのが自然なことだと忘れてしまっているのです。

強固な意志は、立派に見えますが、どこか不自然さや、やせ我慢を感じてしまいます。

わたしは、社会から見て困った人にされても、自分の感じ方を犠牲にしてまであわせようとは思いません。

それならば、むしろ孤独を選びたい。

このように言い切ってスッキリしました。

何を言っているか、わからないという人もいらっしゃるかもしれませんが、結構大事なことだと思うのです。


【参考文献】
『違うってことはもっと仲良くなれること』
著者: 山元 加津子 / 樹心社 / 2003-04 /


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こんにちは(^^)

そうですよね、感じ方(困ること)は、人それぞれ違いますよね。
また、同じ人でも、その時の状況によって、どんどん変化していきますよね?。
「あの人は人と違う」とか、「あの人は、以前、そう言っていなかった」という事は、避けたいな、と思っています。

自分の感じ方を、人から否定された時には、シュン…となり、落ち込みそうですが、それでもくじけない柔軟な心を持っていたいな、と思いますね?。

Re: こんにちは(^^)

> そうですよね、感じ方(困ること)は、人それぞれ違いますよね。
> また、同じ人でも、その時の状況によって、どんどん変化していきますよね?。
> 「あの人は人と違う」とか、「あの人は、以前、そう言っていなかった」という事は、避けたいな、と思っています。
>
> 自分の感じ方を、人から否定された時には、シュン…となり、落ち込みそうですが、それでもくじけない柔軟な心を持っていたいな、と思いますね?。

「シュン…となり、落ち込みそう」、これってその感情を自分で認めてしまうのが、一番立ち直りが早い気がしますね。
否定したり、隠してしまうといつまでも引きずります。

隠す、装う → それを守らないと → ばれるのが恐い の悪循環なんですね。

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