現在は、常に過去をかき換え続けます。

我々は、完全に、いまあるどんな状況ででも、
過去を非難する考えを断念しなければなりません、
判断を手放さなくてはならなりません、
過去が常に現在から後ろへ流れるのを見なければなりません。
それは、現在とは、人生を創造し続けるポイントであるということです。
あなたが、たとえば誰かを許すことにしようと考えるなら、あなたが、そうすることによって、過去の意味を変えます …
音楽の流れもそうです。表現されるメロディーは、後から来る音符によって変わっていきます。
ちょうど文の意味というのもそうでしょう …
あなたは、文が何を意味するかについて知るためには、文の終わりまで待たねばなりません …
現在は、常に過去をかき換えるのです。
~ アラン・ワッツ
We must abandon completely the notion of blaming the past for any kind of situation we’re in and reverse our thinking and see that the past always flows back from the present.
That now is the creative point of life.
So you see its like the idea of forgiving somebody,
you change the meaning of the past by doing that…
Also watch the flow of music.
The melody as it’s expressed is changed by notes that come later.
Just as the meaning of a sentence…
you wait till later to find out what the sentence means…
The present is always changing the past.
— Alan Watts
現在は、常に過去をかき換え続けます。
つまり、過去を決定したもの、固定したものと考えるのは、ちょっと考え違いしていることになります。
過去は、いつまでも、現在によって書き換えられ続けます。
ですから、過去を固定してしまうのは、その人の自由ではありますが、そのやり方は今をだいなしにしてしまう危険を含むのです。
例えば、誰かを恨むとします。この人をいつまでも許すわけにいかないと、一時の判断で決定してしまえば、私たちの思考は、この決断を大事に握りしめるために、現在の人生を創造し続けるポイントである性質を機能しなくしてしまいます。
実際には、現在は、過去を書き換えようとするのですが、・・・
例えば、あなたがもういつまでも恨むのはやめよう、許してしまってもいいという気になっても、「この人をいつまでも許すわけにいかない」という決断とそれを持ち続けようとする思考の働きが、書き換え機能を働かなくしてしまうのです。
「許すなんて、とんでもない。あのとき恨みを思い出せ、あの人間が何をしたのか忘れてなるものか」
せっかくの自浄作用は、あなたを汚し続ける方に働いてしまいます。
これは、自然な流れではありません。
それだけでなく、自分で自分自身を痛めつけることを、わざわざ蒸し返そうとしているのです。
自然の流れに従いましょう。
現在が、常に後ろに向かって過去を書き換え続けることに任せましょう。
いつまでも、現在が過去を変え続けます。
過去とは、現在によって変えられ続ける一時的なメモリーにすぎません。
あなたが無理をしなければ、意地を張らずに、素直に流れに従うなら、すべては現在にふさわしい流れの途上にあるのです。
あなたが苦しいなら、あるいは怖くなったなら、どこかで過去を固定していないか考えてみましょう。
現在は、常に過去をかき換え続けます。それだけが起きていることのすべてです。
いつでも、いつまでも。
- 関連記事
-
- あなたを満たす驚きは、毎日起きているのです。今ここででも。 (2016/01/22)
- 現在は、常に過去をかき換え続けます。 (2015/12/22)
- それを仕事と呼ぶ代わりに、遊びであると理解してください (2015/11/30)


現実とあなた自身のずれがなくなるほど、あなたは無理している自分を発見できるでしょう・・・
思考と感情からの解放~そして現実のみを信じる3ステップ|ヒーリング・スピリチュアル | ココナラ
スポンサード リンク