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「お願いすること」と「承認されること」

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私たちは、どんな人でも他人に何かをお願いしたり、それを受け入れてもらうことを求めています。
「私はそんなことは気にしていない」という人も、あるいは人嫌いや対人恐怖のある人でも、基本的に他人からの承認を求めているのです。

ところで、ここで混同してしまいがちな点を、ひとつはっきりしておきたいと思います。
それは、表面的に他人に要求を出しそれに対してイエスを獲得することと、心の底から相手に承認されていると感じられることの違いです。

私たちが対人関係の中で本質的に求め続けている承認とは、「私」の基本的な欲求を無条件に受け入れてくれる人の存在です。
その元型は、母親が赤ちゃんを気にかけ、無条件に面倒を見たくなる関係であり、赤ちゃんが欲求を表現したことへの反応だけでなく、母親の側からも面倒を見たくなる欲望があるような関係です。

つまり、大人が他人に要求を出して、それにイエスをもらうこと自体は、表面的な利害関係の中でも叶えられますが、相手から無条件の承認を得られたという満足感が得られるかどうかは、別の問題なのです。

子供の頃から、そのような無条件の承認を得られる関係の存在を受け入れている人なら、一時的に自分を拒絶する人に出会っても、「私あの人嫌い、苦手」といって済ましてしまえます。

しかし基本的に、無条件の承認の存在を信じられないようになってしまった人は大変です。
常に承認の欲求が満たされることを望んでいますが、一方でそれは叶えられないものだと思っている自分がいて、さらには承認されないことを実証するかのような行動をとったりします。

つまり、まず近くにいる人にお願いを出して見る。
相手が自然に反応するなら、その余裕があればイエスというし、他のことが気にかかっていたり、忙しかったりすれば、とりあえずノーと言うかもしれません。

先ほどの人は、それに対して要求が叶えられることは有って当然だくらいに振舞い、イエスの方は受け流しますが、ノーと言われたことの方にばかり必要に反応します。
「やっぱり断られたわ。いつもこうなんだから。」と思ってしまうのです。

つまり根本では自分が無条件に承認されることを信じられないでいて、たえず誰かに「お願い」を繰り返しながら、それが受け入れられなかった時の不満を蓄積するという不自然な行動パターンをとってしまうのです。

たとえば、やたらと要求を出すけれど、言った途端に結果を聞かずに、そっぽを向いて他のことをやりはじめる。
表面的にイエスかノーかなどどちらでもいいように振る舞うのですが、実は承認されるかどうかが気になってしょうがないのです。

そして、最初からノーという返事を期待しているかのように、見えることもあります。
ちょっとした拒絶の声を感じた途端に、「ほら、やっぱり」と口に出してしまいます。

あるいは逆に、拒絶を恐れるあまり、自分には他人への欲求などないかのように振舞ったり、「自分は自分だから、他人がどうしようが私には関係ない」ことを必要以上に強調してみたりします。

表面的にどのように自分のことを説明しているかではなく、基本的に他人からの無条件の承認を信じられているかどうかが問題なのです。

残念ながらそれに疑いを持ってしまった人は、まずはそのような自分の基本的な承認の欲求があることを認めたり、表面的でない他人との関係が必要なものであることを受け入れる必要があるのですが、そこまでいく一歩がなかなか難しい。

つい承認されないゲームに走って、そのたびに認めてくれない他人への恨みを蓄積してしまいます。
ですから普段は無関心、無干渉を装っていながら、不満が溜まって耐えられなくなると、突然爆発してしまうのです。
あるいは、爆発させないタイプは、人嫌いや対人恐怖を強化してしまいます。

日本人には、直接的に要求を出すことを躊躇したり、良くないことだと思うような文化的な背景があるのは確かでしょう。
自分を主張することをよしとし、それを表現できることを能力と認める西欧的な文化を単純に受け入れることに抵抗があります。

だからといって、アサーティブ・トレーニング(自己表現の訓練)のようなことを自分に課してみることは、単純にプラスかマイナスかは言えません。

要求を表現してみる練習は、それへの抵抗を減らし、自然にできるようになれば、それだけ対人関係の機会を増やすという意味で、自分の奥に潜む欲求の存在に気がつく機会を増やしてプラスになるかもしれません。

しかし、表面的な表現ばかりに気を取られて、ゲームのような対人関係を強化してしまうようではマイナスに働いてしまうでしょう。

どのような人でも、時には自分が承認されることへの疑いをいだいてしまうでしょう。問題は他人の言葉や反応の仕方にあるのではなく、自分の側の受け入れを許容できない部分にあると知れば解決は見てきます。そしてそのような疑いからくる、拒絶の苦痛を必要以上に避けてしまうためのカモフラージュに気づくことです。

また自己受容できている人にとっては、不可解にも見える反応ですが、それが表面的な言葉とは裏腹に、他人からの承認への必死の懇願からくるものであり、不器用にしかそれを表現できない故の行動であることを承知することは役に立つでしょう。

「わたしはわたし。あなたはあなた。」を本当に受け入れるには、まずは自分の根源的な欲求の存在に気づくことが必要です。
そしてその欲求を認められるからこそ、拒絶された時の痛みもわかるし、さらには、はじめて他人の痛みにも気がつける関係が出来上がるのです。



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