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自分で考えるということ。今は答えを出せないというのも、立派な回答であること。

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さて前回のお話で、
「いろいろな方と相談をしていますが、やはり気になっているのはそこ(人間関係)にあったんだな、と思うことも非常に多いのです。」
ということを書きました。

たとえば、純粋に仕事上の問題と思っていたけれど、実はそれを実行するときに避けられない対人関係において、自分が自信が持てないことに問題の核心があったりするわけです。

あるいは、自分の能力に限界を感じたり、失望しているように見えても、実際は直前に行った人との比較や、誰かのことばで自分の自信がぐらついているに過ぎなかったりします。

どちらにしても、いまの自分のままだと、現実を乗り越えられないと感じています。

かと言って今の自分を思い切って変えられるとも思わないし、そんな危険を犯したくもないわけです。

そのことに正面から立ち向かうのが怖いと感じているわけです。

そして、そうやって自分の限界を作り出してしまった元はといえば、それもまた人との関わりの中で生まれてきているわけです。

例えばそれは、子どもの頃に言われたまわりの人間(両親など)の言葉だったりするわけです。

あるいは仕事をするようになって、別に悪気はなくても、ダメなやり方をダメと言われる事は、仕事である以上出会います。

自分に自信がないほど、いくつかそういった経験が重なれば自分の能力を諦めてしまいます

他人から言われた現実が正しいのであれば、それはつらくても受け入れなければならない。

しかし、他人の評価は必ずしも正確ではありません。

人を指導するのに慣れている人の意見ならば、信頼性は高いでしょうが、そういった人だけがあなたを評価するわけではありません。

間違った評価というのは、特にそれがあなたに可能性のある分野であるほど、それで自分を見限ってしまうのは大きな損失です。

そして、実は他人の評価が単独で、あなたの反応を引き起こすわけではありません。

そこには必ず、あなたの側で「この人のいうことには反論できない」とか「この意見には反論する自信がない」とか、あなたの側の弱い部分が受け入れてしまうことを後押ししているということです。

それらは、けっして客観的でも、公平でもない判断に基づいた偏った判断であることが多いのです。

さて、何が起きているかの説明が長くなってしまいましたが、それではどうすれば間違った判断を下さないでいられるのでしょう?

それが今回の本題です。

一言でいえば、「必ず自分で考えた上で判断を下す」ということです。

「自分で考える?いつだってそうしているよ!」と言いたくなるかもしれません。

考えてはいますが、それは制約だらけの中で考えているのです。

どんな制約かといえば、それはあなたが依存している考えに、反しない範囲でしか考えられないということです。

たとえば、たまたまうまく運んで何かをやり遂げられると、これこそが正しいやり方だと信じてしまいます。

だって、現実にうまくいったんだから、何を疑う必要があるだろう?と思うのは自然な成り行きです。

しかし、いったんそれに依存して、どんな場合も「これが当てはまる」と考えだせば、柔軟な考え方は次第に失われていきます。

柔軟な考え方とは、いろいろな選択肢を、絞ってしまわないで、一つ一つ当てはめてみることで得られる場合が多いわけです。

しかし、毎回面倒な手続きを通るのはだんだん面倒になってきます。
それくらいなら、充分実績があるからこれ信じようと思うほうが楽になってくる。

これがプラス由来の思い込みです。

それとは逆に、マイナスから生じる思い込みもあります。

なにか痛い経験をして、必要以上にそれを恐れるようになれば、だんだん無意識にそれが絡んでくる道筋は避けるようになります。

こうしてマイナス由来の通り道が出来上がってくるわけです。

「必ず自分で考えた上で判断を下す」ということをやりたい。
しかし、その自分の考えも決して公平でも、柔軟さも失っているわけです。

そんな八方ふさがりなことを言われて、一体どうすればいいというのか、いい加減しびれが切れてきたかもしれません。

それは、ここで起こってきた考え方を見直しましょうということです。

「いい加減にしてくれ、どうしろっていうんだ!答えを教えてくれ!」と言いたくなるのをやめてみましょう。

「八方ふさがりだ。大変なことになった」といって、答えが出ないことを恐れないことです。

実は他人の批判にすぐダメージを受けてしまうのは、選択肢の少ない考え方、柔軟性のない判断の下し方をしているからです。

選択肢が少ないほど、間違った判断をしがちです。
柔軟性を失っているほど、簡単に結論を下してしまいます。

結論が容易に出ない問題であるほど、そのまま判断を下さないでいるという能力が必要なのです。

保留にしておくこと、曖昧なままでいることに耐えられる力をつけるほど、状況や他人の意見に左右されにくくなります。

逆にその耐性が弱まっているほど、早まった判断を下してしまいます。

失敗した経験を思い出してみてください。

そのほとんどが、もう我慢できないといって、充分な判断基準のないまま片方を信じてしまったことで起こっていないでしょうか?

そして、そこに対人関係が加わり、影響を与える人があなたの柔軟な判断を阻害する人であるほど、間違った判断が起こりやすくなります。

「これこそが自分らしさだから譲れない」ろいう判断と、
「答えが出ないから何かを信じたいと思って片方を信じてしまった判断」とでは、混同しがちですが、大きな違いがあるのです。

自分で考えるとは、前者を見分ける力であり、後者に対して保留のままにしておける能力なのです。

ここまで読んでこられて、期待されていたほど、明確で簡単な答えには見えないかもしれません。

色々書きましたが、この一つのことだけでも覚えておいて、実行してみてください。

それは、

「あいまいなままにしておける耐性を磨くこと」

です。

これが正しい判断能力を高める役に立ってくれます。

そして、現実の場面でも、簡単に他人のことばで傷つかなくなっている自分に気がつくでしょう。

「はっきりしてよ!」という脅しに乗らないこと。

判断がつけられないことは、結論は出せないと勇気を持って言えるようにしましょう。

その時、優柔不断にならずに、「答えは出せない」とはっきり答えればいいだけです。

今の時点では答えられないと判断することは、放棄することとは全く異なります。

セールスマンは商談をまとめようと働きかけますが、それとは全く逆のことをするのです。

いや~なお客さんになりましょう。

そうすれば、意に反したものを買わなくても済みます。

答えられないのに「自信を持って」というのは、ことば的におかしな表現かもしれませんが、「いまは答えられない」というのは立派な回答ではありませんか?


長くなりすぎたので、このあたりで終わりにします。

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