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こんにゃく問答

「こんにゃく問答」という落語がある。

ある古寺が、長年住職のなり手がなく、荒れるに任されていた。

成り行きで、蒟蒻屋の八五郎がにわか住職になるのだが、ある日永平寺の禅僧が訪ねてきて、このなまくら住職に一問答お願いしたいと頼んでくる。

「法界に魚あり、尾も無く頭もなく、中の鰭骨を保つ。大和尚、この義はいかに」

この問いかけで対決が始まるのだが、この後はすべて身振り手振りだけになってしまう。

最後は禅僧が「恐れ入ったッ!!」と逃げだすが、実は禅僧側と八五郎側の解釈はまったく食い違ったものであるところがこの落語の中心部分である。

禅僧:「なかなか我等の及ぶところではござらん。
『天地の間は』と申すと『大海のごとし』というお答え。

八五郎:「馬鹿にしゃあがって。俺が蒟蒻屋だてえことを知ってやがった。
指で、てめえんとこの蒟蒻はこれっぱかりだってやがるから、
こォんなに大きいと言ってやった。」

参考:蒟蒻問答(こんにゃくもんどう)  落語: 落語あらすじ事典 千字寄席  

坊主       坊主2



送り手と受け手の意図などまるで関係なく、ものごとが進行してしまう。

ものごとがすべて、意図したように進行しないと我慢できないという考えをやめて、これは「こんにゃく問答」にすぎないと解釈しておけば深刻に思い悩むこともなくなる。

それはこじつけだけでなく、実際にものごとの内容の何割かは、「こんにゃく問答」で成り立っているからである。

なぜなら、問答を構成する伝達手段は、現実の一部を切り取ったものにしか過ぎないし、送り手と受け手はそれぞれ自分の信じたいようにその意味を受け取っているからである。

100%送り手の意図が受け手に伝わるなど、あり得ない。

ネットの世界が、どんどん私たちの生活に入り込んできたが、ネットの情報を見てどのように受け取るかは、受け手の主観しだいである。

画像や動画も増えては来たが、まだまだ頼りにしているのは、文字による文章である。

ブログの記事を読んで、どのように読み手が受け取ったかは、書き手の側ではほとんどわからない。

とんでもない「こんにゃく問答」になっているかも知れない。

しかしそれで読み手が救われるのであれば、それでいいのかも知れない。

それも、タオ的でおもしろい世界だと思う。

しかしネットがもっとビジネス化していくと、無料で見られるものが、カタログでしかなくなるのだろうか。

「こんにゃく問答」ではビジネスにならないのだろうが、そこから先が知りたいと思ったら、支払い方法が登場するのでは、何ともつまらない世界になってしまう。

せめてカタログには「こんにゃく問答」の余地を残して欲しいものだ。


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こんにちは

こんにゃく問答、おもしろいですね。
タレントの「さかなくん」はサンマを頭から丸ごと食べるそうです。
その話に「どうして頭から丸ごと食べるんですか?」と質問をしたら、さかなくんが「尻尾から食べると骨がノドにささって痛いからです。」と答えたそうです。
最初、???と思いましたが、笑ってしまいました。
ブログ記事の読み方も様々で面白いですよね。

Re: こんにちは

> こんにゃく問答、おもしろいですね。
> タレントの「さかなくん」はサンマを頭から丸ごと食べるそうです。
> その話に「どうして頭から丸ごと食べるんですか?」と質問をしたら、さかなくんが「尻尾から食べると骨がノドにささって痛いからです。」と答えたそうです。
> 最初、???と思いましたが、笑ってしまいました。
> ブログ記事の読み方も様々で面白いですよね。

「尻尾から食べると骨がノドにささって痛いからです。」よく意味がわかりませんが、そもそも丸ごと食べようとは思いませんね(笑)

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