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誰かに寄りかかること

誰かに寄りかかりたいと思うのは、子どものころ親に頼り切っていた時の安心感をもう一度体験したいのかもしれません。

私たちは配偶者や誰かに寄りかかることで気楽な人生が送れると信じたがるものですが、しかしそれはいずれ裏切られたと感じてショックを受けることになります。

全面的に誰かに寄りかかって、相手がそれを受け止めてくれることを期待するわけですが、一時的にはそういうことを受け入れる人がいたとしてもいつまでも期待できることではありません。

自分が受け止める方だったらと考えれば、ずっと続かないのは想像がつくでしょう。

同様にひとりではダメでも、友だちをたくさん持っていれば誰かに寄りかかれるだろうというのも怪しいものだと思います。

親子2


何が自分の欲しがっているものをかなえてくれると信じているのか、この思い込みをもう一度チェックしてみましょう。

ここで逆にあなたが欲しがっていないこと、あるいはあなたにとって何の関心もないことを想像してみて下さい。

あなたに興味がなく利害関係のないことことは、あなたを煩わせたり悩ませたりすることは決してないことに気づくでしょう。

この事実は、いったんあなたが誰かに何かを期待し始めたとたんに、その誰かはあなたを悩ませる原因にもなると言うことです。

仏教で言われるように、渇愛から憂いが生まれ、渇愛から恐れが生まれるということです。

ですから、自分がなにを本当に欲しがっているのかをもう一度チェックして、偽物の欲望から自由になることを考えるのが大事なのです。

欲しいものがあれば、それが手に入らないと苦しくなります。
だから本当に欲しいものだけを選ぶことです。

大切なものを作り出せば、それがなくなるのが心配になります。
だから偽物の大切なものを不用意に作らないことです。

対人関係においては、まず誰であろうとあなたの望まないことを強制的に作り出せる力はないことをハッキリと認識することです。

そうしなければ、あなたはいたるところで、もしこの人の好意を失ったら大変なことが起こってしまうという恐れに支配されることになります。

そして何とか他の人をあなたにつなぎ止めたり、支配したりすることを望んでしまうのです。

それは「恐れ」からくる余裕のない渇望であり、あなたが本当に望んでいることではないのです。

あなたは他の人があなたのことを好きになろうが嫌おうが気にならないとき、初めて本当の自由な関係を人と持つことが出来ます。

そのときあなたは相手が誰であっても、穏やかに平和な気分で接することが出来ます。

あなたが他の人が自分を助けてくれると信じたがるのは、あなたの渇望を相手が満たしてくれると信じているからです。

ですが、あなたの望みは相手が「あなたの願いを叶えてくれるべきである」という押しつけを相手に与えます。

そのように意識していないかもしれませんが、あなたが恐れから人と関わっている限り、望みがかなえられないことや、相手が自分の期待通りに動いてくれないことを何とか阻止しなければと思うわけです。

強要する気はなくても、あなたの思いは相手に重くのしかかっていきます。

「わたしはあなたにこのように尽くしますから、あなたもわたしの望みをかなえて下さい」
このような強制的な駆け引きが裏で起こってきます。

機嫌が悪い男の子


相手が期待通りに動いてくれないとき、あなたは騙されたと感じたり、怒りをおぼえるのです。

あなたが怒りたくなるのは、相手が自分勝手だからあなたの要求に応じないのだと感じるからですが、実際はあなたの側の強制が問題を招いているのです。

たとえある時、あなたの思うとおりに相手が応えてくれたからといって、いつでもその人が同じ反応を示すとは限りません。

あなたは相手に勝手な心理的な愛着を作り出してはいけないのです。

そうではなく、あなたは相手が振る舞うにまかせられる関わり方をとるべきなのです。

あなた自身も逆の立場にあればそのように感じるのではないですか。

相手があなたから離れていって、そのことであなたが傷ついて拠り所を失ってしまうのは、そもそも恐れからスタートしてかなわないことを望んでいたからだと理解すべきなのです。

相手がどうふるまうかは相手次第だと気軽に受け取れるようになれば、あなたは恐れから自分を安売りする必要もないし、相手に何かを強要したくなることもなくなります。
その時こそ、本当の対等な関係を築くことが出来るわけです、少なくともあなたの側では。

どんな相手でも、心理的には離れていることが出来るとき依存関係に陥ることはなくなります。

ためいき2


すでに自分は相手から裏切られたと感じているのなら、自分がいま信じたいとしがみついているものが何かを、いままでの文章から読み取って下さい。

あなたが本当に傷ついた自分を癒したいのなら、今までの自分が「これなら納得してもいい」と満足するような答えを探してはいけません。

そんなものは見つからないでしょう。

そうではなく「もうそのような答えはいらない」といえる自分を発見することです。
そのような自分に変わってみようと思うことです。

それではごまかしだ、ペテンだと思わないで下さい。

いまやろうとしているのは「勝ち負けを求めているのではないのだ」とわかったとき答えも見えてくるでしょう。

「勝ち負け」にこだわっているのを感じたら、そこにある自分の思い込みを発見して下さい。

あなたは「相手があなたの期待通りの人である」と自分勝手に決めてしまい、相手がそうでないことを発見して(もともと一致するはずもないのですが)失望したのです。

それは、そうであってくれないと困るというあなたの恐れから無理に作り出した思い込みです。

現実の相手があなたの期待と異なるのを怖がったのも、それしか道がないというあなたの恐怖が作り出したものです。


相手にすべきなのは、期待を裏切った人ではなくて、あなたの恐怖のもとにある思い込みなのです。

そうとわかれば、あなたがやることはあなた自身との正直な真摯な対話です。
もともと外側には敵はいなかったのです。




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こんにちは^^

相手に対して怒りを感じるときと言うのは、自分で勝手な期待をしているからなんですね。わかりますね~。
かと言って何も期待していないというのも味気ない話なので、ちょっと期待してそれが、はずれても「勘がはずれたか~。」程度の軽い気持ちでいられるといいのでしょうね。そうありたいですね^^

Re: こんにちは^^

> 相手に対して怒りを感じるときと言うのは、自分で勝手な期待をしているからなんですね。わかりますね~。
> かと言って何も期待していないというのも味気ない話なので、ちょっと期待してそれが、はずれても「勘がはずれたか~。」程度の軽い気持ちでいられるといいのでしょうね。そうありたいですね^^

買い物をするときも、この商品はこのスーパーでかって、これはあのお店で買って、とか予定を立てます。
品切れとか急においている品物を買えてしまうお店は予定が立たないので避けるようになります。
欲しかった商品がたまたま割引していると喜ぶし、品切れだとガッカリして時には腹を立てます。

人間関係もこのような所があるので、相手のせいだと思い込んでることが、実は自分の側の期待や思い込みが裏切られただけだったりするわけですね。
相手の振る舞いで一喜一憂されないために、自分の側で決めつけをしてしまわないことですね。

No title

相手に勝手に期待してしまって、裏切られたときに怒る。
よくありますね。
自分勝手なのは分かっているんですけど、ついついそうなってしまいます。

でも冷静に見ちゃうと、
「恋愛が成立しなさそうだなぁ」
とも思ってしまいます

Re: こちくんさん

> 相手に勝手に期待してしまって、裏切られたときに怒る。
> よくありますね。
> 自分勝手なのは分かっているんですけど、ついついそうなってしまいます。
>
> でも冷静に見ちゃうと、
> 「恋愛が成立しなさそうだなぁ」
> とも思ってしまいます

恋愛ですか、別に悪く言うつもりはないですが、
中には思い込みの最たるものであることも多いような気がします。
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