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心のむだ遣い

「心のむだ遣い」とでも言うのでしょうか、神経を使ったり我慢してやっているにも関わらず、結果的にぎこちなくなり、受け取る相手もなにか緊張を感じてしまうような気の使い方があります。

本人はよかれと思ってやっている(あるいはそうあるべきだと思っている)のですが、その結果本人もまわりも何となく疲れてしまうのです。

たとえば母親が子どもを心配するあまり、「こんな言葉を使っては反発するだろうか」とか「このように動くとよくないかも」とか、子どもの反応を自分で勝手に先取りしてあれこれ考えすぎてしまうと、気がつくと自分自身を見失って、自分の判断に自信が持てず自然に振る舞うことが出来なくなってしまいます。

またそんなふうに誰かの反応ばかり気にして行動すると、なんとなくその力みが伝わってしまい、相手の人もなにか緊張してリラックス出来なくなってしまいます。

傍から見ていると、よく出来た人とか我慢強い人にも見えるのですが、ふだんその人と接している家族は何かわからないけれど居心地が悪いと感じているかも知れません。

自分の方も自由に反応できないと感じてしまうので、うまく本音が伝えられずに我慢しなければならなくなってしまうのです。

親子会話2


つまり、その人の我慢や不自然さがまわりにも感染してしまうわけですね。

「我慢」という言葉は、昨今は簡単に諦めてしまう風潮へのアンチテーゼとして、もっと我慢することを強調するきらいがありますが、もともと無理な状態を自分に強いる行為でもあるわけで、そこに問題が無いとは言えないわけです。

誰かが疲れたので思いっきりリラックスしたい、少しやりたい放題やってストレス解消したいと感じたとしても、そのまわりに何かをじっと我慢して耐えていると感じさせる人がいては、ちょっと今はまずいかなとか遠慮してしまうことになります。

そんな状態がいつも続くようだと、その家族全体が重苦しい雰囲気の方に引きずられてしまいがちです。
例えば子どもの心配をしていた母親の思いが逆に子どもを身動き出来ない状態にしてしまうかもしれないのです。

「こうあるべきだ」というこだわりを手放して、少しずつ本当にしたいことに正直にしたがってみれば、肩の力が抜けていきます。

自分の緊張感が抜けるにつれて、相手の視線も柔らかく感じられるようになってきます。
思い切った冗談さえも言えるようになってくるでしょう。

親子会話


作られた安定は、表現されている言葉はもっともですが、どこか不自然で何かがちがうぞという感じを持つものです。

そもそも常に変化するのが、生きているということだと振り返って見れば、無理な安定や完全さはつくりものでしかないことがわかってきます。

「考えて」「考えて」「見極めた」行動ばかりでは、自分もまわりも息が詰まります。
よくできた完璧な人は、感心はしても自分がそれに付き合うのはちょっと遠慮したくなるものです。

どこか抜けている所があるくらいの方が、長期的に見れば無理を感じさせず、その結果安心感をもたらすのではないでしょうか。

「天網恢々、疎にして而も失わず。」

天の網というのは、とても大きなもので、
その網の目は隙間だらけのように見えるけれど、
肝心なことは、決して逃さないように出来ている。

(老子道徳経 第七十三章)



「心のむだ遣い」とは、自分も消耗させ、まわりの人も巻き込んでしまうという間違った気の使い方です。
隙間だらけでも肝心なことは逃さない、そんな余裕を持った心の使い方が出来ればいいですね。


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なんとなく飲み会の席を思い浮かべてしまいました。
空いた器を下げたり、お酒のお代わりを気にしたり。
気を使ってくれるのはありがたいけど、「お互いに打ち解ける」
っていう飲み会の趣旨からはハズレてしまいますね

Re: こちくんさん

> なんとなく飲み会の席を思い浮かべてしまいました。
> 空いた器を下げたり、お酒のお代わりを気にしたり。
> 気を使ってくれるのはありがたいけど、「お互いに打ち解ける」
> っていう飲み会の趣旨からはハズレてしまいますね

適度に抜けている所があるほうが付き合いやすいですね。
しかし逆にまるで気を使わなくて、お客さんのつもりでいる
後輩というのも困ったものですが。
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