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受け入れること(三つの視点)

ポール・シーリィ氏の「視点を変える」という考え方を取り上げてみます。
ポール・シーリィ氏はナチュラル・ブリリアンスという考えを提唱していて、「視点を変える」という考えは、ステップ4の「確認」で述べられています。

ここで述べられている「確認」というステップは、受容するということと、非常に密接な関係にあります。

この「確認」が受容という面を持つことは、このような考え方からも、うかがい知れます。

建設的なフィードバックは、欠点や間違いを見つけるような行為とは根本的に異なります。批判的な心は間違いを責め、こう叫びます。「二度とするんじゃない!」
あら探しは非難につながります。非難は自己嫌悪につながります。そして、自己嫌悪は揺れにつながるのです。いったんこの悪循環が始まると、行き詰まるのは実に簡単です。

批判ではなく、現実を受け入れた上で、どうするかを考えようと言うことです。

では、前置きはこのくらいにして、「三つの視点」と「確認」の話に戻ります。

尾行する探偵


三つの視点

「一人称」(第一の視点)
自分自身の感覚システムを通しての世界を体験、自分の目で見て、自分の声で話します。

「二人称」(第二の視点)
「あなた」を主語にした、相手の立場から、物事を見る視点です。

「三人称」(第三の視点)
状況そのものを、離れた位置から見る視点です。
そこには、「私」もいれば、「あなた」もいて、二人の行動をビデオでも見ているかのような見地から観察する立場です。

そしてナチュラル・ブリリアンスでいう「確認」とは、この第三の視点とかなり近いですが、同じではない。

「確認」(第四の視点)
この立場は、第一、第二、第三の視点を同時に持つという立場です。
「確認の視点に立つ時、あなたは自分自身であるとともに他者でもあり、また両者が置かれた状況そのものも見ているのです。」

あなたは、この視点からは、観察者の立場にいながら、自分にも、相手にも、求める結果を達成する能力が備わっていることを信頼します。

また、ポール・シーリィ氏は、「ほとんどの言語は、この姿勢を一言で言い表す言葉を持っていません。これは、相反するものをそれぞれ認め、それらを統合するという、一見矛盾した複雑な姿勢です。」と述べています。

西洋的な、あるいは論理的な見地からすると、矛盾する二つのことが、両方成り立つということは不思議な見地です。

しかし東洋的な、あるいは老子的な見方からすれば、単に両方を受け入れるということになります。

悩む男女


では、明らかに視点が異なる立場を取る例として、共依存の関係を、このそれぞれの視点で見てみたいと思います。

共依存の関係にあるAさんとBさんがいるとします。

Aさんは、自分が相手(Bさん)のことを思って、自分を犠牲にしても尽くしている。
しかし時に、Bさんは、ちっともそれを、わかっていないことがあると感じます。

Bさんは、Aさんの押しつけがましい態度が、時々いやになります。しかし、はっきり断ることは、相手を傷つけることになるのを恐れて言い出せません。
そんなはっきり向けられない怒りが、時々こみ上げてきます。

Aさんの立場から、四つの視点をみるとどういうことになるでしょうか。

「一人称」(第一の視点)
Bさんは、もっと自分に感謝して、自分の言うことにしたがった方がいい。
それがBさんの為になることだ。
Bさんが、自分で考えようとするのが、自分にはいらだたしい(自分の役割が無くなるのが怖い)。

「二人称」(第二の視点)
Bさんは、自分で決めたがっている。
Bさんは、私のやり方に従うのを、時々厭がっているようだ。

「三人称」(第三の視点)
私は、自分のやり方にBさんが従ってくれれば、安心できる。
Bさんにとってそれが一番だと考えているが、時々Bさんが厭がっているように、感じてそれを恐れている。
Bさんは、私のやり方を押しつけても、はっきりと反論しないが、本当はいやなのかも知れない。
いつか、Bさんは私に反対するかもし無いと感じているが、できれば今のままでいて欲しいと感じている自分がいる。
でも、本当にBさんにふさわしいのは、どちらだろうか。
それは、また私自身のやっていることが、今のままでいいのかどうかというのと同じだが。

2つの感情       他人の評価



「確認」(第四の視点)
私は、今のままの関係が崩れることが怖い。
Bさんは、私の言うとおりにしていて欲しいと思うが、その一方で押しつけて、Bさんが実はそうしたくないと思っているのが、感じられる時に、いやな感じがする。
Bさんは、もっとはっきり断ればいいのかも知れない。
そうすれば、私は一時的に傷つくが、その方が本当はいい場合もあるのかも知れない。
Bさんが、自分で考えて決断するようになることは、私の役割が無くなってしまうようで、それを恐れているのかも知れない。
私と、Bさんの両方にとっていい関係を、そろそろ考えた方がいいのかも知れない。

視点を変えるというのを、表現してみるとなかなか難しいですね。
視点を変えると言うよりは、徐々に気づきを追加していった様になってしまいました。


第四の視点の視点は、第一、第二、第三の視点を同時に持つという視点であると、ポール・シーリィ氏はいいます。

同時に、自分と相手の両方を取り込むとは、相手の中に見ているものは、実は自分自身に他ならないことに、気づくことです。

見ているものが自分」と気づけば、そこには、攻撃する側も、される側もいません。
そこには、どちらが良い、悪いがなくなります。

その時あなたは、初めて恐れから解放されて、ほっとできるし、束縛されない自由な視点から、新しい見方を持つことが出来るのではないでしょうか。

参考
「潜在能力」であらゆる問題が解決できる―あなたの才能を目覚めさせる「ナチュラル・ブリリアンス・モデル」4ステップ
ポール・R. シーリィ フォレスト出版 (2003/08)



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