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窮屈な人間関係から抜け出すには

「あの人のやり方は間違っているから何とか変えてあげたい」

あなたはこう思って相手のためにアドバイスしたくなるかも知れません。

しかしこんな当たり前のように思える考えにも「わな」が潜んでいます。

相手があなたが保護すべき人ならば、このような考えは正当なものと言えるでしょう。
たとえば、相手が子どもで毒になるものを口に入れようとしていたら...

あなたが相手にやめさせようとするのは当然のことでしょうし、相手の意志だから好きなようにさせようと思う人はまずいないと思います。

しかし、いま問題にしているのはそのような関係ではなく、一般的な独立した大人の関係についてです。

では問題を作り出しそうなポイントを考えてみましょう。

「間違っているから」とか「変えてあげたい」というのは、あなたの意見なのです。
たとえどんなにあなたの意見が正しそうに見えても、相手は自分の選んだことをする権利があります。

相手の反応しだいではありますが、2つの問題が発生します。

A.あなたの意見とは違う考えを持っている場合。

相手にもよりますが、どちらが正しいかをあなたと議論することになる可能性が高いでしょう。
そして、議論が終わっても、お互い自分の方が正しいという確信をより強めて意地になる可能性が高いのです。

当然このあとはお互い気分が良くありません。

B.相手が自分の意見に自信がない場合。

あなたの説得によって、表面的にはあなたの意見に従って行動を変えるかも知れません。

しかし、そのあと相手は徐々に問題を感じ始めます。
自信を持って自分の考えを決められなかったことに惨めさや劣等感を抱きます。
そして、相手に従わされたやり方に満足出来なくなってくると、こんな気分になるのは無理に従わせたあなたが原因なのだと思い始めるのです。
このようなタイプに人は、自分の考えを主張せずにいて、後から従わせた相手を責めるというおなじみのパターンを繰り返すのです。

実はあなたの方も、自分のやり方にそれほど自信があるわけではないのです。
もしかしたら、相手に指示しなかった方が良かったのではと後悔を始めたり、あなたの考えに威圧的に従わせた自分に嫌気がさしたりするのです。
結局相手を自分に従わせたとしても、本来のあなたはいっこうに満足感を感じられないのです。

あまり極端な結果にならないまでも、相手が間違っているから相手を変えようとするやり方は、多くの場合あなたに満足感をもたらすことはないでしょう。

2つの感情


では、どう考えればお互いが間違わなくて済むのでしょうか。

それは、「他人の誤りから自分を守るには、自分の誤りから自由になるしかない」ということです。

つまりあなたが巻き込まれる他人とのトラブルは、あなたが抱えている誤りに呼応するものに他ならないのです。

あなたが自分を「正しい人間」と見なそうとする誤ったイメージにとらわれていれば、それに反応する相手を引き寄せてしまいます。

とはいっても、誰しも自分が「正しい人間」であると信じたいわけですから、自己イメージを壊されることは不快をもたらすショックであり、なかなか認めることが出来ません。

それでも自分を解放したいのなら、なぜ自分が特定のイメージにしがみつこうとするのかに気づくのが第一歩であるといえます。

実はあなたが本当に望んでいるのは、本来のあなたを自由に表現できることではないですか。

相手を自分に従わせることなど、どこかで拾ってきたいい結果をもたらすと思い込んでいる習慣でしかなくて、ちっともあなた自身を満足させるものではないのです。

人と関わるうちに、あなたはその関係性の中で自分のイメージを作りあげていきます。

「あなた」と「わたし」は独立した存在と言うよりも、「わたし」が作り出した対象が「あなた」であり、それは「わたし」にたいする対照的な関係を持つ存在であるということなのです。

「あなた」とは「わたし」の友だちであったり、敵であったり、助けてくれる存在であったり、守るべき存在であったりするのです。

そのような関係が作り出したのが、人と関わるときの作られたあなたのイメージなのです。
社会的な「わたし」とは「あなた」とどのように関わる存在であるかを規定したイメージなのです。

一見対立する存在に見えますが、じつはあなた自身が自分を好きな部分は、相手の中にあっても好きな部分であり、あなた自身が自分を拒んでいる部分は、それを持つ相手も拒むことになります。

ですからもとになっているのは、相手ではなく、あなた自身の持っているもの次第ということなのです。

それらが交互に入れ替わることで、お互い引かれ合ったり拒み合ったりする関係なのに、あなたは一方的に相手がその感情を引き起こしているのだと感じるのです。

ですから、このような関係を見るとき、どちらが感情の持ち主であるかを決めるのは、ほとんど意味がないことなのです。

真実の口


それよりも、自分自身の感じていることを正直に自分でとらえることが、唯一間違いのない拠り所になるのです。

社会的な作られた「わたし」を本当の自分だと同一視しなければ、本来の自分とそうでないものを見分けることが出来るようになってきます。

本来の自分でないものを自分自身と切り離せば切り離すほど、あなたは他人が仕掛けてくる作られた関係に巻き込まれることがなくなり、自由に離れた所から見ることが出来るようになります。

そうなれば目の前の相手が誰でも、あなたは平然と自分自身でいることに恐怖を感じなくなり、本来の自分自身を表現することに後ろめたさを感じなくても良くなるのです。

こんなことを言っても大丈夫だろうかと、毎回躊躇したり、言ってしまった後に後悔や罪悪感を感じることがなくなってきます。

あなたが自分自身でいてもいいのは、同時に相手もそうであっていいと認めることであり、相手を自分の考えに従わせたいという強迫感からも解放されるわけです。

目の前の相手とは、「受け入れるか/拒むか」という二元的な選択をする必要のない存在になってきます。

そして見せかけの自己イメージを持たなくなったかどうかは、あなた自身が自分の中で自己矛盾を感じなくなったかどうかを調べれば判断できるでしょう。

それは、人に見せかける自己と本来の自己を区別する必要を感じなくなるからです。


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最近、人を説得する難しさを痛感しています。
結局は自分のやりたいようにしかならないんだな~って。
難しいですね
人って。

こんにちは^^

相手のことを思ってアドバイス、というのはとっても難しいことですよね~。
あきらかに間違った答えの時は、やんわりと教えてあげる方が優しいのかな、と思いますが、相手の考え方や意見については、アドバイスはできないですね~。人それぞれだと思ってしまうし。
目の前の相手が誰であろうと、平然と自分自身でいたいな、とは思います。

Re: こちくんさん

> 最近、人を説得する難しさを痛感しています。
> 結局は自分のやりたいようにしかならないんだな~って。
> 難しいですね
> 人って。

自分の思い通りに変えようとするより、
その人から何を期待できるかを知ることの方が
実りがあるものかも知れません。

Re: こんにちは^^

> 相手のことを思ってアドバイス、というのはとっても難しいことですよね~。
> あきらかに間違った答えの時は、やんわりと教えてあげる方が優しいのかな、と思いますが、相手の考え方や意見については、アドバイスはできないですね~。人それぞれだと思ってしまうし。
> 目の前の相手が誰であろうと、平然と自分自身でいたいな、とは思います。

トラブルから抜け出すよりは、トラブルを避けること。
人を変えようとするより、期待するものを変えた方がいいのかもしれません。
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