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どちらを選ぶか迷うとき(redux)

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『選択とはすなわちこれ取捨の義なり』 法然

私たちは、どちらにしようかと迷う時、どちらが得かという点ばかりに目がいってしまいがちではないでしょうか。

こっちはこの部分が優れているが、あっちは別の捨てがたい特色を持っている。

どちらも手放せない。なのに片方を選ばないといけない。

どうすればいいんだろう?


選ぶ方にとらわれていれば、選ばなかった方には未練が残ります。

あとになって、あの時むこうを選んでいればと思い出すと、未練は後悔を生み出すのです。

さきほどの法然の言葉は、「一つのものを選ぶとは、他のものを捨てるという選択なのだ」ということを言っています。

選択する行為は、選ぶだけでなく、むしろ何を手放すかを選ぶことであるというのです。

この観点から見ると、私たちは選択するというときに、後者の何を手放すかという点を忘れてしまうようですね。



「何を手放すか」という視点から考えるのに、以下3つほど注意したい点を挙げてみたいと思います。


ひとつは、それを選んだ場合に、どんなマイナスをもたらすかという面もしっかり見極めるということです。

いいことばかりを探して迷っていた状態から抜け出すために、なんとなく直面するのを避けていたマイナス面に正面から向き合いましょう。

どれほど優秀な面があるとしても、マイナス面を正当に評価してみれば、「そのままそちらを選び続けると困った状態に陥る可能性がある」ということがはっきりわかるかもしれません。

それが避けるべき理由になるとはっきり理解すれば、いまの迷いから一気に違った見え方ができるようになるかもしれません。




2つ目は、「この選択を機に、いままで捨てられずにいたことを思い切って手放そう」と新たな決心するということです。

ものごとには、両方を立てるわけにはいかないことがあります。

どちらも魅力があるから、あっちへフラフラ、こっちへフラフラしていたわけですが、この機会にその迷いからお別れしようと決心するのです。

手放すというと、なにか失う方ばかりが目立ちますが、何かを手放せばそこには新しいものが入ってくるスペースが生まれるのです。

また、手放せないでいることは、思っているよりもずっと、あなたの負担になっているかもしれません。

失いたくはないけれど、「これを維持することの煩わしさから逃れたい」という気持ちもどこかにあって、ずっとそれを願っていたかもしれないのです。

おもいきって手放せば、こんなにせいせいするのなら早く捨てればよかったと思うかもしれません。

それは、過去においては大切な意味があったのかもしれませんが、いまはもう役目を終えて退いてもらうのがいいものになっていたのでしょう。

何かを手放すという選択は、時には何を取り入れるかというよりも重要な選択にもなるのです。


最後に3つ目ですが、何かを選択するときには、かならずそれを選んだ時の自己イメージを思い描いています。

こちらを選べばこんなイメージ、あちらを選べばこんなイメージというように、ここでも新しく取り入れたことからばかりイメージする傾向があります。

今回は、そうではなく、手放したらどうなるかという観点からも自分をイメージしてみましょう。

うまくフィットすれば、手放したときの自分をイメージしただけで、「これだ!」と迷いが断ち切れるかもしれません。

いまの状態に満足できないために、あれこれ新しいものを探し求めていたのですが、実はいままで抱え込んでいた何かを手放すことが本当の望みだったということもあるわけです。

このように「捨てる」「手放す」という選択は、何かを取り込むことよりもずっと積極的な行為にもなりうるのです。

そして、手放してできた空間には、いままで想像もしなかった新しいものが、入ってくれるかもしれないのです。


『選択とはすなわちこれ取捨の義なり』

もう一度考えてみたいものです。
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