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曖昧な気分と名付けられた感情

私たちは、普段から思考に頼る度合いが大きいため、曖昧な気分感情というのを、軽視したり、邪魔なものとして扱ってしまいがちです。

思考というのは、確かに実際の次の行動へと結びつけるのには、強力で役に立つ道具であると言えます。
また思考は、はっきりしていて、私たちにとって、身近な存在であるとも言えます。

それでは、曖昧な気分感情とは、どんなもので、何の意味があるのでしょうか。

今回はこのあたりを考えてみたいと思います。

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あなたが、忙しく思考を働かせていない時、穏やかな状態でいる時には、曖昧なままの気分をそのまま感じられていられるかも知れません。

おそらくそれが、あなたのありのままの自分を感じている状態でしょう。

しかし、そのような状態は長くは続きません。
私たちは、思考を働かせることに、普段から慣れきっているために、すぐに思考が入り込んできます。

次に何をしようかとか、今の気分を解釈しようとしてしまうのです。

曖昧なままの気分を、そのまま感じていることが、中断されてしまうのは、思考が入り込むためですが、それはこういうことではないでしょうか

思考は、先程も言ったように、直接行動に結びつけるための、強力な道具です。
そして、思考を使うには、言葉に頼ります。

そのとき、曖昧な気分という状態は、思考として使うのには扱いにくいのです。
そのため、それを名前の付いた既知の感情に置き換えようとするわけです。

それが適切な置き換えであれば、問題はないのですが、既知の感情というのは限られたものです。

感情1


曖昧な状態の気分を、言葉で表すのは、非常に困難です。

それを特定の感情を表す言葉で、置き換えてしまうことは、多くの部分を切り捨てることであり、また時として、見当違いの感情だと間違えてしまうこともあります。

あるいは、感情をそのままとらえるよりも、思考が先導することによって、その場にふさわしいだろうという感情を、無理矢理当てはめてしまうかも知れません。

たとえば、お祝い事に参加していれば、ハッピーな感情を持つものだとか、葬儀に参加していれば悲しみを感じるのが当然であり、試験会場にいれば、緊張や不安を感じるものだと決めつけるわけです。

このようにして、曖昧だったありのままの気分が、的外れな感情だとして扱われることになってしまうことも多いのでは無いかと考えられます。
しかしこれは、もともとの感情が、そのものとして完結しないまま、あなたの中にとり残されてしまうことに、つながります。

この完結しない感情こそが、様々な問題を引き起こす原因になります。

外に表現されないまま、心の中にしまい込まれてしまった感情は、どうにかして機会を見て外に表現されることを求めます。

それは、あなたにいやな気分を感じさせ、ストレスを引き起こし、あなたの身体にもはっきりとした病気を引き起こす元凶ともなります。

それは、人間関係のトラブルの原因ともなるし、不愉快な感情や争いの原因にもなります。

部屋の高い場所に置いたものは、位置エネルギーを持ちますから、落っこちてきてものを壊すかも知れません。
それは、床に置くことで、エネルギーをうしなって被害は及ぼしません。

感情も、エネルギーを残したままで、放置しておくことは出来ません。

曖昧なままの気分や感情は、思考が介入しないで、ありのままに扱われる必要があるのです。
それをそのままの状態で、感じきった時、感情は完結して、姿を消します。

東洋の宗教やヨガ、禅といったもので、瞑想というのが重視されるのは、このようなありのままの感情を、そのままで受け取る必要があるからです。

座禅


思考が介入してしまっては、それは原型がわからない混沌としたものになりがちです。

あなたが、いくら思考を使って考えても、いっこうに解決できないのは、肝心な元の感情が、何だかわからなくなっているためです。

たとえば、仕事の疲れを解消しようと、いくら休息を取っても疲れがとれない時、それは未消化の仕事が残されているためかも知れません。

あなたは、もしかすると、その仕事に取り組みたくないのかも知れない。
それを先のばしにしているために、いくら身体を休めても、休息を感じられないのです。

未完結な作業は、それが、仕事にしろ、感情にしろ、それ自体に取り組まないと解決できないわけです。

あなたは、おそかれ早かれ、それと取り組まなくてはいけないのです。

「単なる気分の問題」という言い方がありますが、
「単なる気分の問題」として、放っておけば、いずれ確実にあなたに実害を及ぼします。

これは、そんな風に軽く扱われることではなく、真剣に取り組むべき問題です。
いくら思考を働かせても、原因を見つけて取り組まない限り解決しない問題です。

一方で心の問題に取り組もうとしながら、一方で感情をいい加減に扱っていたのでは、何をやっているのか意味のないことになってしまいます。

ありのままの感情を、静かに、関与せずに、眺めてみることを、もっと心がける必要があるのです。

それが、どんなに曖昧でわかりにくいものであっても、あなた自身の一部分だということを忘れるわけにはいきません。

都合よく、消え去ってくれ、というわけにはいかないのです。

目の前の出来事を、インスタントに解決することでは、問題が全て片づく訳ではありません。

できるだけ、静かな時間を確保して、あなたのありのままの気分や感情に、目を向けてみましょう。

最初は、こんなことをして何の意味があるのかと、思うだけかも知れません。
しかしそれは、長い目で見れば、あなたの問題をそもそも作り出さないための、最善の方法になるかも知れないのです。

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