« ホーム »

怒りに隠された自分の罪悪感

怒りの感情は、普通に考えれば「相手が自分に対して悪いことをした」から怒っているのだということになります。
しかし、そのほとんどは、自分自身に対する気持ちを、相手に投影したものです。
つまり、自分自身に罪悪感を感じるから、それを相手が悪いことにしてしまおうとするわけです。

自分が怒っているとき、私たちはその原因に対して、自分にはまったく関係なく、自分は何も悪くないふりをしてしまいます。
しかしその怒りや攻撃の元になっているのは、自身への恐れや罪悪感なのです。

たとえば、子どもが悪いことをしでかして親や先生に叱られたとき、素直に認めたくなければ、誰か他の人が悪いから自分はこんなことをしてしまったんだ、自分は何も悪くなんかないんだと開き直ります。
そこに怒りの感情を含ませて、自分の罪悪感を隠そうとするわけです。
これが、いわゆる逆ギレというものですね。

僕が正しい


親が自分の子どもを叱っているときも、思った通りにいうことを聞いてくれない子どもを見て、冷静さを失って感情的になってしまうのは、たとえば自分の育て方に責任を感じているかも知れません。
「なんでこうなってしまったの、私の責任かしら」と自分に対する罪悪感がそこには潜んでいますが、それを素直に認められないと怒りで感情的になって一時的にでも目をそらそうとするのです。

このように怒りは、本当は自分は正しくないのを薄々感じていながら、素直にそれを受け入れることができないため、相手を攻撃して無理矢理自分は正しいと証明したいという衝動なのです。

ですから、いったんそのいいわけを使い始めてしまえば、自分でその誤りを認める気にならない限り、その怒りをいつまでも続けなくてはならなくなります。

こんな状態の人には、相手が冷静になれるまで、相手をしない方がいいのは経験されているのではないでしょうか。
自分の正当性が脅かされるような意見は、感情的に拒否してしまいますから、どんな正当な意見も逆効果になります。

そして、そのような怒りは、周りにいる無関係な相手もターゲットにされてしまいます。
もはや、怒りの原因が最初と違っていようと関係なくなり、だれかれかまわず怒りを発散するという八つ当たり状態になってしまうのです。

どこか怒りというのは、理屈を超えて不当さを伴うものです。

その不当な不適切な行動を助長しないために自分でできることは、怒りを使ってまわりの状況を動かそうとしている自分を認めてその行動をストップすることです。

自分の怒りで、まわりが仕方なくしたがってくれたことに味を占めて、同じやり方を使おうとしている自分を阻止するのです。
本当は自分に非があることを感じながら、まわりを責めて従わせても、自分自身を騙すことは出来ません。
それをくりかえせば、だんだん自分自身への信頼を失ってしまうことになります。

父親と娘1


しかし、怒りがどんな場合もいけないと決めつけて、怒りを自分から閉め出すのもまた考えものです。

たとえば、親が真剣に子どもを叱っている。
子どもは、いくらものわかりがよくても、自分にまったく無関心でいられるよりは、真剣に叱ってくれる親に愛情を感じられるものでしょう。

親が自分の弱さや恐れを隠す為に、感情的になって怒ってしまうのは問題があります。
それはもはや相手が誰だろうと同じで、自分の恐れから来ている行動だからです。

しかし、子どものことを考えて真剣に怒りを表しているのを感じられれば、子どもはたとえそこに親の弱さを見たとしてもそれを軽蔑することはないでしょう。

また、親が怒りや感情をまったく表さない人だと、子どもはまたそんな親を自分の中に取り込んでしまいます。
子どもにとっては、怒りを表さない親を見ているのは、自分も同じようにしなさいと教えられているのと同じだからです。

さて、そのような場合はともかくとして、普段から無意識に怒りを発散しまくっている自分に気づいて何とかしようと思うのなら、怒りを感じている自分を発見したときの見方を変えて見るのはどうでしょうか。

それは、自分が怒りを感じたとき、そのきっかけになった人に対して、
自分の怒りの原因の張本人だと見るのをやめて、
自分の罪悪感を知らせてくれている人なのだと見てみることです。

一瞬自分がムッとしたときに、そこに自分の罪悪感が隠れていないかを確認してみるのです。
その気になれば、そこに自分の弱点を指摘されて、それがあらわになるのを恐れている自分が見つかるでしょう。

怒りの原因を認めない限り、いつもきっかけがあれば再燃してしまう原因を抱えていることになります。
いつまでも、怒った後に後悔の念を抱きながらも、同じ怒りを繰り返すのを阻止するのです。

衝動的に怒らずに、自分の恐れをそこに発見して認められれば、自分への信頼感が高まります。
怒りを発散した後に感じるむなしさ、後ろめたさを繰り返さなくても済むようになるのです。


気に入っていただけたら応援お願いします ↓↓
 人気ブログランキングへ 
http://www.blogpeople.net/addlink.jsp?n=1&u=http%3A%2F%2Fpaostao.blog66.fc2.com%2F&ti='+escape(document.title),'blop','scrollbars=no,width=475,height=350,left=75,top=175,status=yes,resizable=yes'));">このブログを登録 by BlogPeople




[関連記事]
非難感情に取り組む
罪悪感に取り組む

関連記事

ACR WEBブログパーツ

テーマ : 心と幸せ
ジャンル : 心と身体


にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 癒し・ヒーリングへ


現実とあなた自身のずれがなくなるほど、あなたは無理している自分を発見できるでしょう・・・
思考と感情からの解放~そして現実のみを信じる3ステップ|ヒーリング・スピリチュアル | ココナラ

スポンサード リンク







コメントの投稿

非公開コメント

No title

ムカッ
ときちゃうときは、そういうことが多いですよね。

全面的に相手が悪いことって、実際はほとんどないですものね。
一度、わが身を振り返って
「自分に悪いところは無かったか?」
って思いをめぐらす余裕が欲しいですね。
sidetitle最新記事sidetitle
《最近7日間の人気順位》
~ランキング全体をみる~
~ランキング全体をみる~

sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle全記事表示リンクsidetitle
過去の記事はこちらから↓

全ての記事を表示する

sidetitleブログ紹介sidetitle
☆~新刊⌒☆
☆ちゃん見るシリーズ☆


好評発売中


アルファポリス
第2回エッセイ・ブログ大賞
特別賞『タオに生きる』 pao
WebコンテンツPickUP!タオに生きる
【 エッセイ・日記・blog > blog 】
老子の教えに学ぶ
老子のいう「タオに生きる」ということはどういうことなのか。さまざまなアプローチから、自らの考えや学んだこと、思ったことが綴られています。心をやすめ、身体をやすめ、穏やかで落ち着いた生活をしたい……そう願う人たちにとって、ヒントに溢れたブログです。


ez-HTML





PRR
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカレンダーsidetitle
11 | 2016/12 | 01
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
sidetitleにほんブログ村sidetitle
sidetitleお世話になってますsidetitle
※FC2ブログのリンクですが、なるべくblogpeopleのリンクをお願いしています(右サイドのお友達リンク)
このブログをリンクに追加する
sidetitleスポンサード リンクsidetitle
sidetitleアクセス情報sidetitle
sidetitleジャンル・ランキングsidetitle
[ジャンルランキング]
心と身体
48位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
スピリチュアル
16位
アクセスランキングを見る>>

sidetitle検索フォームsidetitle


もう一つの「タオに生きる」カテゴリー別
Screen Shot_30p ※徐々に更新しています
タオに生きる(人間関係)
タオに生きる(アドバイタ関連)
タオに生きる(YouTube#1)
タオに生きる(YouTube#2)


[上位タグ20]
感情、莊子、思考、怒り、罪悪感、老子、いまここ、人間関係、バイロン・ケイティ、交流分析、タオ、エックハルト・トール、ありのまま、許す、YouTube、老荘思想のコラム連載、不安、過去、無為、OSHO

sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleアクセスランキングsidetitle
訪問いただいているサイト
(週間 木曜日リセット)
※こちらでタイトルを入れさせてもらっていますが、出したくないとか変更したいという方はご連絡下さい。

sidetitleカテゴリsidetitle
カテゴリーを追加し整理しました。 バイロン・ケイティ、エックハルト・トール、ガンガジ、ムージ、OSHO
sidetitleQRコードsidetitle
QRコード
sidetitleお友達リンクsidetitle
FX