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目的をもたないこと

ネットで流れている意見を眺めていると、目標を持ってそれを達成することが、生きることのすべてであるかのような文章にあふれている。

目的を持つことが悪いとはいわないが、目的のない行為を無視するわけにはいかない。

いったん目的志向で生き始めると、すべてのことに目的がないといけないような気になってしまう。

本来目的などないことに対して、目的は何かと考えはじめても答えは出てこない。
答えを出してしまったら、それはこじつけというものではないだろうか。

ただやりたくなって行っている行為を、目的が見えないから価値が低いと思ってしまうことには問題がありそうだ。


黄色い花畑640


季節は春になり、桜が咲き、川原の草花を息を吹き返し始める。
毎年繰り返されるこのイベントには、目的などないだろう。

目的はなくても、それは全力でおこなわれなければならない。
今年は休みにするという植物は見かけない。

毎年同じように見えるこのイベントも、一度として同じ繰り返しはないだろう。
それが同じ事に見えるのは、われわれが言葉で現実を切り取って抽象化してしまうせいである。

同じ川に二度入ることはできない ヘラクレイトス



そもそも同じだと思っていても、自分自身が毎年年を取って変化していることを忘れている。

目的を持った行動に意義を持つのはいいが、自分の生活がそれに全て征服されてしまうと、そのうち何のために生きているのかがわからなくなってしまう。

その傾向があると思ったら、思い切って目的を持った行動を削ったり、後回しにして、無目的に自分がやりたいという密かな訴えに耳を傾けてあげよう。

目的志向が強いと、目的が明確でない、しかし自分にとって重要な行為や感情は、主張できなくて姿を隠してしまう。

しかし、いったんそれに機会と時間を与えれば、活気が蘇ってくる。
やらなければならないことに戻っても、同じ事の繰り返しも、また新鮮なものに見えてくるだろう。

年度の初めになると、会社などでは今年度の目標設定をおこなう。
社員もひとりずつそういった目標を立てさせられる所も多いだろう。

会社会議中


そして管理職は、部下の目標の評価、指導を行わないといけない。
毎年おこなわれる会社の鬱陶しいイベントのひとつである。

私も管理職をやっていたころは、そのような事をやらされていたが、本気でそれをやることはためらわれて、憂鬱な気分にもなったりした。

それは管理するということは、当然自分自身も会社の利益のための目標を掲げて、それを受け入れ、意義を感じ、それを部下に指導しなければならないからだ。

別に個人的にはこれくらいで充分だと感じても、会社的にはもっと検証可能な目標を立てろとかなんとか、やり直しを命じなければならない。

しかし会社の社長が株主に業績を説明するかのように、会社のための目的を自分のものとして感じられる人ばかりではないだろう。

部下にそれを指導することは、自分の魂を会社に売り渡すような気分にもなる。

目的のある行為というのも、そこそこにしたい。

それよりも、目的は見えないが、やっていく中で振り返ると、その背後にある目的がみえてくることもある。

あるいは、とうとう目的などわからなかったという行為でも、自分に満足感があればそれはそれで重要なことであり、ほんらい第一義に扱われることだったかも知れないと思う。

目的志向の社会は、目的を持たない生き方に後ろめたさを感じさせるかも知れないが、そんなものは受け流して行為自体が目的であることに時間を使ってみたいと思う。

タオは目的を持たないが、うまく目的を果たす。


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