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個人的な受け取り方から抜けだそう〜すぐにキレないため

個人的な受け取り方から抜けだそう〜すぐにキレないため


 

いきなり結論から入りますが、ついムカッとなったり、キレてしまう状態から脱却するには、・・・・

 

いつまでも出来事を個人的に受け取り続けないことです。

 

 

私たちは普段からものごとのとらえ方の癖といったものを持っています。

 

 

ですから、いきなり自分の枠組みから外れた働きかけを受ければ、身構えたり、反発を感じたり、攻撃に転じたりしてしまうのも仕方のないことです。

 

 

「相手はこういう人だから、こういう言い方をしがちだ」という情報を持っていれば、それが防止に役立ちそうにも思えますが、やはりいきなり話しかけられたりしたときには、その場ではつい衝動的に反応してしまうものです。

 

 

相手の傾向について情報を持っていれば、後からそれを使って相手の言動を理解し直すことは出来ますし、それを繰り返していれば徐々に衝動的に反応することも少なくはなっていくでしょう。

 

 

いつも一緒にいる家族や同僚となら、そういうことも出来ますが、会う人会う人ごとにいちいちそんな対応が出来るわけではありませんね。

 

 

 

そう考えてくると、むしろ「キレない」でいようとするよりも、いつまでもその状態をとり続けないことを考える方がずっと現実的なのではないかと思うのです。

 


 

いつまでも反発が修まらなかったり、こだわりがとれないのは、最初に言ったように、いつまでも出来事を個人的に受け取り続けるところにあると思います。

 

 

つまり、相手の言ったことや行動が「わたしという特定の個人に向けられた」ものであると思いこみ過ぎるのです。

 

人の心理というのは、誰か特定の人にだけ向けられた思いのように見えても、ほとんどの場合は「自分(1人称)」か「誰か他の人(2人称あるいは3人称)」かという大ざっぱな2種類のものに向けられたものなのです。

 

またさらに言えば、自分に向けられた感情と他人に向けられた感情は、容易に入れ替わってしまうものです。

 

相手を攻撃している思いは、容易に自分への攻撃にも転化しますし、その逆の現象も同様におこります。

 

 

ですから、人の心理状態は誰か特定の人への思いというよりも、その人固有の構えによって生じた、不特定の相手への感情表現であると考えた方が近いように思います。

 

 

つまり、何かを許せないと思う人は、あなたに対してだけではなく、他の誰に対してもその非難を向けがちだということです。

 

 

それをいつも、いつも「わたしという特定の個人に向けられた」ものであると気にしすぎることはありません。

 

 

たとえ相手の人が「他の人はそんなことはしない。あなただけだよ!」という表現を使ったとしても、だから私は特別変わっているんだというように思わないことです。

 

 

その人はいたる所で、あなたのような人を見つけているはずですから。

 

 

また、こういうことも言えます。

 

その非難が、もし普段から自分の気にしている弱みだったりすると、つい自分だけに対する攻撃のように思ってしまうでしょう。

 

 

しかしほとんどの場合、あなただけが気にしすぎる必要はないことなのです。

 

 

あなたが、たまたま運悪くその場に居合わせただけなのかもしれません。

 

 

このような人間の心理の傾向をわかっていれば、いつまでも相手からの非難などを個人的なものだと思い続ける必要はないことがわかります。

 

 

ついムカッときて反応したとしても、いつまでも私への非難だと思い続けなければ、キレた状態を続けることもなくなるのです。

 

 

そして、より早くその切り替えを出来る様にするには、すぐに「いま」に立ち戻ることです。

 

 

相手の非難で自分の普段から気にしている弱みを刺激されてしまうと、「いまここ」を離れて一気に過去の記憶の世界に入り込んでしまいます。

 

 

自分の過去の記憶から、傷ついた経験やその時の感情などがセットになって蘇ってきて、あなたはその記憶の世界にさまよい込んでしまうのです。

 

相手の言ったことは、きっと私のあの出来事を知っていて非難しているに違いないとか、自分はまたあのときのような失敗をしてしまったのだろうかとか、そういったことを思い出して、そこで余計な再現をしてしまうのです。

 

 

また、自分への非難や攻撃として受けとって、うろたえると、なんとか自分を守ろうとして、相手に対する反撃に転じてしまいます。

 

 

こうなると、もはや原因が相手なのか自分なのかはあまり関係なく、「いまここ」から離れた自我の攻防の世界に入ってしまうのです。

 

 

ですから、なんとかこのような世界に入り込まないように、「出来事を個人的に受け取らない」ことと、素早く「いまここ」に立ち返ることが肝心です。

 

 

「いま」の相手の表情をありのままに見て、「いま」相手が言っていることを自分の構えに影響されずにそのまま聞き取るようにするのです。

 

 

そうすれば、一瞬のうちに遠い記憶の世界に飛んでいた自分を、いまここに引き戻すことが出来ます。

 

そうか動揺しているとき、自分は「いまここ」にいなかったのだ、と気がつけるようになります。

 

「見るときは、じかに見ること」

「聞くときには、聞こえることをそのまま聞くこと」

 

キレるとは、遠い記憶の世界に飛んでいってしまうことなのです。


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