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牡丹に唐獅子 竹に虎

上方落語の「つる」という噺では、ご隠居が竹藪の中にいる虎を説明するくだりがあります。

上方落語つる

喜ィさん へぃ、その字引やなぁ。えぇ、これ、いろんな絵がおまんなぁ。あぁ、一番こっちの端の、右の端の...棒杭に猫がつないだぁるて、おもろいなぁ、なんでんねん、これ
隠居 棒に猫がつないだぁるてな絵ェがあるかいな。これは、お前、竹に虎やがな
喜ィさん 竹にトラ猫
隠居 トラ猫やあれへんがな。竹に虎
喜ィさん 虎にしてはえらい可愛らしい顔してまんなぁ
隠居 ああ、竹薮の中にいてるときは、虎は穏やかやというな。虎というのは強い獣で、自分より強いのは、まあ象ぐらいなもんや。竹薮の中へまでは象も入ってけぇへんさかいに、竹の間で寝てるときの虎は一番穏やかな顔をしてるちゅうんで、穏やかに描くのやがな

東西落語特選  つる



  虎と竹      獅子s

天敵である象が入ってこない竹藪では、虎も猫と見間違う穏やかな顔をしているというのです。

このはなしは、どうやら「牡丹(ぽたん)に唐獅子(からじし) 竹に虎」という言葉から取ったもののようです。

牡丹(ぽたん)に唐獅子(からじし) 竹に虎

南禅寺―穏やかな東山の緑につつまれ、こけら葺きの方丈(ほうじょう)から、虎の児渡しで有名な庭園を望む広縁(ひろえん)の頭上に、左甚五郎(ひだりじんごろう)作の両面透彫(すかしぼり)の欄間(らんま)があります。
 その図柄は「牡丹に唐獅子竹に虎」という、古来より耳にし目にする絵図ではありますが、そこに彫り込まれているメッセージは、
  ・あなたの依所(よりどころ)は、何んですか。
  ・あなたが安心して身を寄せられる安住の地は、どこに在りますか。
透彫の小さな空間から、我々に発せられる問いであります。

中略(獅子の方の話は下記サイトをご覧下さい)

また、アジア大陸の広域に生存する虎も、猛獣ですが、その数5千頭から7千頭と、将来絶滅が心配されています。
 虎は、象には勝てません。
 群をなした象には、歯が立ちません。
 そこで逃げこむ処が竹薮の中です。
 巨体は竹薮に入られず、また、竹薮に入ると、象牙にヒビが入ります。
その昔、仙人(そまびと)は、象牙のパイプを竹薮へは持って入らなかったということです。
 青竹に象牙は禁物です。
 従って、虎には竹薮が何よりの安全地帯であり、依所であります。

日本の禅 臨済宗・黄檗宗の公式サイト 臨黄ネット



あなたが安心していられる拠り所があるとき、あなたは穏やかでいられます。

あなたが拠り所を忘れて、自分の考えに頼ろうとするとき、あなたは竹藪を出て象の住む世界にさまよい出るのです。

あなたが安住の地では満足せずに、もっと素晴らしい世界を夢見るとき、あなたは穏やかな猫の顔ではいられなくなるのです。

イー     機嫌が悪い男の子

子ども達がけんかをします。

ひとりの子どもが意地を張って、もう君たちとは遊ばないといじけています。
他の友達の様子をうかがいながら、絶対口なんか聞いてやらないとふくれています。

その子は、だんだん他の友達がまた仲良く遊び始めたのを見て、自分だけひとりぼっちになるかと不安になります。

その子が素直に仲間の所に戻れば、自分もまた一緒に遊べるとわかっていますが、意地を張りたくもあるのです。

あなたが、素直に安住に地に戻ろうと思うなら、様子をうかがっていないで、友達の所に戻っていけばいいのです。

ためいき3   すねる

象など怖くないと竹藪を飛び出した虎は、本当は危険だと知っている象に出くわさないかとおびえながら生きなければなりません。

猫の表情に戻って穏やかに暮らしたいいという思いがよぎります。

そうしたければ、素直に竹藪に戻ればいいだけです。

おごれる自我を手放して素直になれば、仲間はいつもそこに待っていてくれるのです。


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こんにちは

安住の地を飛び出してみて、安心して生活できないときは、素直に元にもどれば良いんですね。
でも、元に戻る事はかなりの勇気が必要ですよね。
「自分で飛び出したのに」とか「戻ったところで、受け入れてもらえるかしら」とか色々と考えてしまいそうです^^
子供の喧嘩のはなしで、より理解できました。
素直に戻ると、一緒に遊べますからね。
意地を張らずに素直に!これが大切ですね(^^)


Re: こんにちは

> 「自分で飛び出したのに」とか「戻ったところで、受け入れてもらえるかしら」とか色々と考えてしまいそうです^^

心配が残るのは、同じレベルで別の選択と比較してしまうからではないかと思うんです。
社会的な自分から別の社会的な自分へ切り替えるならば、ネタが変わるだけで別の不安がつきまといます。

たとえば、そろそろお花見の季節ですが、いいスポットを探してお花見をしようと思えば、
開花時期やら、いろんな条件を気にして情報に振り回されます。

でも「うちはいつもの桜に決まっているから心配ないわ」という人には、何も気になりませんから情報など右から左に抜けていきます。

社会というのは、ココがおすすめという具合に、余計なお世話の情報をどんどんまき散らしてくれますが、それをいちいち聞いているときりがないわけです。

ちょっとした利便性よりも、本来の桜の木や花が癒してくれる本質を捉えていれば、実は場所などどこでもいいわけで、そこにはもともと問題などないわけです。
それが虎にとっての竹やぶなわけですね。

もちろん別の附加価値を求めるなら、話は別でしょうけどね。

> 意地を張らずに素直に!これが大切ですね(^^)

素直になるのが難しい人にとっては、結構これが問題になるんですね。
たったひとつ素直に認めれば全て解決なのに、それを手放そうとしないから、新しい問題を作り出してまで、つじつまを合わせなければいけなくなるんですね。
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