« ホーム »

非難感情に取り組む

非難感情は自分自身と他人を巻き込んだ実りのないゲームです。

相手に対して正直に、現実的で寛大な見方ができないことが引き起してしまう面倒な感情です。

それはあなたの側の一方的な思い込みが原因で独り相撲をとっている場合が多いのです。

非難は事実の指摘ではなく、相手に向けられた怒りの感情です。

人がこうすべきなのにしていない、あるいはやってはいけないのにやっているということに対して腹を立てているのです。

この感情は毎回ポイントのようにため込まれていきます。

同じことが繰り返されるたびに、腹立ちはどんどんひどくなって、どうしてこの人は気がつかないのだろうといらだってきます。

そのうち、この腹立ちをいつか爆発させてしまうのではないかという恐れの感情が生まれてきます。
次にまたこのような状況になったら、自分が抑えられなくなると、自分自身の怒りを恐れます。

そのため自由に動いて予想外の行動をとってしまうのを避けるようになったりしますが、それがまた自分への非難や後悔につながったりします。

このような相手への非難に始まった否定的な感情のサイクルは、自由な人間関係を損ね発展するのを妨げます。

また感情の制御がもたらす不自由さは、自分にも相手にもうまく働きかけられない自分の無力感を生み出し、一方で憎悪の感情が心身に多大なストレスを与え続けます。

まさに人を呪わば穴二つといった状況を作り出してしまうのです。

ここでため込んだ腹立ちをはき出してしまえばスッキリすると思うかも知れませんが、もともとあなたの一方的な要求だったわけですから、相手がそれで納得することはないでしょう。

事態はいい方向には向かわないでしょうし、ストレスを発散するつもりのあなたも、結果によってはさらに相手への非難を強め余計に苦しい状況に追い込まれます。

非難の対象は特定の人とは限りません。
それは、社会であったり物であったりします。
毎日TVで見かける人やCMであるかもしれません。

イライラ女性


このように非難感情は何もいい結果をもたらさないものなのに、なぜ人はこのような感情を繰り返して抱いてしまうのでしょうか。

それは、「非難感情」というものが、あなたの自己イメージに周りが合わせてくれることを期待するあなたの思い込みから発生するものだからです。

あなたのことをまるで知らない画面の向こうの人物に対しても、あなたは非難感情を持ったりするわけですから、それがあなたが一方的に作り出したものであることがわかるでしょう。

そこでは、相手には(もちろん物の場合も)あなたから非難されるような必然性があるわけではないのです。

あなたの価値観、あなたの自己イメージが、相手の存在をあるべき姿でないと言っているだけなのです。

本当に引っ込めるべきなのは、あなたのイメージの方なのです。

いやこの相手の場合は特別だと思いたいかも知れませんが、例外はないと考えるのが現実的です。

今までもいろんな文脈でいっているように、自己イメージを守ることは自分の存在価値を守ることと同じだと考えてしまうため、イメージを変更するよりも相手が自分の基準に合わないことを非難する方が楽なのです。

皮肉にも、怒りをため込んでも、爆発させても被害を受けるのは自分自身だという事実を忘れてはなりません。

憎悪がもたらす被害は甚大です。
それがいやなら、諦めて自己イメージの方を変えてしまうことです。

他人の行動をあなたの都合で変えることは出来ません、もちろん物や画面の向こうの人に対してはなおさらです。

方法はひとつイメージを書き換えることであり、さらに怒りを増大させるような燃料を追加しないようにすることです。

大人女性1


ところで、非難感情を不用意に作り出さないために役立つテクニックがあります。

決めつける前に「そうでないこともある」という言葉をつけてみることです。

目の前の人は普段はとても親切ですが、時として「親切にできないこともある」と認めることです。

以前はとても公平にあなたを扱ってくれた誰か(店員、サービスマン、先生、医者、役所の人)も、時として「公平にできないこともある」ことを承知しておくことです。

「そうでないこともある」のは、もちろんあなた自身にも当てはまりますよね。


子供吹き出し

あなたは自分はきわめて公平な人間だから、自分の思い込みで判断したりしないというかもしれません。

しかし「公平な人間」というのは言葉では存在しても、現実には存在しそうにありません。

なぜならどんな利害関係も持たない人間などいないからです。

あなたがどのような人間関係の中で生きているか、そのことがすでに利害関係を作り出しているものです。

利害関係を持っている以上、あなたがどれだけ公平を主張しようとあなたの自己イメージはその利害関係に基づくものです。

そのような不可能に近い公平さを無理に持ち出すより、どうやってもあなたの立場からみるのと、他の人の考えとは一致しないと考える方が現実的です。

つまり他の人は誰であろうと、あなたにとって非難すべきものを持つ可能性があると認めることです。

そのような現実的な認識があれば、非難感情は発散すればなくなると考えて遠回りするよりも、最初から非難感情を相手にしない方向を考えた方がいいとわかってくるはずです。

あなたが相手の非難すべき点を問題にするのを諦めれば、それはもはや問題として存在しなくなるのです。

あなたは隣にいる人がその人自身何も問題を感じていないことに対して、あなたが問題を感じるからという理由で非難する必要は何もないのです。

あなたはそんなことに時間を使うよりも、自分の楽しみのことを考えた方がいいに決まっているのですから。「そんなに暇人じゃないよ」とでも自分に言い聞かせて終わりにすることにしましょう。

あなたの非難感情が、相手に向けられたものではなく、相手の行動に対するあなた自身の反応に対するものに変われば、一歩前進です。

自分の反応の問題だとわかれば、もはや自分以外のものを変えてしまおうという不可能に挑戦しなくて済むわけですから。


気に入っていただけたら応援お願いします ↓↓
 人気ブログランキングへ 




[関連記事]
立場を入れ替えてみる
うらみを終わらせる方法
本当に人を許すには


関連記事

ACR WEBブログパーツ

テーマ : 幸せになる考え方
ジャンル : 心と身体


にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 癒し・ヒーリングへ


現実とあなた自身のずれがなくなるほど、あなたは無理している自分を発見できるでしょう・・・
思考と感情からの解放~そして現実のみを信じる3ステップ|ヒーリング・スピリチュアル | ココナラ

スポンサード リンク







コメントの投稿

非公開コメント

No title

おはようございます!
>自分の反応の問題だとわかれば、もはや自分以外のものを変えてしまおうという不可能に挑戦しなくて済むわけですから。

ここ、分かる気がします。昔、嫌な人がいて非難ばかりしてましたが、その人にあだ名をつけたら逆に親しみやすい人になりました。(別にその人が変わったわけではないです)つまり自分の考え方を変えれば状況が良くなるってことですよね。自分の反応と向き合うのは、かなり大変だと思いますが、こういう風に自分の反応を変えることができるって分かると少し楽になります☆

いつも読ませていただいております。

私の話ではありませんが、昨日勤め先でまさに上司と部下の非難の応酬がありました。上司は激昂して解雇を言い渡しました。部下の方と話をしましたが、近々辞める意思を固めているようです。

私はどっちもどっちだと思いました。どちらも「相手を理解しよう」とか「立場が違うからこういうことを言うこともあるだろう」のような寛大な心は全く感じられませんでした。

まさに自分のイメージを根本的に変えない限りは、転職しても似たような状況に置かれるでしょう。上司のほうも部下の無理解をいつまでも歎き続けるのではないでしょうか。

本日のブログはまさに私にとって慧眼を深めることとなりました。深く感謝しています。ありがとうございます。

Re: はねさん

> おはようございます!
> >自分の反応の問題だとわかれば、もはや自分以外のものを変えてしまおうという不可能に挑戦しなくて済むわけですから。
>
> ここ、分かる気がします。昔、嫌な人がいて非難ばかりしてましたが、その人にあだ名をつけたら逆に親しみやすい人になりました。(別にその人が変わったわけではないです)つまり自分の考え方を変えれば状況が良くなるってことですよね。自分の反応と向き合うのは、かなり大変だと思いますが、こういう風に自分の反応を変えることができるって分かると少し楽になります☆

そうですね、世間に力があると思ってしまうのは、自分には選択権がないと思ってしまうからです。
多少の不都合はあっても、自分の受け取り方までは誰にも変えられないことを忘れないようにしたいですね。

自分に向き合うのは最初は大変ですが、それが自分を楽にしてくれる体験を重ねるうちに無理をしている自分に飽き飽きしてくるものです。

Re: pianolovepianoさん

> いつも読ませていただいております。
>
> 私の話ではありませんが、昨日勤め先でまさに上司と部下の非難の応酬がありました。上司は激昂して解雇を言い渡しました。部下の方と話をしましたが、近々辞める意思を固めているようです。
>
> 私はどっちもどっちだと思いました。どちらも「相手を理解しよう」とか「立場が違うからこういうことを言うこともあるだろう」のような寛大な心は全く感じられませんでした。
>
> まさに自分のイメージを根本的に変えない限りは、転職しても似たような状況に置かれるでしょう。上司のほうも部下の無理解をいつまでも歎き続けるのではないでしょうか。
>
> 本日のブログはまさに私にとって慧眼を深めることとなりました。深く感謝しています。ありがとうございます。

pianolovepianoさん、いつも見ていただいてありがとうございます。

相手に寛大になれないのは、自分が充分に受け取っていないと感じているからです。
聖人君子みたいに、自分のことはさておいて相手に寛大になると言うのは現実的ではないでしょう。
もっと素直に自分の要求を表に出せるようになれば、そこで初めて相手への寛大さも持てるものではないでしょうか。
無理をして相手を立てているのも、非難を表に出していないだけで同じ状態です
やはり根本はありのままをみられるようになることですね。

こんにちは(^^)

非難感情を不用意に作り出さないように「そうでないこともある」という言葉をつけるところ、わかります^^
目の前の人が機嫌が悪いとき「この人は今調子が悪いのかな~。」とか「何か悲しいことがあったんだな~。」と思って、気にしないようにしています。
逆に私も自分に気持ちの余裕がなくて、子供にかたい表情で対応することがありますね~。
気をつけないといけませんよね^^

Re: こんにちは(^^)

> 非難感情を不用意に作り出さないように「そうでないこともある」という言葉をつけるところ、わかります^^
> 目の前の人が機嫌が悪いとき「この人は今調子が悪いのかな~。」とか「何か悲しいことがあったんだな~。」と思って、気にしないようにしています。
> 逆に私も自分に気持ちの余裕がなくて、子供にかたい表情で対応することがありますね~。
> 気をつけないといけませんよね^^

あまり正しさにとらわれない方がいいですね。
相手を非難して事態を悪化させるほどのどんな見返りがあるのかを考えてみることです。
「正しさ」よりも大事なことを見失わないようにしたいですね。

はじめまして。

「非難感情は自分自身と他人を巻き込んだ実りのないゲームです。」
この一行文に、不平不満の連鎖を起こしている鍵を感じ、はっとしました。

以前「期待は苦しみを生む」という言葉に、衝撃を受けたことがあります。
それから、意識に変化がありました。
今日この読み進むにつれ、ゲームを終わらせるキーワードを頂けた様に感じました。

非難感情は、本当に、実りのないゲームです。
素晴らしい表現で、ハートにしみました。
それでも、ついつい呑まれてしまうのが人間・・・
仰るとおり、そんな事に時間を費やすよりも、「楽」したいですね。

「ありのままを受け入れる」とは、たやすいことではありませんが
それほど、自由で幸せなことは、ないのかもしれません。

これからも、楽しみにしています。
ありがとうございました。

Re: はじめまして。

> 「非難感情は自分自身と他人を巻き込んだ実りのないゲームです。」
> この一行文に、不平不満の連鎖を起こしている鍵を感じ、はっとしました。
>
> 以前「期待は苦しみを生む」という言葉に、衝撃を受けたことがあります。
> それから、意識に変化がありました。
> 今日この読み進むにつれ、ゲームを終わらせるキーワードを頂けた様に感じました。
>
> 非難感情は、本当に、実りのないゲームです。
> 素晴らしい表現で、ハートにしみました。
> それでも、ついつい呑まれてしまうのが人間・・・
> 仰るとおり、そんな事に時間を費やすよりも、「楽」したいですね。
>
> 「ありのままを受け入れる」とは、たやすいことではありませんが
> それほど、自由で幸せなことは、ないのかもしれません。
>
> これからも、楽しみにしています。
> ありがとうございました。

Sunさんありがとうございます。

やはりどのような感情もそのまま受けいれるといいのですが、
それを出来なくするのが信念や思い込みですね。

自分の思う「正しさ」を追求するのでなく、いまここでの現実とつながって
柔軟に対応することを取り戻せるかが重要です。
sidetitle最新記事sidetitle
《最近7日間の人気順位》
~ランキング全体をみる~
~ランキング全体をみる~

sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle全記事表示リンクsidetitle
過去の記事はこちらから↓

全ての記事を表示する

sidetitleブログ紹介sidetitle
☆~新刊⌒☆
☆ちゃん見るシリーズ☆


好評発売中


アルファポリス
第2回エッセイ・ブログ大賞
特別賞『タオに生きる』 pao
WebコンテンツPickUP!タオに生きる
【 エッセイ・日記・blog > blog 】
老子の教えに学ぶ
老子のいう「タオに生きる」ということはどういうことなのか。さまざまなアプローチから、自らの考えや学んだこと、思ったことが綴られています。心をやすめ、身体をやすめ、穏やかで落ち着いた生活をしたい……そう願う人たちにとって、ヒントに溢れたブログです。


ez-HTML





PRR
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカレンダーsidetitle
11 | 2016/12 | 01
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
sidetitleにほんブログ村sidetitle
sidetitleお世話になってますsidetitle
※FC2ブログのリンクですが、なるべくblogpeopleのリンクをお願いしています(右サイドのお友達リンク)
このブログをリンクに追加する
sidetitleスポンサード リンクsidetitle
sidetitleアクセス情報sidetitle
sidetitleジャンル・ランキングsidetitle
[ジャンルランキング]
心と身体
30位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
スピリチュアル
8位
アクセスランキングを見る>>

sidetitle検索フォームsidetitle


もう一つの「タオに生きる」カテゴリー別
Screen Shot_30p ※徐々に更新しています
タオに生きる(人間関係)
タオに生きる(アドバイタ関連)
タオに生きる(YouTube#1)
タオに生きる(YouTube#2)


[上位タグ20]
感情、莊子、思考、怒り、罪悪感、老子、いまここ、人間関係、バイロン・ケイティ、交流分析、タオ、エックハルト・トール、ありのまま、許す、YouTube、老荘思想のコラム連載、不安、過去、無為、OSHO

sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleアクセスランキングsidetitle
訪問いただいているサイト
(週間 木曜日リセット)
※こちらでタイトルを入れさせてもらっていますが、出したくないとか変更したいという方はご連絡下さい。

sidetitleカテゴリsidetitle
カテゴリーを追加し整理しました。 バイロン・ケイティ、エックハルト・トール、ガンガジ、ムージ、OSHO
sidetitleQRコードsidetitle
QRコード
sidetitleお友達リンクsidetitle
FX