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ゆきちゃんとひとちゃんの雪遊び(2)

前回は、ひとちゃんとゆきちゃんの雪遊びを巡る攻防をお伝えしましたが、真弓お母さんからこんなお話を伝えてもらいました。

ああ、そうそう、すっきりすると、ひとちゃんは甘えてくるんです。
「だめなときは怒ってーーーー怒ってくれないのはこまるーーーー」というひとちゃんです。
ちゃんとしなくちゃいけなくてもついついだらーってしてしまうことも自分でわかっているみたいで、そういうときにほうって置かれるのはこまるって内心では思っているみたいです。

もちろん、そういうときにちゃんとするように言うと、その場では言うことを聞かなかったりするんですよ。

でも、そのあとで、「あーもーわかった。お母さんもう、怒らないことにしよー。だって、怒るとお母さんの気分が悪いんだもーん」とかいうと、「えーやだやだやだー怒ってーーーー」っていうのです。面白いですよね^^
一方でゆきちゃんは私が怒ると、怒られたその内容よりも、「大好きなお母さんに怒られてしまった」ということにショックをうけて悲しくなっちゃう子です。

だからできるだけ、なにがいけなかったのかが上手に伝わるように気をつけています。
子供もみんなひとりひとり違いますね。


ひとちゃんの「怒ってくれないのはこまる」という言葉で、私が思ったのは、ひとちゃんの中で作られてきた「ちゃんとしなくちゃいけない」と言ったり、思ったりする自分です。

交流分析※という心理療法では、このような自我状態を親の自我状態という呼び方をします。
私たちの自我全体を分けてみると、「親 P(Parent)」「おとな A(Adult)」「子ども C(Child):」の3つの自我状態があると考えます。

次の図をご覧下さい。

PAC_ひとちゃん


ひとちゃんは、「ちゃんとしなきゃ」という親の自我状態からの自分へのメッセージを受けて、適応した子どもの自我状態から「だめなときは怒って」とお母さんに訴えます。
また、このとき、お母さんに甘えたい自然な子どもの自我状態からは、「こんなに頑張ってるよ!見てる?ほめてね。認めてね。」という言葉には出さない裏面交流と呼ばれるメッセージを送ります。

おねえちゃんだからということも有るでしょうが、妹のゆきちゃんの方ではまだ曖昧な親の自我状態からのメッセージにも対応した反応が出てきたわけです。

雪遊びのときも、ゆきちゃんに比べて思いは複雑でした。
「わたしはゆきちゃんが坂を上れなくてもへたくそなんて言わなかったよ。なのにゆきちゃんは転んだことを笑った。でもお姉ちゃんだから我慢したんだよ。...」

PAC_ゆきちゃん

ゆきちゃんの方は、お母さんに怒られると何が問題なのかわからなくても、悲しくなります。
お母さんが好きだから、怖い顔しないでね。

※交流分析(Transactional Analysis,TA)とは、1960,70年代にアメリカ西海岸でさまざまな心理療法が生まれてきた中の一つで、精神科医エリック・バーン(Eric Berne)が提唱した精神分析の流れを汲む心理療法。日本でも紹介され、エゴグラムという人格診断テストなどで、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。


さて、このように幼い子どもの心理状態は、親が注意深く観察すれば見えて来るようなシンプルさを持っていますが、思いが遂げられずにぐずぐずと心に残った感情のセットは、後々の対人関係にさまざまな影響をもたらします。

対人関係への構えが作られると、前回書いたように、相手が過去の似たパターンを思い起こさせると、とっさに構えてしまい、自動的な反応がそれに続いてしまうでしょう。

あとから、どうしてこんなことをしてしまうのだろう、と思うこともあるでしょう。

あまりにも信念を強化して構えを崩れないものにしてしまうと、一見信念の人にみえて強い人にも見えますが、パターンを外れたときの自然な反応がその分犠牲になってしまいます。

自分がどうすれば満足出来るのかが、自分でわからなくなってしまうので、常にゴール設定をしてがむしゃらに先を目指していないと、どうしていいのかわからないのです。

ライバル・ビジネスマン

子どもの頃の純真さに戻って、自分の意地を張っている姿を素直に見てみれば、どれほどばかばかしいことをやっているかが見えて来るかもしれません。

自分の利益を目指しているつもりでいるのに、自分を痛めつけることをしてしまうのは、それが見えなくなっているからでしょう。


もしあなたがあるところのものを受け入れたなら
あなたが不幸である可能性など何もない
私は何千という人々を観察してきた
探求者たち、探求者でない人たち
この世的な人、あの世的な人---
そして、毎日のように私は、
人々は本当のところ幸福でいることなどに興味がないということを
目のあたりにさせられる現象にゆきあたる
誰ひとりとして
幸福でいることに興味などないかに見える
というのも
彼らはどんなナンセンスにでも幸福を犠牲にする用意があるからだ
嫉妬のために、所有性のために
怒りのために、憎しみのために
どんなナンセンスのためにでも彼らは幸福を犠牲にする用意がある
ところが、彼らは、
怒りや所有性や嫉妬を幸福のために犠牲にする用意はない
だとしたら
どうして人々が幸福でいることに興味があるなどと言えよう?
彼らは不幸であることの方に興味があるのだ
彼らが何と言おうとそれは問題じゃない
私が見る限り彼らは絶えず不幸でいようとがんばっている
いかにして不幸でいるかの手練手管を見つけ出そうとがんばっている
これは本当に途方もない現象だ
不幸などというものが存在しない世界に
人間は大変な不幸をつくり出してしまっている
彼氏は本当に押しも押されもせぬ創作家だ


Tao永遠の大河〈2〉 404頁
―バグワン・シュリ・ラジニーシ老子を語る (1980年)
バグワン・シュリ・ラジニーシ (著), スワミ・プレム・プラブッダ (翻訳)
めるくまーる社


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こんにちは(^^)

子供の言葉は、意味不明に思うこともありますが、素直な心をそのまま伝えているんですよね~。
昨日に続き、お母さん、ナイスフォローだと思います^^

私は、たまに気持ちをきちんと読み取ってあげていなかったな~、と反省することがありますね~。
まわりの子供を客観的にみていると、気持ちがよくわかったりするんですけどね。
反対に、まわりの人からアドバイスをうけて、娘の気持ちに気付くこともあります。

Re: こんにちは(^^)

> 子供の言葉は、意味不明に思うこともありますが、素直な心をそのまま伝えているんですよね~。
> 昨日に続き、お母さん、ナイスフォローだと思います^^
>
> 私は、たまに気持ちをきちんと読み取ってあげていなかったな~、と反省することがありますね~。
> まわりの子供を客観的にみていると、気持ちがよくわかったりするんですけどね。
> 反対に、まわりの人からアドバイスをうけて、娘の気持ちに気付くこともあります。

当事者でいるとなかなか客観的にお互いを見るのは難しいものです。
その時は見えなくても、あとでニュートラルになれる時間を持つようにしていると自分の偏りも見えてきます。

とはいっても、やはりまわりの人の方がよく見えることも多い訳で、とくに身近な人への評価は
そういう意見を参考にすると有効な場合が多いですね。



そのまま

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