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恐れはあなた自身が主張しているのです。あなたは本当にそのアイデンティティを手放す準備ができていますか?

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奇妙に聞こえるかもしれませんが、あなたは本当に恐怖から解放されようとはしていません。自由を解放するためにあなたは多くのことを話すかもしれませんが、それはあなたがプレイしている単なるゲームです。恐れはあなた自身が主張しているのです。あなたは本当にそのアイデンティティを手放す準備ができていますか? - U.G.クリシュナムルティ



As strange as it sounds, you really don’t want to be free from fear. You might talk a lot about freeing your self, but that is just a game you play. Fear is your identity asserting itself. Are you really ready to give up that identity?
—  U. G. Krishnamurti



これはJ.クリシュナムルティ―とは別のクリシュナムルティ―の言葉です。
彼については、以下に参考記事を添えます。
シンプル道の日々 <http://simple-dou.asablo.jp/blog/>


もう一人のクリシュナムルティ―U.G.クリシュナムルティ ― 2014年11月23日 15時25分26秒
ラメッシの教えについて書いてきたついでに、本日は、マハラジ、ラメッシと並んで、もう一人、私が好きなインドの賢者(賢者という呼称は、彼にはふさわしくないが)、U.G.クリシュナムルティ(U.G.Krishnamurti 1918 - 2007)について書いてみよう。名前が似ているので、有名なほうのJ.クリシュナムルティとよく間違えられるが、まったく別人である――ただし、二人には浅からぬ縁がある。

名前だけは1970年代から知っていたU.G.クリシュナムルティの本を、私が初めて読んだのは90年代の中頃(たぶん)だ。海外の書店の店頭で本を見つけ、本のカバーの彼の顔写真を見たときの私の最初の反応は、「ワオー、超ハンサム!」というもの(笑)だった。たぶん、60代か70代の頃の写真で、その端正な顔立ちは映画俳優としても通るほどだ。

だいたいの彼の生い立ち、略歴は――南インドの、神智学系の教えを信仰する由緒ある家庭に生まれ、子供の頃から瞑想その他、厳格な宗教教育を受ける。二十代で結婚し、四人の子供の父親となり、世界各国を講演してまわり、それと平行して、独自に探求するようになり、ラマナ・マハルシを訪問したり、J.クリシュナムルティと親しく付き合うようになる。何年間かJ.クリシュナムルティのところへ通ったが、J.クリシュナムルティが、「あなたはそれを自分自身で知ることはできない」  と言ったことで、J.クリシュナムルティに疑問をもち、二人の関係は終わる。具体的には二人の間に下記のような会話があったことが記されている。

"You have no way of knowing it for yourself". Finish – that was the end of our relationship, you see – "If I have no way of knowing it, you have no way of communicating it. What the hell are we doing?
「あなたはそれを自分自身では知ることができない」。それで終わりだった―それは私たちの関係の終わりだった―「もし私が自分自身でそれを知ることができないなら、あなただって、それを伝えることはできないわけです。だったら、私たちは一体何をやっているのでしょうか?」

三十代の後半、彼は家族と仕事を捨て、ヨーロッパを放浪、ほとんどホームレスになったところで、ある女性と出会い、彼女と暮らし始める。50歳頃いわゆる覚醒体験(彼自身はその経験を「災難」と呼んでいる)があったということになっている。

晩年はスーツケース一つで、一カ所に定住せず、気ままに世界を放浪し(日本にも来たことがあるらしい)、行く先々で人々がやって来るので、仕方なく話す羽目になり、最後は2007年、イタリアで亡くなる。

以上の話は次のサイトに詳しく出ている。http://en.wikipedia.org/wiki/U._G._Krishnamurti
 
私が、ハンサムな顔立ちの次に彼の本を読み始めて驚いたことは、彼が本当にものすごくイヤそうにしゃべっていることだ――イヤイヤ仕方なくしゃべっている、その雰囲気が全面に本に出ている。彼のため息が聞こえてくるほどである。彼はしゃべりたくないのに、彼が行く先々に人々が質問をもってやって来るので、仕方なくしゃべり、誰かがそれを録音し、記録して、本が生まれたというわけだ――彼は自分の本を作って売る人たちに対して、こう言ったそうである。「教えを広めるためではなく、金儲けのために売りなさい」
 
なぜ彼はしゃべりたくないのか―その理由は、彼の言葉によれば、「私には何のメッセージも教えもないし、他人の体験や言葉を聞いてもまったく役立たないし、そもそもそれを伝えることはできない」。

それともう一つ、彼がグルという立場を嫌悪する理由は、インドの伝統的霊性とインド文化への彼の嫌悪感から来ている。その嫌悪感の激しさから想像するに、彼が子供の頃に受けた宗教教育がある種のトラウマになっているような感じだ。

私は彼の本に影響を受けたとまでは言えないが、興味深く読んたことは確かだ。霊性についてより、どちらかといえば、文化や宗教、社会、人類、人間一般に対する鋭い洞察のほうが、私にとっては面白かった。

彼のすべての本の最初には、必ず次の言葉が入っている。

「私の教え、もしあなた方がその言葉を使いたければだが、それには著作権がない。あなたは、私の許可や他の誰の許可もなく、自由にそれを再生産し、配布し、解釈し、誤解釈し、ゆがめ、歪曲し、自分が好きなことを何でもやっていいし、自分が著者だと主張したってかまわない」。

ということで、翻訳も勝手にやってよいらしく、彼の本を日本語へ翻訳しているサイトを見かけたことがあるので、ご興味ある方はネットで検索してみてください。
 
「イベント」

 *2014年11月29日(土曜日)午後「私とは本当に何かを見る会」(東京)
  http://www.ne.jp/asahi/headless/joy/99_blank014.html

*2014年11月30日(日曜日)午後
「ラメッシの教えと、非二元探求で起りうる問題について考える会」(東京)
http://www.simple-dou.com/CCP042.html

[お知らせ]
「意識は語る――ラメッシ・バルセカールとの対話」 (ラメッシ・バルセカール著 ナチュラルスピリット)

2014年12月下旬発売予定。目次等は下記のサイトに掲載してあります。

http://www.simple-dou.com/CCP043.html




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