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こっちの水はあまいぞ

自我というものを考える時に、そこで言葉思考がどのように関わっているのかを別の視点から見てみたいと思います。

まず人類が思考を発展させてきたというのは、どのような過程を経たものなのでしょうか。少し想像してみます。

最初は本能や欲望が出発になって行動を起こします。
そして行動に伴う結果から感情というものが生まれてきます。

たとえば、人は生きるために食料を求めます。
何かを食べることで、その欲望が満たされるからです。

食料を手に入れようと行動を起こします。
ひとは、こっちの方へ歩いていくと、おなかを満たすことが出来る事を発見します。
たとえば、それは、魚がいっぱい捕れる場所だったかも知れません。

釣り2


こうして行動と、その成果、「こっち」へ歩いていくといいことがあるという結びつきは、漁場にあたる言葉を生み出したのかも知れません。

そこでは「こっち」は自分の食欲を満たしてくれる快感をもたらすものとして刻まれます。

人間が大脳を発達させてきたのに伴って、言葉を蓄積していき、それらを使った思考を発展させていきます。

行動感情言葉思考

発生する順序としては、こう言うことだったのかも知れません。

何かを食べると、おなかがすいたのが解消される。
食べないでいることを続けていると、またおなかがすいてくる。
それを表すのに「時間」の経過という概念を生み出したかも知れません。

また外が明るかったり、暗くなったりするという自然の現象と、自分がおなかがすいたり、眠くなったりすることとの関係を見つけて、「1日」という言葉を生み出します。

しかし思考を使い始めた時、それは本来とは逆の方向もたどるようになります。

言葉思考)→感情行動

おなかがすいてきた、食べたい、「こっち」へ行ってみようが、もとの順序だった。
そのうちおなかがすいていなくても、「こっち」へ行って食料を取ってきておこうと考えるようになるかも知れません。

釣り1


考えているうちに、何かをしたくなり行動を起こすという順序です。

言葉(思考)を使うようになったことは、人類が文明を発展させるのに大きな役割を果たしてきたことは確かでしょう。

しかしそこでは、思考が先行するという順序の逆転も生み出してきました。

それは時に私たちのこころの問題を生み出す原因にもなってきているようです。

行動と感情と言葉はもとは密接に結びついたものでした。
しかし言葉はもとの感情とは離れて、より抽象的な言葉を生み出し広がっていきます。

言葉を使った思考はしだいにひとり歩きをはじめます。
行動を置き去りにしたり、行動や現実と離れて暴走してしまうとき、あなたは訳がわからなくなり、自分を見失います。

言葉ではわかっている、しかしなにか本来の自分とは違うものを感じる様になるのです。
社会に合わせて生きていくことは、言葉で無理矢理自分を納得させて生きることを強いられます。
あたかもそれは自分の考え、自分そのものと思い込むようになります。

しかし、もともとの自分自身と結びつかない、ひとり歩きした思考を続ける事は、どこかで心身の異常という本来の自分からの拒絶反応を引き起こすことになります。

頭ではわかるけれど、身体が動かない。
このやる気のなさは何なのだろう。
頑張ってエネルギーを消費しても、充実感を感じない。

困惑


行動療法や森田療法などで、考えずに行動することを重視するのは、逆転してしまった方向性を元に戻そうとする事なのかも知れません。

暴走した思考(自我)は、自分自身を分裂させます。
それを本来の自分の方へと取り戻す必要があります。

理念で生きようとすることは、無理があります。
それは傲慢な行為に思えます。
そこには執着が生じます。

思考すること自体には問題はありません。
しかしそれに執着する時、
それが「私の○○」になってしまう時、
自らを損ねるものとなってしまいがちです。

わたしたちはもっと行動レベルに立ち返る必要があるのかもしれません。

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