あなたを満たす驚きは、毎日起きているのです。今ここででも。

逆説的に見えるかもしれませんが、目的志向の人生は中身がないし、ポイントになるものもありません。 それはいつも急いで急かされていて、すべてを逃してしまいます。 急がないで、目的も持たない人生は何も見逃しません、なぜならば、人間はゴールやあわただしさがない時だけ、世界を享受するために感覚を全面的にオープンにしていられるからです。
~ アラン・ワッツ
Paradoxical as it may seem, the purposeful life has no content, no point. It hurries on and on, and misses everything. Not hurrying, the purposeless life misses nothing, for it is only when there is no goal and no rush that the human senses are fully open to receive the world.
- Alan Watts
私たちの現代の生活は、目的志向に侵されているのは明らかです。
わずかな間も、次にやるべきことを思い出さずに過ごせません。
目的を達成することこそが、人生の目的であり、途中の過程などは、そのための準備か、息抜きでしかないのです。
また、目的を持っていないことを恐れます。それは人生の敗残者になってしまうかのように、恥ずべきことだと信じています。
ほとんどそれを疑ってみる人はいなくて、信じていることが根拠のない話かもしれないと思って試してみようとする人も少ないでしょう。
教育や社会が期待する人間像も、それを強化するものでしかありません。
学校でも会社でも、期待にそう答えをしないと認めてもらえないのですから、それがしみついてしまうのも無理からぬことです。
ですが、その気になれば、誰でもそれに反して生きることはできます。
それがいかに自然であるかを享受したなら、社会の標準的な生き方がいかに狂気であるかが見えてくるでしょう。
かつては自然な労働の末に、日曜日は一日休もうと考えることが自然な成り行きだった時代もあるかもしれません。
しかし、いまでは、土日や連休があると、目一杯息抜きを詰め込まないともったいないと考えるようになっています。
あなたもそうであるなら、いかに毒されているかを振り返ってみることです。
ゴール(そんなものが本当にあるならですが)のために、普段は何も見ず、何も考えずに突っ走っていては、燃え尽きてしまった後、ようやく何のために生きているのかを考え出し、今まで何をやってきたのだろうと後悔することになります。
目的を持たず、ゴールなど設けずに、目の前の世界に溶け込んでいれば、生きること自体が目的であるとわかるでしょう。
毎日が、目的を終えたと感じられ、何も考えずに眠れるようになるでしょう。
毎日が平凡だと思わずに、毎日がいかに驚きに満ちているかを発見するでしょう。平凡という言葉でくくらなければ、どれほど毎日が異なっているか、面白いうことが起きているかを楽しめるでしょう。
変化に気づいていないだけです。
そして変化に気づかなければ、今度こそ変化が起こるだろうと思って、何かに急き立てられるだけで終わってしまうのです。
期待して起こせるような変化は、あなたを感動させることもないでしょう。
そしてまた、今度こそを繰り返すだけなのです。それではいつになっても、満たされることはありません。
あなたを満たす驚きは、毎日起きているのです。今ここででも。
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