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考えを批判されると怒り出すのは?~思考との同一化

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「通常、人は、自由に思考していると感じている。
自分が考えていると思い込んでいる。
ふいに浮かぶ思考を、自分が考えた、と思い込んでいる。
あまりにも思考と同一化しているがために、
あまりにも一緒になっているがために、
思考が真実の自己とはなんら関係がない、と疑うことさえあり得ないだろう。
だが、もし真実を知るなら、
それを確かめようとするなら、
人はその一瞥で、一気に混乱し、恐怖さえ感じるかもしれない。
事実、自分自身が崩壊していくかのように感じるだろう。
自分が二つに分裂したかのように感じるかもしれない。
なぜなら、もはや存在そのものにしか拠り所がなくなるからだ。
それはある意味では強制的に自己に引き戻されるような感覚だ。
しかしながら、この認識は、のちに完全なる解放をもたらすものなのだ」
~「それは在る」ヘルメス・J・シャンブ


思考を自分自身だと思い込むのは、ごく自然で、当たり前すぎて疑いもしないという人がほとんどでしょう。
というよりも、「私が考えた」を自分以外の誰がしているというのだ?、宇宙人が私に取り付いて、代わりに考えさせているとでも?というように問題外だと感じるでしょう。

しかし、本当にあなたは自分の思考を自由に操っていると言い切れるでしょうか?
むしろ、あなたは「この考えに悩まされている」というように、受け身で表現したりしますね。
この考えが、この感情が、突然思い出されて苦しんでいる、と思ったりします。

思考を自由になど出来てはいないし、自分が考えているつもりになっていることも怪しいものです。
「でも、今そのことについて考えてみようと思ったら、次々と考えがつながったよ! やっぱり自分が考えているんだ」と言いたくなるかもしれません。
しかしこれも、前に考えたことの続きで、連想がつながったことに過ぎないといえないでしょうか?つまり、私が考えたというよりも、思考が思考したのです。

わけがわからなくなってきましたか?
少し視点を変えてみましょう。
彼が話している声を聞いて、あなたは「これはあの人の声だ。彼が話しているのだ」と思います。聞いただけでその人だと分かるように、その人独自の声というものが存在します。
「これは彼の声だ」それはいいのですが、声から彼のことを思い浮かべているうちに、声もまたその人自身のように同一化してしまわないでしょうか?

あるいは、彼の声は彼自身の意志で作り出しているものだ、というように発展しかねません。
しかし、彼の声は、もちろん彼自身が作り出したとは言いがたいでしょう。
それまでの、あらゆる生得的あるいは遺伝的な要因などに加え、その後の彼の生き方が彼の声を作り出し、また変化もし続けるでしょう。
彼自身は、なんら自分の声を生み出してはいないのです。むしろ彼の属性の一つに過ぎないのです。

「これは彼の声だ」を「これは彼の思考だ」に置き換えてみましょう。
思考もまた、彼の属性にすぎないのではないでしょうか?
彼の思考は彼自身ですか?
それまでのあらゆる経験が、彼の思考傾向を作り出しました。
「彼ならこう言うかもしれない」と他の人が思うのは、彼の思考もまた、彼の属性だからです。

さて、それでは今度は、「これは私の思考だ」に置き換えましょう。
そして、同じように、「私の思考もまた、私の属性の一つに過ぎない」と考えてみましょう。
「私の思考は私自身ではない」

どうでしょう?とたんに受け入れが難しくなりましたか?
それだけ、私のこととなると同一化しているので抵抗があるということです。

そして同一化しているから、「私の考え」を批判されたり、皮肉を言われると、自分自身が攻撃されているように感じてしまうのです。
「私の声」を悪く言われても、思考に対する時ほど、うろたえたりたりしないでしょう。
「私の歩き方」「私の心拍数」「私の身長」、どれも私自身ではありません。

「私が考えた」とは、「私の属性である思考が思考した」のです。
そうやって他のことと同様に、起きてくることを、そのまま受け流す時、私自身はただそのままでいればいいし、他に起こりようもないのです。

そのように振る舞う時、いままでただ「ひとり」傷つく対象であった私もいなくなり、誰も傷つく人はいなくなります。
そのままで、最初から何も問題はなかったのです。

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