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何も私には、わからないのだ。

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しばらくぶりに老子の話をしましょう。

いろんな常識に囚われていると、それを理解することはとても大変です
だから、「老子は難解だ」と言われます。

しかしそれは、老子の言葉を信じたくないという抵抗に過ぎません。

あなたが余計なものをいっぱい抱え込んでいるほど、それを理解することには抵抗を感じます。

誰かが「何を言っているのかわからない」とつぶやく時、その多くは、そんなことを信じたら、自分が築きあげてきた世界が崩壊してしまう、だから信じる訳にはいかないと言っているのです。

余計なものを捨て去る時、そして身軽になれた時、老子の言葉は素直に自分お中に溶けこんできます。

それは実に単純な話です。
単純すぎて、信じたくないだけです。

「道の道とすべきは常の道に非ず。名の名とすべくは常の名に非ず。」

これが第一章の冒頭です。

「道」というのは、全てを生み出す原理や源泉であり、それがすべてのことを生じさせているもので、仮にそれを「道」と名づけました。

そして、この「道」とは、これが道だよと説明できるようなものではない。そんなふうに説明がつくのは本当の道ではなくて、誰かが創りだした説明にすぎない。

また、どんな説明でも言葉を使って説明するわけだけれど、そもそも言葉、つまり名前をつけること自体、説明のために用いる一時的な便宜にすぎない。

だから名前がついたからって、それがいつでも通用するようなものではないのだ。

というようなことをここで言っているわけです。

一言で言えば、「道」とは私たちに説明できるものではないと断言しておくわけです。

このことから、『何も私には、わからないのだ。』と認識できれば、それで全てです。

老子を読めば読むほど、全てはここに集約されているのだという認識が強くなっていきます。

『何も私には、わからないのだ。』
これさえ忘れなければ、あなたはたった今から、すべての不安から解放されます。

すべての縛りは、仮の名にとらわれてしまうことから生じているのです。

突き詰めて、ここまで考えつけばそれで終わりなのですが、それでは終われないのが、人間性というものです。

だから、老子ですら、この後に80もの章を続けなければならなかったのです。

『何も私には、わからないのだ。』

ここから出発する限り、あなたは悩まなくてもいい。
悩んだら、ここに戻ってくればいいだけです。

あなたの悩みは、わかったつもりになるから生じるのです。

◆「誰かのことが許せないのです」

許せないでいあるあなたは、どれだけのことがわかっているのでしょう。

あなた自身、自分の確信が、実は間違っていた経験を何度もしているのではないですか?

そうでなければ、あなたは道に迷うことなど一度もなかったし、一切悩むこともなかったでしょう。

許せないでいるあなたのことを、別の誰かは咎めないで許してくれているでしょう。
その人は、人を裁くことなど出来ないことを知っているからです。

私自身何もわかっていないのだから、いちいち咎めることはない。
だから、わたしも、絶えず咎められることを気にして生きていかなくてもいいと、気がついたのだから。

誰かを咎めれば、たちまち、また怯えながら生きていく生活に逆戻りする。そんなことはしたくない。

◆「私はいつも昨日より向上し続けていないとならない。なのにちっとも良くならない。」

あなたはだれと、あるいは何と比較して悩んでいるのでしょう?

比較することをおぼえたのは、あなたがそう教えこまれたからです。

「昨日より良くなる???」そんなことが、だれに判定できるのでしょうか?

あなたも、あの人もこの人も、そんな判断はできません。

そもそも、変化とは、良くなることも悪くなることも、両方含んでいるのです。

「向上」とは、ひとつの基準で測った見方にすぎない。

あなたは、良くも悪くもなるだろうし、別の見方をすれば、同じことが悪くも良くもなっているのです。

どちらも正解なのです。
どうせ、『何も私には、わからないのだ。』

☆~⌒☆

しかし、そんな相対的な世界に生きていれば、いつ喜んでいいいのか、いつ悲しむべきなのかもわからない。

それで、何の楽しみもないじゃないですか?

そんなことはありません。

なぜだかわからないけれど、楽しくなって来た。
なぜだかわからないけれど、悲しくなって来た。

どうせ、あなたがわかっているつもりの根拠と言うのも相対的であったり、一定期間だけ有効なものでしかないのです。

ことばに振り回されることは、無意識に起こります。
自分ではそんなつもりはなくても、気がつくと前提を作り上げて判断を下しているのです。

たとえば、ドラマなどを見ていて、ふと気がつくと、事件の推移にハラハラさせられている自分に気がつくことがありませんか?

現実には、あなたはドラマで起きている事態に巻き込まれたわけではありません。
うまく出来た脚本なら、あなたは現実に起きていることのようにその中に巻き込まれてしまいます。

その時起きる感情の変化や、身体の変化は、本物と変わりません。
これが起きたのは、すべてはことばがあなたの中で現実と変わらない現象を引き起こしたわけです。

それも強要されたわけでなく、あなた自身が望んでその中に入り込んでいったのです。気づかずに無意識のうちにです。


あなたが「名」にこだわらなくなればなるほど、そのような判定をしたがる自分もいなくなるでしょう。

そして、自分の中に元々備わった、「道」の働きがあなたを導いてくれます。

それは、あなたが疑いを捨てて、委ねることができるほど、本来の正確さを示して働いてくれるでしょう。

あなたは、それの邪魔をしなければいいだけです。

どうせ、『何も私には、わからないのだ。』と思っているだけでいいのです。

考えずにいられないというなら、あなたは何かの前提を作り上げていて、それを守りたいと無意識に思っているのかもしれません。

それを探してみることです。
それがなければ、なにもあなたを縛ってはいないのです。


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