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自分が苦しい時こそ他者への思いやり

感情的、肉体的な苦しみをコントロールする方法の一つとして、自分以外の人に対しての思いやりに注意を向けてみるということがあります。

自分の苦しみというのは、そんなに1日で回復できるようなものではない場合が多いでしょう。

その状態で、自分の苦しみにばかり目を向けているのは、痛みを思い出し続けるようなところがあるわけですが、そんなときこそ、他の人への関心を深めたり、手助けしてあげられることはないかと考えてみるのです。


話は少し変わりますが、私はここ半月くらいの間、自分の側ではどうにも出来ない被害をある人から受けています。
内容は申しませんが、自分がどうであろうと、他の人の行動は自分にはどうにも出来ないということを思い知らされます。
「その人はこう変わるべきだ」と唱えてみるのはいいのですが、それを言い続けてもその人が変わるかどうかはわかりません。

孤独1


よく悪いことが起きると、「それはどこかに自分の責任が関係しているはずです」ということをいう人がいます。

しかし、そう言われれば、確かに何かありそうだと思うのは、人間の心理からすればあたり前のことなのです。
完璧に自分に責任がないかと問われれば、何かしら後ろめたいことが出てくるのが普通では無いでしょうか。

しかし、ものごとは、残念ながら自分がどれだけ完璧に行動していても、被害をうけることはあります。
まさに交通事故のようなものです。
「交通事故に遭いやすい人は?である」みたいなことが調査されたりしますが、傾向があったり、何かしら自分の責任が関係している場合もあれば、まったく関係なく起きることもあるというのは、区別して考えるべきです。

たしかに、「それはどこかに自分の責任が関係しているはずです」という見解は、単純に正しいとも間違いとも言えません。完全に証明することは出来ないことだからです。

ですが、そこで「自分の責任を振り返ってみろ」と言われると、自分を否定する方向に傾いてしまう人も多いはずです。
自分に責任がないとわかっているのなら、そんな脅しには乗らずに、自分を信頼することを放棄してはならないと思います。

これを書いている時、たまたまネットでつながりがある方が、ネットストーカーの被害にあっていたということを書かれていました。
これなども、一方的な嫌がらせ(あるいは企み)の典型ではないかと思います。
匿名性の招く悪い面が現れた例です。

何も対抗できない被害というのはくやしいもの、頑張っていればいるほど、その被害は大きく感じるでしょう。
身体的な不調を引き起こすほどの影響もあるでしょう。
しかし、そんなときこそ、被害を自分で大きくしないよう、他のことに眼を向けるのがいいのかもしれません。

こんなふうに文章を書いているのも、他の人に関心を向けるのと同じことでしょうが、自分の問題をただ気にしているのと違って、その問題も一般的なものに見えてきます。

医師の説明と老人


さて、横道にそれましたが、本題に戻りたいと思います。

自分の苦しみを軽減するための方法として、、他の人に感心を向けたり、手助けをしてみるということを考えてみましょう。

「自分以外の人も、自分と同じかあるいはもっとひどい苦しみにあえいでいる。どうすればその人は苦しみから解放されるだろう?」ということを考えてみるのです。

まわりの生きるものすべてと自分を結びつけることによって、そのなかの独りとしての自分を認識すれば、自分の苦しみだけが不当に過酷なものとは感じなくなります。

「なんで、よりによって自分がこんな目に遭うのか!」と嘆き続けたり、嫌な気分を続けなくても良くなる効果があるのです。

「そうは言っても、私はこんなひどい状態なんですよ!わかって言っているの?!」
と言いたくなるかもしれません。

また、他の人の面倒なんか見ていたら、余計に自分の負担が増えるだけと思うかもしれませんが、実際にやってみれば、他の人に向けたエネルギーの分だけ自分の苦しみは軽減されるのが感じられるでしょう。

そんな状態の時だからこそ、他の人に関心を向けてみるのです。

自分のことに夢中になり、まわりに関心を向ける余裕がなくなると、余計に自分の苦しみは大きく感じられ、傷つきやすい状態や、混乱、不安、無力感が強くなってしまうのです。

それに、自分の問題だと勇気が出ないことも、他の人の問題を扱うとなれば、普段できないような力を発揮できたというような経験はないでしょう?

自分のことだけに関わっていれば、いつしか無力感にとらわれてしまうかもしれませんが、他者へのかかわりは、その無力感を勇気に変えてくれます。

ひとりよがりになりがちな状態を、まわりの人たちの一員としての自分であるという認識が、自分の苦しさに塞ぎがちだった心を解放する方向に向けてくれるのです。

もはや自分の問題もそれほど大きなものには見えなくなってくるでしょう。


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金曜の仕事がまさにそのような感じでした。
何かネガティブなことがあると、一人でふさぎ込んでしまいがちな私なんですけどね。
思いきってポジティブに人のことを手伝ったら、とてもすっきりです。
人は人との関わりで心の傷が癒されるのかなぁ。って思いました。

Re: こちくんさん

> 金曜の仕事がまさにそのような感じでした。
> 何かネガティブなことがあると、一人でふさぎ込んでしまいがちな私なんですけどね。
> 思いきってポジティブに人のことを手伝ったら、とてもすっきりです。
> 人は人との関わりで心の傷が癒されるのかなぁ。って思いました。

いろんな説明が考えられるんでしょうが、単純に考えるとこう言うことかなと。
もともと誰もが、ポジティブな面とネガティブな面を持っています。
自分が落ち込むような状況だと、自分に関心を向けてもネガな面ばかりが前面に出てしまう。
その点、他の人に関することならニュートラルでいられるので、
ポジティブな活動にも動きf出すことができます。

もともと、その時どちらの面が優位にあるかというバランスの問題なのです。
それが自分に対することでも、他人に関することでも、行動し感じとれば効果は同じこと。

自分に関することがプラスに働かないと、全体がプラスに動かないというのは
思い込みであって、他者に対することでもポジティブに動けば、
その効果は自分の問題に対するのと同じであるということです。

さらにその考えを進めれば、自分を否定したくなるようなことに対しては、
さっさと見切りをつけて、それなりに終わらせてしまえばいいのです。
ケリをつけようなどと思ってそれにこだわっても、いいことは何も無いでしょう。

No title

まわりの生きるものすべてと自分を結びつけることによって、
そのなかの独りとしての自分を認識

素敵な認識の仕方ですね

実際に結びついているのでしょうね
分かれているように見えても、実際は結びついていて
いるのでしょうね

すべては一つ、ワンネスということですね

ありがとうございます Paoさん

こんにちは(^^)

今回のお話にもすごく納得しました。
自分が苦しい時に、誰かから相談を受けたりすると、実は、嬉しいですよね。
真剣に相手の悩みを考えることもできるし、自分の悩みも軽減されるし。
自分が悩んでいる時も誰かに相談したり頼ったりすると、相手も嬉しいものなんだろうな、と最近思います。
相談しあう事で、より親密になれますしね^^

Re: ponsunさん

> まわりの生きるものすべてと自分を結びつけることによって、
> そのなかの独りとしての自分を認識
>
> 素敵な認識の仕方ですね
>
> 実際に結びついているのでしょうね
> 分かれているように見えても、実際は結びついていて
> いるのでしょうね
>
> すべては一つ、ワンネスということですね
>
> ありがとうございます Paoさん

老子の第二十章のような感じですね。

Re: こんにちは(^^)

> 今回のお話にもすごく納得しました。
> 自分が苦しい時に、誰かから相談を受けたりすると、実は、嬉しいですよね。
> 真剣に相手の悩みを考えることもできるし、自分の悩みも軽減されるし。
> 自分が悩んでいる時も誰かに相談したり頼ったりすると、相手も嬉しいものなんだろうな、と最近思います。
> 相談しあう事で、より親密になれますしね^^

そうですね。
さらに進めて自分の問題を放置しておいて、他の人の問題に取り組んでみると
自分の問題も大したものではなくなってきます。
いろんな問題も、「せいぜい10個の問題なんだ!」
http://paostao.blog66.fc2.com/blog-entry-677.html
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