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太極図 今の自分を取り戻そう

太極図


白と黒の涙のような形の向き合ったこの図は、太極図と呼ばれます。
そしてこの太極図はタオイズムを象徴するものであるとも言われます。

この太極図的な世界観は、森羅万象を陽と陰の要素によって成り立っているというように考えるのです。

図で言えば白いほうが陽で黒いほうが陰です。
陽は行き着くと陰となり反転し、陰は行き着くと陽となり反転します。

一般的には、陽をポジティブな働きかける方だと考え、陰をネガティブで受身の方向に捉えます。

この太極図の重要な点は、単に二極化した事象を捉えるだけでなく、それらが上述のようにお互いに端まで行き着けば反転して反対側の性質に変化するという点です。
また、陰と陽は対立するものではなく、お互いに補い合うものであると考えます。

そして人間もこの陰と陽の性格を自分の中に抱えています。
あらゆる相対的な面を陰と陽とで捉えられますが、どちらも自分の一部であり、瞬間を捉えればどちらかが優勢であっても、いずれ反対の極に転ずるのです。

さて、昨今の私たちは、何かをやり遂げることが生きることである、という考えに非常にとらわれがちです。
自分はこれをやり遂げてこそ生きてきた意味があるというように、大きく捉えることもありますし、また日常的にも、すぐそこにある未来に向けて、やり遂げるべきことが意識の殆どを占めているのではないでしょうか。

たとえば、今日の昼食は何にしようかと考えます。
どこに食べに行くか、どこでお弁当を買うか、あるいはなにか料理をつくろうとするのかもしれません。
このようなことは当たり前のこととして捉えていますが、すべていま起きているのではなく、これから未来に向けての行動を予言(宣言)しているのです。

そのような未来予測は、いま目の前にみえていることや感じていることを押しのけて、意識を占拠してしまうのではないでしょうか。

急いで出勤


これから電車に乗ってどこかへ行くというとき、駅に向かって歩いている自分のことは、ほとんど意識せず、ただの途中経過として捉えていることも多いでしょう。
心は、もう電車に乗っている自分や、到着した後の自分の行動に置き換えられているかもしれません。

未来に向けて「やり続ける」ことは、いまの私たちの最も常識的な行動なのですが、「やり続ける」ことが意味するものは、いまは「何かが足りない」状態であると言っている事でもあるのです。

獲得すればするほど、「何かが足りない」という思いを強化していることになるのです。

ちょっと横道にそれますが、2つの事をやりたいけれど、両方やる時間はないというとき、普通ならどちらかを諦めるしかないと考えますが、思い切って両方放り出してしまうという手もあります。

いまのやり方では、いくら逆立ちしても両方はできません。
ダメなやり方は、いくら工夫してもダメなんです。

しかし、両方放り出してご破算にしてしまえば、それらはいつの間にか再構築されてきます。
うまく行けば、両方をやり遂げる活路が見いだせるかもしれません。

話を戻しましょう。

いつもなにか足りないものを求めて、獲得する方向に未来へ向かうこと、仮にこれを「陽」だと捉えれば、「陰」の方はどういう状態を意味するでしょうか。

それは、「いまここ」にとどまっていて、今の自分の持っているものに満足したり、それを味わうことなのです。
実は、未来に向けて足りないものを求め続ける活動は、それ自体に満足することもあるでしょうが、獲得したものを自分のものとして捉えたり、味わうという時間は含まれていないのです。

活発に動いていると、それ自体で満足しているような気になりますが、やはりじっくりと「いまここ」にとどまって、それをかみしめる時間を持つことを無くしてしまってはバランスを崩してしまうのです。

陰と陽のバランスを取り戻すには、多くの人はもっと今に留まって持っているものを味わうようにした方がいいでしょう。
持っているものを知って、その豊かさをかみしめるとき、新しいものはもういらないという満足感を味わえるのです。
老子が言うように、「知足者富」(老子道徳経 第三十三章) 「足るを知る者は富む」と言うことなのです。

陰の方のバランスを取り戻すには、もっと「いまここ」にとどまる練習が必要かもしれません。
なぜなら、私たちはほんの1分間ですら何も考えずに、いまにとどまることが難しいものだからです。
そんな時間の使い方は、昨今の社会的な生活から、だんだんかけ離れてしまってきたのがその原因なのでしょう。

常に前を目指し、何かに向けて動いていないと満足できないように慣れてしまった私たちは、もっと何の目的もなく、時間を過ごすことを取り戻す必要があるかもしれません。

私は充分のんびりしているから大丈夫という人でも、例えばテレビを見て過ごしていたとしたら、心のなかはどこか遠くに飛んでいたのかもしれないのです。
今の自分を忘れていれば、それは目的意識がはっきりしていたかどうかだけの違いで、なかなか今にとどまることは出来ていなかったのかもしれません。

ハンモック


「思い切って、いまやらなければいけないリストを消し去っることは出来ますか?」

こう聞かれて、「そんな恐ろしいこと。。。」、と思ったりしませんでしたか?

いつの間にか、私たちは「未来への予約」を持っていないと不安になってしまうのです。
何が起こるかわからない「いま」にとどまっていることに耐えられなくなっているのです。

「未来に向けてなにかを獲得するよう行動すること」と「今の自分に満足していい気分でそれを味わっていること」の両方を自分の中に取り入れてみましょう。

前者は放っておいても身についているでしょうから、後者を少し意識して取り入れてみるのです。

陰陽のバランスを取り戻さないと、いつか息切れしてきます。
なにか物足りないと感じる毎日がやってくることになるのです。

未来を切り離した、なんの目的も持たない時間を設けてみることです。

そして「知足者富」ということを、もう少し振り返ってみたいものですね。



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啓示

はじめまして。

拝読させていただきました。
今日、富士山本宮浅間大社へ
参拝にいき拝んでいたら
太極図が浮かんできて
帰宅して調べようと
こちらに辿り着きました。

メッセージの参考になりました。
誠にありがとうございます☆彡

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