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困った状況と落ち込み

困った顔、落胆の表情、そこには背景に苦痛を感じさせます。
中には、いつも悩みを抱えたような顔をしていることが、習慣化している人もいます。

わざわざ苦しいことを求める必要などないはずですが、それが習慣化してしまったのには、それなりの理由もあったのでしょう。

笑顔の男の子


幼児は、自分に不快なことが起こると泣き叫んで助けを求めます。
なんとなく、自分が怒ったり泣きわめいたりすることと、面倒を見てくれる人が現れることの間につながりを覚えます。

怒った顔の男の子


しかし、最初は怒って金切り声をあげれば、誰かがすっ飛んできてくれたのに、そのうち少々怒って見せても、いつもいつもは通用しなくなってしまうことに気がつきます。

欲求が満たされない場合に、怒りだけでは通用しないことに気づく中で、大人の気を引くには、困った表情や、落ち込んだ状態を表現するという別のやり方があることを発見します。

神妙な顔の男の子


「どうしたの? 気分が悪いの? 困ったことがあるなら言ってごらん。」

欲しいものが手に入らないとわかると、泣きわめく代わりにすねてた表情で、いつもは大好きなおもちゃやゲームにも手をつけない。
「この落胆ぶりが目に入らぬか!」

こうして、同情を引くような落胆が、怒りで攻撃するよりも有効な場合が多いとわかると、大人になってからもこのやり方は常用されるようになってきます。

状況によって自分が落ち込んだのが先なのか、だれかの気を引きたくて落胆する気分に入り込んだのか、自分でもよくわからないようになってしまうかも知れません。

自分が本当にのっぴきならない状況に追い込まれたのであれば、他の人に自分がどう映っているかなど心配している余裕などなくなってしまうものです。

しかし、かけひきの道具として使い始めた「落胆」は、特に自分をよく知らない同情的な人には、非常に効果的であることを覚え、味を占めるとなかなかやめられません。

ですが、このような落胆の状態は、まったくの芝居かと言えばそうでもなく、いつのまにか実際にも困った状態に置かれたり、自分自身でも苦痛を感じる状態になってしまうものなのです。

最初は、まわりの気を引くための手段に過ぎなかったことが、やがて自分を困った状況に置くことが習慣化してしまうと、本来の目的など忘れて困惑することがひとり歩きするようになるという、危険な武器になりかねないのです。

自分が困った状況にあることを繰り返し思い浮かべ、それに付随して苦しくて、いやな感情がそこに伴うようになると、感情と思考のセットが出来上がってしまいます。

場合によっては、なんとなくだれも自分に注意を向けてくれないという理由から、このような感情を呼び出し、落ち込む状態を作り上げてしまいます。

しかし、「オオカミが来たぞ」と叫ぶ少年の話のように、いつしかこのような訴えに飽き飽きしてきた人たちには通用しなくなってきます。

困惑


このような偽物のゲームに気が付いて、正直な交流を持とうと気が付けばいいのですが、いつも落胆した状態にいると、それこそが他の人にはない自分だけが置かれた本物の苦境なのだと思えてきてしまうのです。

これでは効果がないと思ったら、他の人が思い知るような、もっとひどい状態へ自分をエスカレートさせてしまうかもしれません。

怒りの感情は、過激で危険を伴うこともあり、これはこれで危険な面もあります。
一方、怒りを押さえ込んで落ち込んだ人になってしまうと、衝動的なでたらめな行動は抑えられて、一見冷静に考える時間も持てるような気にもなります。
しかし、そこで淡々と探し求めるものは、どうやって他の人の注目や同情を引き出すかというよりエスカレートした落ち込みへと引き込むものになる可能性があります。

いまここでの自然な反応とは思えない、継続的ないやな感情はひどくならないうちに対処しないと、急激な被害はなくても、緩慢なる自殺ともいえる習慣になってしまうのです。

慢性的な無力感や、落ち込みを感じているなら、現実との接点をどれだけ保てているかをチェックすることは重要です。
自分が感情的に相手にしていることが、きのうやきょう実際に目にしたことに基づいていないとしたら、具体的なものに関心を向け直すことを考えた方が良いでしょう。

たとえそれが将来への夢や目標であっても、本当は実現しないと思いながら、また今回も失敗に終わったと言って落ち込みを繰り返している可能性もあるのです。

現実に直面するのは怖いこともありますが、一時的な怖さを避けてしまうと、慢性的な苦しい感情を抱え込むことにもなりかねません。

とげが刺さったらその痛みを感じ、
とげが抜けたら素直に喜ぶとき、
そこには説明はいらないのです。
「とげがささっちゃった!」



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困った状況

これは創っているのも、体験して味わっているのも

自分なのでしょうね

自分の意識の中で、起こっている(起こしている)こと

なのでしょう


ありがとうございます!

こんにちは(^^)

とげのお話、すごくポイントをおさえていますよね。
説明はいらないんですよね。

表情って大切ですよね。
まわりに与える影響も大きいと思いますが、自分の表情によって、
自分の気の持ち方もかわってきますからね~。

※おきてがみ、問題はなさそうですよ。
何かありましたら、またお伝えしますね^^

Re: 困った状況

> これは創っているのも、体験して味わっているのも
>
> 自分なのでしょうね
>
> 自分の意識の中で、起こっている(起こしている)こと
>
> なのでしょう
>
>
> ありがとうございます!

他人の問題にしていると、おそらくいつまでも解決しないでしょう。
自分の問題だと気づけば、変わることが出来ます。

Re: こんにちは(^^)

> とげのお話、すごくポイントをおさえていますよね。
> 説明はいらないんですよね。
>
> 表情って大切ですよね。
> まわりに与える影響も大きいと思いますが、自分の表情によって、
> 自分の気の持ち方もかわってきますからね~。
>
> ※おきてがみ、問題はなさそうですよ。
> 何かありましたら、またお伝えしますね^^

説明しないといけないような気になったとき、
ただ起きたこと(とげ)だけに注意を向けて
後は考えないようにすれば、問題はそこで完結します。

いろいろ説明を考え出すから、悩みが次々生み出されてしまうのですね。


「笑うから楽しくなるんだ」ということは確かにありますね。

※置き手紙の件、ありがとうございます。安心しました。
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