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一切皆苦

あなたは、ときどき今の状態を、苦しいと感じます。

そして、あなたが苦しいと感じるとき、なにか自分の外にある原因が、自分を苦しめているというイメージが強いのではないでしょうか。

「苦しさ」というのは、仏教ではこのように考えるようです。

一切皆苦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

一切皆苦(いっさいかいく)とは、仏教における四法印の一つである。

初期の経典に「色は苦なり」「受想行識も苦なり」としばしば説かれている。これを「一切皆苦」と言う。

「苦」の原語は、パーリ語のドゥッカ(dukkha)で、これは単に、日本語の「苦しい」という意味だけではなく、「空しい、不満、不安定」といった幅広い語義を持つ。 それゆえ、「一切皆苦」は「すべての存在は不完全であり、不満足なものである」と言いかえることもできる。不完全であるがゆえに、常に変化して止まることがない。永遠に存在するものはなく、ただ変化のみが続くので「空しい」というふうに、「苦」という一語で様々な現象が語られる。



「苦しみ」というのも、この仏教的な解釈から考えると、そこに自分にとって不満であるという気持ちが存在することがわかります。

あなたがどのように考えようと、苦しいという状況が存在するものかどうかは、わかりません。

しかし、わたしたちが、ふだん苦しさを感じるときというのは、自分の不満感から生じていることが多いのではないでしょうか。

「苦しい」のは、あたりまえだと、あなたは考えているかも知れません。

こんな「苦しい」状況なんだから、苦しいと感じるのは当然であるというわけですね。

しかし、この「あたりまえ」というのも、なかなかくせ者です。

「あたりまえ」だと決めているのは、あなた自身なのです。

あなたが、「あたりまえ」だと決めつけるのをやめて、それがあたりまえではないとしたら、それでもあなたは「苦しさ」を持ち続けるでしょうか。

こんなに「苦しい」けど、この状況は苦しくなっても仕方ない状況だと、「あたりまえ」だという信念を大事に抱え続けるでしょうかということです。

「あたりまえ」というのは、どこからくる信念なのでしょう。

わたしたちが、物事を考える時、ことばを使って考えます。

ことばは、いつか誰かが、何かの状況を説明するために作り出したものです。
ことばには、その背景があります。

ことばが作られたとき、そこには、その前提となる概念が存在するのです。

何も前提としないことばは存在しません。

ことばを使って考える以上、わたしたちが考えだす「あたりまえ」には、必ず前提があるのです。

数学教師


私が高校生の時、数学の授業で「ベクトルの内積」を習いました。

ベクトルというのは、方向と大きさという二つの要素をもつものですが、「ベクトルの内積」の定義は、大きさだけ(スカラー)になります。

わたしは、なぜベクトルをかけ算すると単なる大きさ(スカラー)だけになってしまうのかが、不思議で先生に質問しました。

先生は、「ちょっと考えさして」というような回答で、そのまま授業を続けながら、時間ができると考え込んでいるようでした。

授業が終わった後、先生が私の所へやってきて、「これは定義だからそうなるとしか言えない」というような説明をしてくれました。

私は、質問の内容よりも、先生が真剣に時間いっぱい考え続けてくれたことに、感激したことを今でも思い出します。

それと共に、何となくはわかっていましたが、当たり前に考えていることも、どこかで誰かが定義したことを前提にして成り立っているものだ、ということを意識しだしたきっかけであったように思います。

話がそれましたが、数学というのは、前提とする公理や定義があって成り立つものです。
必要があれば、不自然に思えても、定義を作り出すことも必要になります。

1足す1が2であるのは、何の前提もなしに「あたりまえ」ではないのです。

数学に限らず、言葉で構築されたことには、前提があるのです。
言い換えれば、思考とは前提を抜きには語れないと言うことです。

あなたが、「あたりまえ」と考えている事も、その前提にさかのぼって考えてみることも必要です。

「あたりまえ」で生きていることは、その「あたりまえ」の前提である世界観の中でしか生きられません。

話を最初の話題に戻します。

あなたが「苦しい」とき、あなたは何かを不満に思っています。

その不満は、あなたの考える「あたりまえ」の世界観から来るものです。

それは、今の苦しさを続けても、大事に抱えていくべき信念であるのかどうか、一度考えてみてはいかがでしょうか。


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