« ホーム »

説明する自分

「いろんなことを我慢しているのにちっともいいことがありません。
だからもう考えるのはやめて、現実を真剣に見ないで楽しいことだけ考えようと思います。」

こんなふうに諦めて、現実から目をそらすやり方に陥ってしまうのは残念なことだと思います。

諦める前に、我慢ばかりしているのに応えてくれない思考とは、どんなものなのかを考えて見ることです。

そのような思考は、過去の経験から取り入れてきた「説明」の集まりとその組み合わせに過ぎないのです。
いいかえれば、今の現実と直接に接点を持たなくなっている「説明」である可能性が高いのです。

過去にはそれが役に立ったとしても「今はもうそれをごり押しするのは間違っている」と言うことを教えてくれるために苦痛を訴えているのだと受け取ることも出来ます。

その意味であなたを取り戻す為の貴重な信号が、今の苦痛であるかも知れないのです。

ではどうすればいいのか?
つまり集めてきた「説明」の集まりを点検してみようということです。

説明書



以下の説明では、先程の過去の体験を元にした「説明」をしたがる自分自身の存在を「説明する自分」というように呼ぶことにします。

「説明する自分」は、自分自身の体験でなく、親や周りの人達から取り入れた信念などからなり立っています。
自分で納得して取り入れた考えかもしれないし、あるいはその時はそれを受け入れるしか選択がなかった(幼くて自分に判断する能力がない頃だったとか)ために取り入れたのかもしれません。

しかしいずれにしても、それらは「その時その場で成り立った」出来事を元にしています。
しかし状況は今とは違います、いつまでも成り立つ「説明」ではないかもしれないのです。


感情を無視したり、感情をあってはならないものとして行動してしまうこともありますが、そのようなやり方をしても感情は依然としてそこに存在します。
「説明する自分」がいくら頭で納得させようと自分自身を説得しても、それでも解決しない感情が残るとき、それはあなたにどうすべきなのかを教えてくれる貴重な指針だといえるでしょう。

そのような「説明する自分」に対抗して存在を主張する感情が、そこに残っていてくれるからこそ、あなたは本来の自分に立ち返る可能性を残せるのです。

「説明する自分」がすべてを仕切ってしまうようなことになれば、あなたは自分の生とはかけ離れた機械的な反応だけを行う存在となってしまうでしょう。
それはこころに問題を抱えた生き方になってしまうでしょう。

不安


感情と一口に言っても、どれが上で述べたような元々の自分を反映した感情であるかを見分けなければなりません。

多くの場合、何か出来事が起きたとき、最初に感じる感情があなたに真実を教えてくれる可能性が高いといえます。

そして「説明する自分」が働き出した後に生じる感情は、嘘を反映した感情であることが多いのです。
その理由は「説明する自分」とは過去の記憶に基づくものですから、現在の状況に対する素朴な反応を歪め書き換えた感情を生み出してしまうからです。

それは怖がって当然のことを恐怖などないように説明してしまいます。
たとえば災害や事故といったものは、特定の人だけ免れるというわけではないでしょう。
それに対して怖いと感じることは正常なことであるし、否定して無謀なことをしていたのでは、かえって被害をまねくような状況に身を置いてしまうことにもなりかねません。
しかしそのような災害は自分には起こらないのだと説明しようとする人もいるでしょう。

何らかの説明を使って、自分だけはそんな被害には遭わない、だからそんなものはちっとも怖くないのだと言い聞かせています。
しかしそれは現実を見ることを遮って無理やり納得しようという無理なやり方ですから、恐怖心が起こりそうになると必死でなんらかの「おまじない」を唱えないといけなくなるといった不自然な適応方法でしかないわけです。

それとは逆に、怖がる必要のないことに、いつまでも恐怖心を持ち続けるという場合もあります。
多くの場合、過去に怖い体験をして、たまたまその出来事と同時に起きた事柄を恐怖と結びつけて記憶しているような場合です。
本人は冷静に考えれば、怖かった出来事と無関係なことを怖がっていると理屈では理解しているのです。
しかし、恐怖の体験を何度も何度も、ことあるたびに思い起こして追体験するような習慣が付いてしまうと、いつまでもその無関係な結びつきが強化され続けてしまうのです。

注射怖い


ここまで呼んでいただければ、「説明する自分」がすべて問題があると言っているのではないとご理解いただけると思いますが、問題の本質は今の出来事ではなく記憶によってなされる解釈であるという点にあるわけです。

ですから、過去の経験を元にしていても、現在でも充分意義のある「説明」であれば役に立つことはたくさんあるでしょう。
ただ過去の記憶である以上、現在の状況と合わなくなって来る可能性を忘れないで利用することです。
その「説明」に慣れているほど、それを信じて離したくなくなるものでしょうが、こだわり続けることが弊害を生み出すことに注意を怠らない方がいいでしょう。

そうすれば、現実は現実以上に怖いものではなく、現実だと信じ込んでいるものが余計な恐怖を作り出していることも納得できるようになると思います。


気に入っていただけたら応援お願いします ↓↓
 人気ブログランキングへ 
http://www.blogpeople.net/addlink.jsp?n=1&u=http%3A%2F%2Fpaostao.blog66.fc2.com%2F&ti='+escape(document.title),'blop','scrollbars=no,width=475,height=350,left=75,top=175,status=yes,resizable=yes'));">このブログを登録 by BlogPeople




[関連記事]
バランスを取り戻す
なぜ混乱してしまうのでしょう

関連記事

ACR WEBブログパーツ

テーマ : 幸せになる考え方
ジャンル : 心と身体


にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 癒し・ヒーリングへ


現実とあなた自身のずれがなくなるほど、あなたは無理している自分を発見できるでしょう・・・
思考と感情からの解放~そして現実のみを信じる3ステップ|ヒーリング・スピリチュアル | ココナラ

スポンサード リンク







コメントの投稿

非公開コメント

sidetitle最新記事sidetitle
《最近7日間の人気順位》
~ランキング全体をみる~
~ランキング全体をみる~

sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle全記事表示リンクsidetitle
過去の記事はこちらから↓

全ての記事を表示する

sidetitleブログ紹介sidetitle
☆~新刊⌒☆
☆ちゃん見るシリーズ☆


好評発売中


アルファポリス
第2回エッセイ・ブログ大賞
特別賞『タオに生きる』 pao
WebコンテンツPickUP!タオに生きる
【 エッセイ・日記・blog > blog 】
老子の教えに学ぶ
老子のいう「タオに生きる」ということはどういうことなのか。さまざまなアプローチから、自らの考えや学んだこと、思ったことが綴られています。心をやすめ、身体をやすめ、穏やかで落ち着いた生活をしたい……そう願う人たちにとって、ヒントに溢れたブログです。


ez-HTML





PRR
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカレンダーsidetitle
11 | 2016/12 | 01
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
sidetitleにほんブログ村sidetitle
sidetitleお世話になってますsidetitle
※FC2ブログのリンクですが、なるべくblogpeopleのリンクをお願いしています(右サイドのお友達リンク)
このブログをリンクに追加する
sidetitleスポンサード リンクsidetitle
sidetitleアクセス情報sidetitle
sidetitleジャンル・ランキングsidetitle
[ジャンルランキング]
心と身体
39位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
スピリチュアル
12位
アクセスランキングを見る>>

sidetitle検索フォームsidetitle


もう一つの「タオに生きる」カテゴリー別
Screen Shot_30p ※徐々に更新しています
タオに生きる(人間関係)
タオに生きる(アドバイタ関連)
タオに生きる(YouTube#1)
タオに生きる(YouTube#2)


[上位タグ20]
感情、莊子、思考、怒り、罪悪感、老子、いまここ、人間関係、バイロン・ケイティ、交流分析、タオ、エックハルト・トール、ありのまま、許す、YouTube、老荘思想のコラム連載、不安、過去、無為、OSHO

sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleアクセスランキングsidetitle
訪問いただいているサイト
(週間 木曜日リセット)
※こちらでタイトルを入れさせてもらっていますが、出したくないとか変更したいという方はご連絡下さい。

sidetitleカテゴリsidetitle
カテゴリーを追加し整理しました。 バイロン・ケイティ、エックハルト・トール、ガンガジ、ムージ、OSHO
sidetitleQRコードsidetitle
QRコード
sidetitleお友達リンクsidetitle
FX