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他人をあてにしなければ

他人を
あてに
しなければ
怖いものは
なくなる


When one does not rely or depend on thers,
one frees oneself of fear.

無有恐怖(むうくふ)

恐怖有ること無く、

「了寛」


羅漢さんの絵説法〈2〉般若心経―空即是色 花ざかり
著者: 荒 了寛 里文出版 / 2001-05



「他人をあてにしなければ、怖いものはなくなる。」
これはいいかえれば、恐怖を生み出しているのが他人への期待であるということです。

あなたが、ただそうしたいからやるとき、そこには義務はありません。
しかし、あなたがそうしなければならないからやろうと思いたくなるのは、自分を信頼できていないから義務に従っておけば間違いないだろうという考えなのです。

そして、自分を義務に従わせようとする人間は、他人にも同じことを期待します。
しかし、自分にしろ他人にしろ、義務を押しつけられれば反抗するものです。
義務にしばられたり、反抗したりするのが苦しいのは知っていながら、他人が義務を果たさないとなるとそれは許せないというジレンマに苦しむことになります。

大人非難

他人に義務を果たすように期待することが、それを裏切られることへの恐れを生み出します。
「あの人は私の期待するように動いてくれるべきなのだ」
そう言い聞かせながらも、もしかしたら期待に答えてくれないのではないかと怖くてしかたがないのです。

そうしたいと思ったらやってもいい、自分にはそれをやる資格があると信頼できていれば、自分に義務を課すことはしなくなります。
「義務を果たしているから、かろうじて自分のやりたいことを許してあげよう」という恐れから来る行動とは根本的に違っているのです。

そして自分に不要な義務を押しつけない人は、他人にも義務を課さないし期待もしないでいられます。
他人がそれをやるかどうかは、その人がそうしたいかどうかの問題であって、自分の期待と異なるからといってその人を責めたり自分が傷つけられたと感じる必要はないのです。

相手が期待に応えてくれないと自分が傷ついたと感じるのは、それだけ自分への価値観が低くなっているのです。他人が期待に応えてくれるかどうかで自分の価値が揺らいでしまうわけです。

傷つくのを恐れる気持ちが強くなれば、裏切られる事態をまねくのを回避しようとして、「私は誰にも期待なんかしない!」と強がってみせるかもしれませんが、それは自分の欲求を無理矢理消し去ろうとすることです。
自分の欲求を抑えようと思えば、あらゆる感じることに鈍感になるしかなくなるわけで、それが無気力な自分を生み出すことになってしまいます。
「自由に欲しがってはだめ!」と思い続けているのですから、自発的な行動はどんどん抑えられていくのです。

笑顔OK女性


まずは自分に隠されている無価値感に気づいて、それに取り組まないとなりません。
自分のことをダメだと言っている自己憐憫の気持ちは、自分への無価値感から来ています。
自分のことを信頼し、大事にし、尊敬できるという気持ちが持てないでいるということです。

自分には無条件に人から愛される資格があると信じられないから、条件付きで自分に承認を与えようとするのです。
「これだけやったから許されるだろう」という自分への思いは、他人へ投射されて義務を果たさない人を非難することにつながります。
そして、期待に応えてくれないのは自分にその資格がないからだと思って、自分の価値観をまた値引いてしまうという悪循環に陥ります。

「そんなことを言われても、無条件に自分に価値があると感じられないよ」と思うのなら、今の逆のことを実行してみることです。

何かをやりたいと思った時、すぐに条件をつけようとしている自分を見つけてそれを阻止します。
無条件で、ただやりたいことをやってしまうのです。
何の条件もつけずに、誰の許可を得ようともしないで、ただ自分のやりたい気持ちだけで動くようにします。

また他の人に対する場合は、義務を押しつけないことです。
「あなたはそれをやるべきだ」と言いたがっている自分を見つけたら、「その人がどうするかはその人が決めること」という原則を思い起こすことです。

さらには、それと並行して、見返りを期待して人に奉仕することをやめます。
「こんなにしてあげてるのに、どうして返してくれないの?」と思うような習慣をやめることです。

素直に相手に何かしてあげたいと思ったのなら、あなたがしたいからそれをするのだと言うことを忘れないことです。決してやってあげたと思ったり、貸しを作った気にならないことです。

どうぞご自由に


思い出すたびに、いつもと逆の行動をあえて実行するようにしていれば、徐々に今までの行動と新しい行動のもたらす結果の違いに気づけるようになります。
前者が苦しい感情ばかり引き起こすのに比べて、後者の行動は軽さと自由さをもたらしkてくれることに気づくでしょう。そして、それと共に徐々に自分自身の価値観も高まってきます。

「これだけやったから許して」という言いわけをしなくても、自分の思うことを平気で自由にやる事が出来るようになってきます。

こうして「他人への期待」があなたの重要事項でなくなってくればくるほど、「他人をあてにしなければ、怖いものはなくなる。」という言葉の意味もわかってくるでしょう。
他人をあてにしないのですから、自分で動けばいいだけです。
それは自分だけで出来るし、自分自身で完結してしまえるということが重要なのです。



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非公開コメント

こんにちは(^^)

とっても良くわかりますね~。
日常的に、「他人への期待」というものは、あまりしていないと思いますが、子供に対しては、さらに気をつけないといけないな、と思いましたね~。
自発的に物事を行える子になるためには、義務をおしつけないようにしないとならないですね。

知らず知らずのうちに期待してしまってることがありますね(^_^;)
あとは先回りして、あぁ言ったってことは遠回しにやれってことかな?
と解釈して
義務感を感じてしまったり。
それはやっぱり自分自身に無価値感があるからだったんですね(>_<)
自分のやりたいことは自由にやっていいんだと分かり気持ちが軽くなりました。もちろん相手は相手の自由だということも勉強になりました。
ありがとうございます。

Re: こんにちは(^^)

> とっても良くわかりますね~。
> 日常的に、「他人への期待」というものは、あまりしていないと思いますが、子供に対しては、さらに気をつけないといけないな、と思いましたね~。
> 自発的に物事を行える子になるためには、義務をおしつけないようにしないとならないですね。

子どもとの関係で気をつけたいのは、意外と忘れがちですが、直接子どもに対しては気をつけていても、
自分が他の人に義務を負わせているところを見せていれば、子どもは無意識にそれを取り入れてしまう
ということですね。
あまり考えすぎても何も出来なくなりますから、親といえども、まずは自分自身が自由で素直に振る舞えるようにすると言うことじゃないでしょうか。

Re: らるさん

> 知らず知らずのうちに期待してしまってることがありますね(^_^;)
> あとは先回りして、あぁ言ったってことは遠回しにやれってことかな?
> と解釈して
> 義務感を感じてしまったり。
> それはやっぱり自分自身に無価値感があるからだったんですね(>_<)
> 自分のやりたいことは自由にやっていいんだと分かり気持ちが軽くなりました。もちろん相手は相手の自由だということも勉強になりました。
> ありがとうございます。

義務を負わせようとしがちな人が身近にいれば、実際にはなかなか断ち切るのは難しいものです。
しかし、あくまで自分はそれから自由でいられるように心がけていれば、
徐々に自分の方が変わってきますから、接してくる人も今までと勝手が違うことがわかり態度が
変わってくるものです。

自分で負い目を感じないようにすることと、同時に他の人にも感じさせないようにこころがけていれば
もっと自由な新しい関係が持てるようになると思います。


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No title

paoさん

こんばんは。

今回はいつもよりかなり考えさせられる記事でした。

>自分には無条件に人から愛される資格があると信じられないから、条件付きで自分に承認を与えようとするのです。

私は他人に”評価されたい”と思ってしまいます。そのために必要以上に頑張ります。
独身時代、会社勤めをしていたときは
「君はそこまでしなくてもいい。」
と言われたことがあります。

他人に”こいつは使えない”と思われたくないのです。

原因は幼少時代にあります。
私は常に母親のご機嫌を伺っている子供でした。
そのため、いつも”いい子”でいなければならなかったのです。

ですので

>「これだけやったから許して」

ではなくて

「これだけやったから愛して」

です。
ですのでやはり他人に対しても

「私はここまでやったのだからあなたもやってね。」

と求めてしまいます。
長年の癖になってしまったこの考え方を直すのは難しいですね。

Re: コモモさん

> paoさん
>
> こんばんは。
>
> 今回はいつもよりかなり考えさせられる記事でした。
>
> >自分には無条件に人から愛される資格があると信じられないから、条件付きで自分に承認を与えようとするのです。
>
> 私は他人に”評価されたい”と思ってしまいます。そのために必要以上に頑張ります。
> 独身時代、会社勤めをしていたときは
> 「君はそこまでしなくてもいい。」
> と言われたことがあります。
>
> 他人に”こいつは使えない”と思われたくないのです。
>
> 原因は幼少時代にあります。
> 私は常に母親のご機嫌を伺っている子供でした。
> そのため、いつも”いい子”でいなければならなかったのです。
>
> ですので
>
> >「これだけやったから許して」
>
> ではなくて
>
> 「これだけやったから愛して」
>
> です。
> ですのでやはり他人に対しても
>
> 「私はここまでやったのだからあなたもやってね。」
>
> と求めてしまいます。
> 長年の癖になってしまったこの考え方を直すのは難しいですね。

確かに簡単なことではないでしょう。
長年のやり方を変えるのは、引きずっているものが多ければ、とんでもなく大変な場合があります。

世の中にはいろんな人がいますから、中には自分の過去のトラウマを振りかざして、「こんな自分が変われるわけないでしょう!」と訴えかける人もいます。
そのような場合は、変われないというよりも、本人が変わりたくない理由を持っているのです。
ですから、安易に誰でも変われますというような、安請け合いをしようとは思いません。

しかし、過去というのは実際には、どこかに存在するわけではありません。
過去は自分が「いま」それを再現しようとするから、再び登場してくるだけです。
具体的な情景が記憶されているというよりも、今の自分が過去の記憶の断片を毎回構成し直しているという方が事実に近いと言われています。

つまり、実際に何かをするのは「いま」以外には存在しないということですね。
過去の習慣を変えられないと諦めて、同じやり方を「いま」繰り返していくのか、
新しいやり方で「いま」やり直してみるかの選択です。

あともう一つ難しさが残るのは、自分だけが変わろうと思っても、まわりに過去と同じパターンに
戻ってくるように誘いかける他人が存在するという場合です。
実際、家族と一緒に暮らしていれば、相手にしなければならないのは変わろうとするあなた自身と、それに抵抗してくる家族の両方が存在するわけです。

長くなってしまうので、あと一つだけにしますが、今の自分にいい加減うんざりするようになってきて、逆のやり方をした場合の自分の感じ方の方が快適だと思えるようになってくれば、どんどん逆転して入れ変わっていくものだと思います。
しかしまだいまは、今の自分のやり方にも心地いい所を感じているのかもしれません。
まだ、逆のやり方をすることは、今までの自分を否定することだという抵抗が強いのかもしれません。

長年かけて作られた習慣ですから、取り組むにしても気長にやる必要があるかも知れませんね。
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