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違うってことはもっと仲良くなれること

本題に入る前に、この文章を書くきっかけになった話を少し書いておきます。

Sachiko Pearl Amanogawaさんがブログ「【ぱーる基金】を増やして社会貢献の道をゆく」で、毎朝「朝の言葉」という名言などを題材にした記事を書かれています。
一日を始めるにあたって、いい刺激を与えて下さることばとSachiko さんの解説が書かれています。

3月25日の記事はこんな言葉でした。

「人って幸せになろうと思ってなれるもんじゃない」
(朝の言葉Vol.751)


人って
幸せになろうと思って
なれるもんじゃないのよ。

誰かを
幸せにしてあげようと思って初めて
幸せになれるもんなのよ。

   (NHKドラマ「純情きらり」)



Sachiko さんのフェイスブックはこちら
http://www.facebook.com/Sachiko.Pearl.Amanogawa

Facebookで紹介されているのをみて、私はこのようなコメントを書きました。

自分のことだけを考えていて、元気を無くしたひとが、たとえばボランティアなどで他人のケアを始めた途端に、世界観が変わって元気になる。こういったことは実際よく経験しますね。

いろんな解釈があると思いますが、こんなことを思います。
かつては(乳幼児期に)自分ひとりだった世界に、誰か他の人がいることに気づき、だんだんと自我に芽生えていくなかで、「私」と「あなた」の区別が登場します。

この分離は、いいこともたくさん与えてくれるけれど、一方で「私」と「あなた」を比較することを始めてしまいます。
この比較が苦しさも作り出してしまうのです。

特に「私」の存在が、あなたの評価次第で左右されるようになると、非常につらい生き方にもなってしまいます。

しかしそんなとき、自分にばかり関心を向けていないで、誰か他の人の為に動こうと思ったとき、人はまた、自他の分離していなかった一体感のある世界を思い出します。

そこには、自他の区別がないので、あなたにしてあげたことは、すべて自分にしてあげたのと同じことになるわけです。



プレゼントを贈る少女


自分に優しくなれなかったとき、かわりに他人に与えてあげることで、それが自分にかえってくる。
このことを発見すれば、自分で自分をいじめていたことも見えてきて、自分に対する優しさも取り戻すことが出来ます。

そして、自他の分離感ということを考えながら、ふと以前に読んだ山元加津子さんの「違うってことはもっと仲良くなれること」という本のことを思い出しました。

この本について、山元さんはこのように書かれています。

毎日の生活の中でも、知らず知らずにいつも比べたり分けたりしている自分に気がつきます。
分けたり比べてばかりいる心は、人を傷つけてしまうものですね。
養護学校で出会った大ちゃん「僕と他の人とは違うけど 他の人も僕とは違う。違うってことはもっと仲良くなれるということや」と言いました。
本当に、いろいろな人がいるからこそ、人は出会うことで、気がつけるし、変わってもいけるのですね。
そんな話を、私はこの本で書いてみたかったのです。


この本では、本のタイトルにもなった大ちゃんの他にも、養護学校の子どもたちなど、いろんな個性的なひとたちが登場し、「違うってこと」は、分けたり比べることではなくて、個性を理解し合うことにこそ意味があることを教えてくれます。

人と比べてつい優劣をつけ、人を傷つけたり、自分がかなわないことを知って自信を無くしたりと、どちらにしても比較することが私たちを苦しめる要因になっているようです。

プレゼント受け取る男性


ところで、世の中にはいろんな人がいると「私」が言うときと、「あなた」が言うときとでは、同じことを指していると思っているかも知れませんが、そこで見ているのはかなり違う世界の筈です。

言葉でやりとりしている私たちは、言葉という現実の一部分を切り取った道具で考えたり、他の人に伝えたりしているわけですから、そこで切り落とされた現実がたくさんあるわけです。
そしてもちろん同じ言葉でも、「私」にとっての意味と、「あなた」にとっての意味は同じではないのです。

それに加えて、「私」の今までの経験と、「あなた」の経験してきたことは異なります。

実は、「私」が見ている世界は、「私」の今までの経験に基づくものですから、そこに登場するものは、すべて私の知っている世界なのです。

それが意味することは、たとえば「私」が「あの人は変わった人だ」とか「あのひとはいい人(悪い人)だ」といっているのは、すべてその対象が自分の中にも存在する人たちなのです。

「あの人はもっと○○であるべきだ」というとき、「私」の中にも、○○出来ない自分がいたり、それを責めている自分が存在するのです。

そんなふうに考えて見ると、「違うってことはもっと仲良くなれること」という言葉は、自分の中で埋もれてしまった自分を「あなた」の中に発見して再認識するという過程を表現しているようにも思えてきます。

「話せばわかる」とは言っても、自分の中にないものは理解できないし、言葉でわかった気になっているだけです。
一方で、言葉では表現できなくても、「あなた」の存在が直接「私」の中の忘れていた自分に語りかけてくるかもしれません。

言葉以前の「私」と「あなた」に分かれる前の一体感を感じたとき、分けたり比較したりしてお互いを傷つけることの空しさを感じ、そんな表面的でない自分を生きることを思い出せるはずだと思うのです。

とっさに他人と比較しようとして緊張や不快感を感じている自分を見つけたとき、本来の自分を思い出せば、そのいやな感情はスウッと消えていきます。

違うってことはもっと仲良くなれること

違うタイプの人とも毛嫌いせずに話しかけてみましょう。
そして、もっと自分自身とも仲良くなりましょう。

【引用文献】
『違うってことはもっと仲良くなれること』
著者: 山元 加津子 / 樹心社 / 2003-04 /


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