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般若心経

「般若心経」というお経、宗派にもよるだろうが、このお経をご存じの方は多いのではないだろうか。

もっとも最近はいくつも般若心経に関する本が出版されたりして、そちらから入られる方もいらっしゃるかも知れない。

私も子どもの頃に強制的にこのお経を覚えさせられた。

何故覚えさせられるのかはわからないが、なにか音的におもしろさを感じて覚えた記憶がある。

その頃は空でも覚えていたが、今は曖昧になっている。

しかし、お経などというものは、意味を知ろうとかするものではないと思っていたが、今思うとすごいお経だったのだとわかった。

仏陀イメージ



最近特に感心したのは、「無明」そのものがすなわち「さとり」であるという部分。

「無明」とは知られざる力のことで、別の言葉でいえば「渇愛」宇宙的な欲望の力。

つまり欲望のおおもとと「さとり」の世界は全く同じひとつものであるということ。

『無無明(むーむーみょう) 亦無無明尽(やくむーむーみょうじん)』

無明もなく、また無明の尽きることもなく

だからこの世界というのは、はじめから無明などない、すべてはさとりなのだともいえるのですし、
逆に無明の世界がさとりの実体として永遠にありつづけるともいえる、そういう世界なのです。

『乃至無老死(ないしーむーろうしー) 亦無老死尽(やくむーろうしーじん)』

ないし老死なく、また老死の尽きることもなし

そうしてみれば、無明からはじまり老死に至るわたしたちの苦しみの現実こそが
そのままさとりなのですし、
逆にいえば さとったといって無明から老死に至る人間の苦しみの現実が
なくなるわけでもないのです。



つまり、般若心経によれば、欲望にもとずく人間の苦しみの世界は、すべてそのまま肯定される。
何も変える必要はない、なにも改める必要はないということである。

苦しいと感じているときも、そのまま真実のさとりを生きているのだから、改めて苦しいからと何かをしようとしないこと。

自分で何かをやろうとする必要はないし、後始末も必要ない。
心配しなくても、後始末は必要ならば起こるように起こるものだということ。

蛇足ながら、これはもちろん、「放っておくと、人間というのは、あれこれ考えたり何かを自分でやろうとするから言っているんだよ。」というのが前提にある。

もし放っておくと何もしなくなるものなら、また別の教典ができあがっていただろう。

それは絶滅危惧種を保護しようとするようなものかも知れない。
さいわいというか、人間はそれとは逆の生き方をしているようだ。

「参考文献」
般若心経絵本  諸橋 精光 小学館 / 2005-09




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こんにちは

般若心経は、やはり小さい頃、祖母のそばで聞いて面白いなぁ~と思っていました。
あの音と独特のことばが子供の心に響くんでしょうね。
意味はまったく理解していませんでしたが^^
大人になって漢字を追いながら読んで、あらためて知ったことがたくさんあります。

心配をしなくても必要に応じてきちんと後始末が起こるということ、何となくわかる気がします。
たぶん、今まで自分がそのスタンスでやって来たので^^

No title

般若心経、ろくに知りませんけど、とっても興味あります。
「こちくんは、般若心経の悟りを理解しているよ!」
って変な女の子に褒められたのがきっかけです。
どんなもんでしょう?

最近は本を読む時間がないですねぇ・・・

Re: こんにちは

> 般若心経は、やはり小さい頃、祖母のそばで聞いて面白いなぁ~と思っていました。
> あの音と独特のことばが子供の心に響くんでしょうね。
> 意味はまったく理解していませんでしたが^^
> 大人になって漢字を追いながら読んで、あらためて知ったことがたくさんあります。
>
> 心配をしなくても必要に応じてきちんと後始末が起こるということ、何となくわかる気がします。
> たぶん、今まで自分がそのスタンスでやって来たので^^

マントラと言うのは音だけで変える力があるそうですがどんなものか。

このような文献をいろいろ読むほど、なにか誰でもがあらかじめ承知していることが書かれているのに、わからなくなっているだけだと思うようになってきます。

Re: No title

> 般若心経、ろくに知りませんけど、とっても興味あります。
> 「こちくんは、般若心経の悟りを理解しているよ!」
> って変な女の子に褒められたのがきっかけです。
> どんなもんでしょう?
>
> 最近は本を読む時間がないですねぇ・・・

「変な女の子」というのは意味ありげですが、
こちくんは人から見て悟ったように見られているのではないでしょうかねえ。

般若心経は奥が深いし、いろんな本が出てますね。
仏教の経典の中では一般に浸透しているということでは
一番有名なのではないでしょうか。
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