あなたの本当の望みとは何でしょう?

あなたの本当の望みとは何でしょう?
それは、「あなたがそのままでいてもいいこと」を感じられるということです。
今のままの、ありのままの、そのままの自分でいても、それを自分で受け入れられること、あるいは、他の人がそれを受け入れてくれることです。
しかし、実際には、私たちは普段からその望みを何度か思い出しながらも、それの価値を重視していません。それよりも、もっと先にやるべきことがあると信じ込んでいるからです。
先にやるべきこととは、「これがほしい。もっとお金持ちに成りたい。これが手に入ればその時には、・・・。」あるいは「もっとこんな自分に変わりたい。もっと人から尊敬されたり、求められる人になりたい。」というものです。
そしてこれらの願いは、決まって未来に投影されます。つまり「いつか~が実現すれば、その時こそ私は、~できる」と表現されます。
しかしこれらの追求は、いずれにせよ自分を満足させてはくれずに終わります。
理由は明白です。それを望んでいたわけではないからです。
たとえ手に入れられても、一瞬の達成感のあと、すぐに当たり前に戻ってしまいます。
達成感を感じられるならいいほうですが、悪くすると手に入るのが最低限の事になってしまうと喜びもなく、失敗すればこんなことも出来なかった自分をせめて痛めつけることになるでしょう。
ですがなぜこんなことが起きてしまうのでしょう?
自分が本当に望んでいるものが、どうして素直にわからないのでしょう。
一つには、目の前には、これが手に入れば素晴らしいと誘惑するものに溢れている世界があり、そして、まわりの人たちもみんなが口をそろえてそう言っているからです。
私だけの密かな願いは、それらの前にみすぼらしく見え、どうせそれを望んでも大したことはないと思ってしまいます。
もう一つは、それがあまりにも当たり前すぎて、いつでもその気になれば手に入ると思っていますが、実際にそれを確かめることをしません。
そうしているうちに、私だけの願いなど色あせてきて、まわりの人が望むことが自分の望みに思えてくるのです。
やがて自尊心よりも、社会に受け入れられる方が大事なことに変わっていきます。
「自分だけが望むことを追求するなんて、あまり関心したことじゃないね」などと言い出す始末です。
「自分が自分自身そのままでいられる」ことを何より大切だと思える人は、一見して他の人と変わらないように思えますが、何がとはいえないけれど、その自信を感じ取るでしょう。もちろん、その人は自己中心的に見えたりはしません。
望んでいることは、その人自身のことであり、また他の人に媚びたり合わせようなどとしないわけですが、それでも自分勝手には見えず、何事も確信を持ってやっているように感じられます。
それは、まさにその人が望むものを手に入れているからです。
見当違いのものを、人に合わせて望んだりしないからです。
「自分が自分自身そのままでいられる」ということは、実にシンプルなことで、やろうと思えば誰にでもできるように見えます。
しかし、いざやろうとしても、成長する中で身につけてきた様々な不純物(自分以外の望みなど)が、それを難しくしてしまっていることに気がつくでしょう。
「単純に自分の望むことを口に出す」ということが難しいと感じる人はたくさんいます。
いつのまにか、「私の望み」は大きくディスカウントされて、口にするのも憚れるものに成り下がってしまうのです。
「他の人が受け入れてくれるなら、自分のありのままを見せるのだけど」と言い訳する人は多いことでしょう。
しかし、それは順序が逆です。
「私が私自身を受け入れる」ことができてこそ、「他の人があなたのそれを認めたくなる」のです。
自分自身が受け入れていないことを、他の人に見出してもらおうというのは、望み薄です。
まずは、あなた自身が、自分のありのままを受け入れるよう、絶えず気をつけている練習が必要です。
それと同時に観察しておくべきなのは、自分自身の嫌な感じを見逃さないことです。
表面上は自分が望んでやっていることも、もしやるたびに後ろに隠れて嫌な気分が現れてくるようなら、それはあなたの本来の望みではないのです。
それが習慣になるまでは、十分に気をつけていないと、たやすく「私の望み<他のみんなの望み」という不等式が成り立ち、見当違いのものを、これこそが自分の望みだと信じて追いかけ回すことになってしまうからです。
「あなたがそのままでいてもいいこと」を感じられることが、どれだけ重要な事か、それを大切にすればどんなに自分が充実し、自信も持てるか、是非試してみましょう。
他の人の追っかけは、直ちにやめましょう。良かった試しはないのはお分かりのはずですから。
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