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明け渡すということ

わたしたちは状況を操作したがり、自分の手でものごとを起こそうとしたがります。

活動的であることが、自分の力の存在の証であり、無抵抗に受け入れるのは弱さだと考えます。

しかし、いまや自分で何でもコントロールするというのに、限界を感じる必要があると、多くの人たちが感じ始めています。

あなたが販売にかかわっているなら、いかに売り上げを伸ばすかという方法を考えなくてはなりません。
成り行きに任せとけばいいよ、というわけにはいかないからです。

あなたが、機械やコンピュータを相手の仕事をしているのなら、いかにしてミスをなくして機械に正確な動作をさせるかを、考えなくてはなりません。
あなたの気分しだいで、まちがった命令を与えれば、機械は正確にまちがった動作を返してくるからです。

しかし、それでも、「あなたは全てをコントロールし尽くすことはできない。」という事実を受け入れなくてはなりません。

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あなたがせっせと自己啓発に努めて、自分の能力を開発し続けても、あなたは肩の荷を少しも下ろせるものでは無いのです。

なぜならあなたのしていることは、自分のコントロール出来る能力を高めようとしていることだからです。

あなたはコントロールする能力をいくら高めても、全てのことをコントロールすることは出来ないのです。

それどころか、能力を高めた分、あなたは今まで以上に多くのことを、背負い込むことになるのです。

あなたに必要なのは、そういった方向での努力は、根本的な解決にはつながらないことを、認めてしまうことです。



ひとは自分を明け渡すことによって、限りない平和を感じることが出来ます。

しかし、たいていの人は、自分を明け渡すこと、自分以外のものに任せてしまうことを恐れます。
それは、屈服することであり、あきらめであり、負け犬になることだと考えるのです。

なりゆきにまかせることなど、とても不安で出来ないのです。
いつも自分がコントロールし続けていないと不安なのです。

しかし、わたしたちが、状況に任せて自然に生きていることが、そんなに無謀なことだと信じこんでいるのは何故でしょうか。

わたしたちは、自然に成り行きに任せて、自分の力を明け渡したからといって、そこら中で問題にぶつかるようには出来ていないのです。

だから、たえず何かに悪戦苦闘しているひとというのは、自らのやり方や信念を、もう一度振り返って見た方が良いかもしれません。

自分で問題を作り出しては、それを解決して、それによって自分の力を確認するようなことになっていないでしょうか。

               リラックス1


自分で抵抗しなければ、ひとはもっとリラックスして、静かな心でいられるものです。

いつもいつも、自分が状況や、仕事や、人間関係について主導権を握っていなければならないわけではないのです。

あなたが何もかもコントロールしなくても、ものごとはなるべくして、なるように展開していくものだと気がつけば、あなたはそれを手放し、肩の荷を下ろせるのです。

あなたが、もうこれ以上状況を自分でコントロールしたり、競争に明け暮れることにうんざりして、疲れ切ったと感じるなら、自分の力を明け渡すことを考える時なのかも知れません。

明け渡すということに不安を感じるのなら、いま自分がコントロールしていると思っていることを、振り返って見て下さい。

あなたが、きょう一日で成し遂げたと思っていることが、本当に自分の力ですべてやったことなのかを振り返って見て下さい。

そうすれば、実際に起きていることは、一方であなたが自分の力でやっていると信じていますが、その一方であなたの思いに関係なくものごとが展開していることに気づけるでしょう。

手放すというのは、あなたがものごとはこうなるべきだと思うことをあきらめて、起こってくることをそのまま受け入れるということです。

そして、あなたのこうなるべきだという思いは、根拠のないものであり、薄々気づいているように、あなたがどう思おうと、どうなるかなど誰にも分からないことを認めることです。

植物との共生


よくないと思っていた状況も、長いスパンで見れば、結局は良い結果につながっていることや、いいと思っていたことも、かならずしも思ったほどはよくないものだったことに気づくのです。

コントロール出来ないことまで、コントロールしようとしないことです。

自分は最善の方法を知っている、と思う傲慢さを捨てることです。

そのような思い上がりは、あなたを現実と格闘させ、どうにもならないことに気づきながら、尚もそれを認めようとしないという悪循環に導いてしまうのです。

明け渡すことは、自分の負けを認めることではありません。

「降伏」することは、もうどうしようもなくなって、何も出来なくなる状態ですが、「明け渡す」ことは、出来ない事は出来ないと認めて、起こることに身を委ねることです。

状況から逃げ出してしまうのが「降伏」であり、どんな状況でも、その状況でのあり方があると信じて身を任せるのが「明け渡し」なのです。

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おぉ、なんだかスッキリしましたよ!
まぁ成るようにしか成らないですからね~

人事を尽くして天命を待つ
に近い感覚で捉えたら、だいたい合ってますか?
老子はなかなか難しいです(^_^;)

Re: タイトルなし

> おぉ、なんだかスッキリしましたよ!
> まぁ成るようにしか成らないですからね~
>
> 人事を尽くして天命を待つ
> に近い感覚で捉えたら、だいたい合ってますか?
> 老子はなかなか難しいです(^_^;)

「人事を尽くして..」というのも、1つの明け渡しですね。

明け渡すというのは、自分でコントロールできない事は、できないときっぱり認めるということです。
そしてまた、できないことを気にせずに、できることは精一杯やるということでもあります。

素直に考えれば、ごくごく当たり前のことです。
しかし、このあたりまえのことがむづかしい。

それは、決して投げやりになることとは違います。
自分には、制御する力がないと言って、できることまで放棄したり、その結果自分を傷つけてしまうことではありません。

あるいは、何もかも他人のせいにして、自分には責任がないということでもありません。

痛い目にあいそうだとわかっていながら、身をさらすことはありません。
かといって「あつものにこりてなますをふく」ようなこともしないこと。
素直に自然のバランスにゆだねるという感覚をとりもどすことが、まずは必要なことでしょう。

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