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痛みによって得ているもの

痛みは嫌なもので、それを避けようといろいろなことをします。

しかし一方で、心身共に痛みを感じることであっても、ネガティブな行為をやり続けるという、矛盾したことをやるのも人間の心理のようです。

自分に対する価値評価が低い場合、自分が無価値であることを証明するかのような行動を取るということが、指摘されています。

それは、かつては結果的に、自分の無価値さを感じさせた出来事だったのかも知れません。

しかし、それによってネガティブであっても他者との接触が得られることを覚え、その行動パターンを自分で取り入れたということがありそうです。

そこでは、やっぱり自分には価値がないんだ、ということを確認してしまうのです。

注射を待つこども達


しかしこの自己評価の低さ以外にも、なにかしら見返りを感じさせるもののために、自分を傷つける様な行動を取る場合があります。

・「けがや病気をすれば、ひとは自分のことを気づかってくれ、同情してくれる

愛情を獲得するために、けがや病気を引き起こすこどもがいます。
これは必ずしも意識的な選択ではありません。
ずる休みのための病気のフリではなく、愛情が欲しいときに本当に病気になったり、けがをしたりするのです。
このやり方が定着すれば、一生続くパターンになります。

・「かんしゃくをおこすことで、わがままを通す

思うようにならないと、怒り狂うことでわがままを通すことを覚えます。
これは、おとなでも怒りを表すことで、物事が自分の都合のいい方に変えられると考えたりします。
これも、病気やけがではないですが、代償は支払うことになります。

・「悪いことをして、注意を引こうとする

注意されたり、非難されたりすることであっても、全く無視されるよりはましだというわけです。
人の目を引くためには、問題を起こし続けます。

おこる男の子     病気のこども


本当に必要なものは、人から受け取る愛情ですが、それを得る手段がわからないうちは、不完全で傷つきながらでも何もないよりはいいのです。

その見返りとは、注目、同情、保護、受容、承認であり、あるいは逃避の手段や口実です。

また、それによって他人を支配したり、操作できることや、自分の中に閉じこもることであったりします。

大人になって巧妙になってくると、責任逃れや、危険を冒さないためのいいわけ、自分を正当化する手段であったり、自分に価値があると見せかけることに利用したりもします。

方向が間違っているとしても、少なくとも「それに対して一生懸命取り組んでいる」と無理に納得しようとします。

「苦しさが自分を成長させる」ということをいいわけにするかもしれません。

このようなネガティブな行動は、当然苦痛を伴うものであり、だからといって本当に求めている愛情や承認が得られるわけではありません。

正直に考えて、本当に望むものを得たいなら、まわりの人に対して、直接愛情や承認を求める行動を取るしかありません。
それは、単に「こんにちは」とか「よろしく」と自分から言うことから始まったりします。

あいさつ

それが、しかし難しく思えるのは、リスクを伴うからです。
相手は、意図的であるか、他の理由からであるかはわかりませんが、あなたの働きかけを拒絶したり、無視する可能性はあるわけです。

いままで、直接求めても得られないと疑心暗鬼になっていますから、それよりはゆがんだ形でも今まで慣れ親しんだ方法をとろうとするわけです。

まずは、自分が傷つきながらそういう行動を取っていることを、自分で認めて、認識しないといけません。

「苦しさが自分を成長させる」などと言っていると、傷は大きくなっていきます。

それはいつか、取り戻せないところまで、被害を大きくしてしまいます。

いままでの経験を信じようとするのかも知れませんが、そう思いながらも、どこかにやり方が違うのではないかと感じている部分があるはずです。

自分を傷つける行動をしていることを、正面から直視することがどうしても必要になります。

そして、自分が欲しがっているものは、直接的な注目や同情、愛情であることを正直に認める必要があります。

直接得られる愛情は受け入れていいのだということ、ゆがめられた注目はもとめないということ、これを決断する必要があります。

この2つを見分けることを続けていれば、にせものの承認は必要ないことがわかりますし、直接的な承認以外なら、なくても充分満たされることがわかってきて、いままでの思い込みを溶かしてくれます。

気づかないまま、以前のパターンを繰り返すこともあるでしょうが、にせものは受け取らないと決心すれば、それにつれて真性の親密さというものも増えて来るものです。

ちょうど、意地を張ってすねていたこどもが、徐々に仲間に溶け込んでいくようなものです。





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こんにちは♪

親の愛情の大切さを感じるお話ですね。
まわりのお友達を見ていても、親の愛情をたっぷり受けているな~、という子は素直ですね~。
子供のときの育ち方が大人になってからの人付き合いにも大きくかかわってきますよね。
自分の子供にストレートに愛情表現をしてあげようと改めて感じました。


「○○しちゃダメ」
って言われると
「○○しなきゃダメかなぁ?」
と逆に思ってしまいます。

こんな性格を子供に引き継がないように気をつけなきゃ(笑)

Re: こんにちは♪

> 親の愛情の大切さを感じるお話ですね。
> まわりのお友達を見ていても、親の愛情をたっぷり受けているな~、という子は素直ですね~。
> 子供のときの育ち方が大人になってからの人付き合いにも大きくかかわってきますよね。
> 自分の子供にストレートに愛情表現をしてあげようと改めて感じました。

親が「言って聞かせる」という姿勢ばかりでは、いつか聞かなくなってしまいます。
対等に話してみると、こどもだと思っていたのは、実は親に合わせていた演技だったりして驚くこともあります。
つまり親が「言って聞かせる」姿勢にあれば、こどもはそれに応じた姿勢でこたえてしまうわけで、本音は言わないことにもなってしまう。

Re: こちくんさん

> 「○○しちゃダメ」
> って言われると
> 「○○しなきゃダメかなぁ?」
> と逆に思ってしまいます。
>
> こんな性格を子供に引き継がないように気をつけなきゃ(笑)

言葉よりも、素直さを忘れないことの方が本質なのでしょう。
それはこどもにも伝わるでしょう。

親がいくら言葉で「正しげな」ことを言っても、伝わるのはその時の親の実際の行動の仕方でしょうから。
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